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09月14日 おはぎのささやき!

2015年09月15日 | おはぎのささやき

【閲覧歓迎】 本当は 怖い? おはぎとぼたもち の物語!

むかし むかし あるところに おじいさんと おばあさんが 住んでいました。

ある日のこと、道に迷ったという尼さんが「一晩泊めてもらえませんか?」と訪ねてきました。

老夫婦は「さあどうぞ、大した物はございませんが、ゆっくり休んでください」

と、温かい晩御飯を作ってもてなしました。

その夜おそく、尼さんがふと目を覚ますと、老夫婦のヒソヒソ話が聞こえてきました。

『明日はどうしますか?」

「たまの客人だ、半殺しにしようか?」

「いいえ、半殺しよりも皆殺しの方がいいのでは?」

「そうするか」

このやり取りを聞いた尼さんは、怖くなって着の身着のままで逃げ出しました。

翌朝、老夫婦は尼さんが居ないのに気付くと「あーあ、せっかく美味しい”皆殺し”を作ろうと思っていたのに」

とがっかりしました。この地方では、ぼたもちを ”半殺し” おはぎを ”皆殺し” といっていました。

勘違いした尼さんは、この地方の名物 ”皆殺し=おはぎ” を食べることが出来ませんでした。おわり

このような民話は、全国各地の昔話を集めた資料や、落語にもよく出てくるそうです。





地方によって”おはぎ”や”ぼたもち”の形、名称が違うそうです。

お餅のように米の形が残らないように潰したのを本殺し、または皆殺し。米の形が残るようにしたのを半殺し。

粒餡は半殺し、漉し餡は皆殺し。ぼたもちは半殺し、おはぎは皆殺しなど。

デイリー おはぎ 紙が更新されました!https://paper.li/hagitatami/1297565099



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