~先天性心疾患(単心室症,無脾症etc.)×凸凹発達障害~らんまりのラクガキ。。。

minority界隈でぶっ放す勿怪の幸い
旺ちゃんの笑顔は闇夜の提灯σ
無明長夜の浮き世を照らせ✽

究極。

2013-11-24 | 旺ちゃん(^з^)-☆

最近髪の毛がボサッっていたから

整えてもらうために美容院に行ってきた。

 

美容師さんは2人の娘さんのパパで

子どもの話で盛り上がった。

 

娘さんは中学生と高校生で

最近年頃だからパパと一緒に写真を撮ってくれないとか

携帯のアイコンの写真が可愛いとか

異性だから特別可愛いとか

よーするにノロケ(≧∇≦)

超わかるって更に盛り上がって☆

 

美容師さん(以下:美容師):「親が子どもにあげる初めてのプレゼントって

なんだと思う?」

って質問してきたから

私(以下:ママン)「命」

って答えたら

美容師:「名前だよ。

1歳のお祝いでもなくて初めてのプレゼントは名前。

まー究極言えば命だけどさー!」

ママン:「なるほどー。そーですかー。」

美容師:「素敵じゃない?名前って。」

ママン:「はい素敵です!」

美容師:「絶対思ってないやろ~。

俺いい事言ったと思ったんだけどな~。」

 

本当に素敵な話だとは思った。

ただちょっとだけピンとこなかったというか厚みを感じとれなかった。

話す相手が悪かったなおにーさん(≧∇≦)

 

これが1年前の私なら反撃してただろうなって思ったりした(^^;;

 

 

 

もちろん旺ちゃんの名前もいっぱい考えてつけたけど

命あっての名前であって

そして願がけにも似た命名だった。

 

 

やっぱり健康に産んであげれたことは

最大のプレゼントだと思うんだ。

 

不思議なもので

自分のことは『健康に産んであげれなかった』って

責めたりすることもあるくせに

病気を持って生まれてきたほかの子のママやパパを

ダメだなんて思ったことは無い。

 

ただ何処かで

健康に産んであげれたママやパパはすごいっていうか

私にとっては憧れであり羨ましくもある。

 

そしてこれからもずっと

『憧れの存在』であり続けてほしいと願っている。

 

 

自分の子どもが病気であろうとなかろうと

親というものは

子どもから与えてもらうことが多い。

 

旺ちゃんが心臓病だったから

私は特にそう感じる。

 

旺ちゃんからは『プレゼント』をもらってばっかりで

『してあげれない』という気持ちのほうが大きかったりする。

『与える』という感覚はあまりなく

だからきっと

『初めてのプレゼントは名前』

という答えはどこか的はずれな気がしたんだと思う。

 

おなかの中では安全だが

生まれてきたら心臓が動かないかもしれない

息ができないかもしれない

と言われながらの出産だったから

『産んだ』のではなく

『生まれてきてくれた』

『心臓が動いてくれた』

と思わずにはいられない。

 

手術にしてもそう。

手術室から出てこれないかもしれない

でも手術をしなければ命がない

決断してください

覚悟をしてください

 …

 

そんな中で

『乗り越えてくれた』

『笑ってくれた』

 

 

これは私が特別であるわけでもなんでもなくて

健康な子どもを産んだ母親であっても

同じだろう。

 

男と女の違いもあるのかなぁ~なんて

思いながら美容師さんの話を聞いていた。

 

あえて旺ちゃんの病気の話はしなかった。

実は時々病院の中でも

知り合ったママにさえ旺ちゃんの病状を詳しくは話さないときがある。

気を使わせてしまうだけになることがあるから。

 

特に病気に関して何も知らない人に対してだと

いきなり病気の話をされてもわからないだろうし

私は全く平気な話でも変に気を使わせてしまうかもしれないから。

「大変ですね」って言わせるのも心苦しいし

私の『めっちゃ可愛くて頑張り屋なんです』という言葉が

妙に痛々しく聞こえるかもしれない。


楽しい時間にわざわざ水を差すことはない。

笑ってやり過ごすことがお互いのためだったりする。

 

子どもが可愛いという点に関しては全く同じなんだから

それでいいと思い旺ちゃん自慢をしたい気持ちを抑えた。

 

心の中で

『初めてのプレゼントは名前なんかじゃないよ。

命だよ。

あなたは自分の子どもに名前なんかよりずっと

最高のプレゼントを渡したんだよ。』

と思いながら。

 

 

病院に帰ってパパに同じ質問をすると迷うことなく

「命やろ。」って。

よかった!

上から目線で申し訳ないけど旺ちゃんのパパだ!

 

 

『究極』 かぁ~。

私たちにとっては『命』は究極でもなんでもない。

私たちだけじゃない。

本当はみんなにとってかけがえのないもの。

気づいてないだけ。

当たり前だと思って見過ごしてしまっているだけ。

 

つい見落としてしまいそうになるものを

旺ちゃんはいつも教えてくれる。

 


『究極』と呼ばれる場所に

私たちはいつも隣り合わせにいる分

大切なものがほかの人より少しだけよく見える場所にいる。

 

それもこれも全ては旺ちゃんのおかげだな。


もしも旺ちゃんが病気を持って生まれてなかったら

私はあの美容師さんなんか目じゃないくらいのドヤ顔で

『初めてのプレゼントは名前だよ!』 って言ってたわ!



