AP渋谷で行われました。『NHK技術講習会』に参加しました。申し込みFAX直ぐに入れましたが、
定員（30名）に成り、急遽午後の部を設けてくれたそうです。ですので、午後に参加しました。
写真、黄色の減衰器で電波を悪くして、症状の確認と測定器による数値記入、画面確認作業
などを行いました。
初めは、数値が良い状態での測定でした。マスプロのLCV2（測定器）を使用しました。
当店所有のLCN2Aは、ちょっと時代遅れなのかもしれませんが、じゅぶん活躍しています。
以下、講習会資料より
C/N 比｛Carrier：信号とNoiseノイズ（雑音）の比に成ります。数値が大きいほど良い事に成ります。｝
推奨：25ｄB以上
主な目的：信号品質の余裕度の把握
BER（ビット誤り率：Bit Error Rate） BER＝誤りビット数÷伝送ビットに成ります。
2×10-4乗 以下の数値が求められます。一番良いのはBER＝0.00表示
（最近のTVは、回路技術が良いのでこの数値より悪い値（-3乗）でも受信可能な場合が多いです。）
居間のテレビで、千葉放送が入らない、子供部屋ではOKなのに何とか出来ないか？
アンテナ1本での受信は、難しい場合が多いです。現在、東京タワー方向に向いています。
小岩地区ですと、千葉放送は、アンテナ受信の指向性のパターンから外れていますので、
受信レベルが低くなります。必ず映る事が求められる場合は、アンテナを千葉放送用にもう1本
追加させて頂き、U+U混合器を使用します。
MER（Modulation Error Ratio：変調誤差比）マーと読んでいます。
写真は結構悪い状態を表しています。マスのなかで、点がばらついています。
受信状態が良いと64マスの中心部分に点が集中します。
左下のMER22.4ｄBと出ています。（受信できるが余裕度の少ない状態：19ｄB以下では受信不可
：最近のテレビは、良く成っていますので言い切りは出来ませんが）
25ｄB以上が欲しい所です。
マスプロの測定器以外でも一般的に弱電界では、正確な数値を出せない物が多いので、
ブースター（増幅器）で利得確保してから測定する様にする方が結果、正確な判断が出来る様です。
測定器にチューナー内蔵されています。（B-CASカードを入れる必要が有ります）
皆さまのお使いのTVには、メニューにアンテナ受信レベル表示機能が有りますが、この測定器の
様な、正確な電波状態を測定出来るものではありません。
メーカーにより数値も違いますし、参考程度にお考えください。
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