悪さばっかりする病気に感謝なんかしてあげたくないけど

見落としてしまいそうになるものを

見落とさないでいられるようになったのは病気のおかげ。

 

調子に乗られたら困るから病気を褒めるのはこの事に関してだけ!

 

 

年頃になると一緒に写真撮ってくれなくなるのか。

そーかそれは寂しいな(-。-;

 

よし今なら強制的に撮れる!

旺ちゃん一緒に写真撮ってくれるかな!?


いいとも~♪

(≧∇≦) 

 

 

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (マナママ)
2013-11-24 09:42:57
命がプレゼントだょ☆健康な命はあげられなかったけど、今を強く生きる命はプレゼントできた気がする(><@)

旺ちゃん、ママとのツーショットなにか言いたげやね~☆『お~い!スッピンだょママ!』かな(笑)
返信する
Unknown (マナママ)
2013-11-24 09:43:22
命がプレゼントだょ☆健康な命はあげられなかったけど、今を強く生きる命はプレゼントできた気がする(><@)

旺ちゃん、ママとのツーショットなにか言いたげやね~☆『お~い!スッピンだょママ!』かな(笑)
返信する
命かぁー (善母)
2013-11-24 23:52:34
わたしも考えてみたけど、思いつかなかったわー。命はなんか私には重い(笑)コウノトリがはこんできたことにしたい。
だけど確かに、健康に産んであげられなくてはわたしもかなりおもった。責めちゃうよねー、自分。
けど、ママがいうように、病気のおかげでいろいろ教わるものあるし、今はだいぶ思わなくなった。
なんだろー。旦那は名前と言うた。よく聞く話だよね?ってさ。クイズかい!て。
私は名前考えてないし。
愛かな(笑)普通?プレゼントね…。
あげてないかも…。確かにもらったもののほうが多い気する!
返信する
マナママへ。 (らんまりママン)
2013-11-25 00:32:41
今を強く生きる命。
本当だね。
これからもたくさんプレゼントできたらいいね!
返信する
善母さんへ。 (らんまりママン)
2013-11-25 00:35:26
正解なんて決まっていないよね。
それぞれが思ったことが正解であって間違いなんかじゃないしね。
よく聞く話なんだぁあたし知らなかったよ(≧∇≦)
返信する
Unknown (ひとみ)
2013-11-25 02:11:22
いやいや!!『命』でしょ☆
アタシが言ったら重くなるかもだけど、命しかむしろ出てきませんけど~(*^^*)
もちろん、美容師の答えも間違いではない。
でもそれはさ、『ママのお腹から何の問題もなく生まれた子』しか知らない人の、普通に出した答えなんだよね。きっと、アタシ達もアタシの親も、病気じゃなかったからそう答えるんだろうな~。

でもね、しつこいようだが『アタシは幸せ』だよ☆
きっと絶対、親は自分を責めて責めて泣きまくったはずなんだよね。でも、今こうして皆と出会えたのは生まれて来れたから♪生まれてこれない命もある中で、この世界に出て来れた。しかも頼んでもないのにオマケ付きのプレミア心臓で☆
皆のママとパパだからアタシ達を生めたんだよ!!再強としか言えないわ!!凄い事だと改めて思う!!何かちょーだい神様、笑ッ。

皆を代表して代弁します。
『生んでくれて、ありがとう。』
返信する
Unknown (ももママ)
2013-11-25 08:12:12
うんうん。そうそう。
ママン~、
私の心を書いたのかと思ったよ!
ってくらい同感!
なんだか、胸がスーてしたよ。

私はね、心臓病で産んだことは、一生申し訳ない気持ちは無くせない。
でも、この家族に産まれて良かった。って思ってもらえるようにしたいんだ。



返信する
ひとみちゃん (善母)
2013-11-25 14:11:51
ひとみちゃんありがとうー。
そうそう、生まれたてのときは親の責任とかいろいろ思ってたけど、たぶん、手術やら病気と戦う子供を見て、もう、なんか自分の子っていうよりひとりの人間として見るようになったからかも。うまくいえないけど。
返信する
ひとみちゃんへ。 (らんまりママン)
2013-11-25 18:12:47
あたしも美容師さんの質問に答える時ちょっと躊躇したの、重いかな?って(^^;;
ただのおしゃべりの時間に真面目に答えるのもどうかなって思ったんだけど譲れなかったんだよねーσ(^_^;)
いい美容師さんだったんだよ!
ただありがたみに気づいてないってゆーか自分の凄さに気づいてないなーって思ったの。
健康な子どもが2人!すごいパパだよって思ったんだよね。
病気の子を持つ親が凄くないってわけじゃないんだよ(>_<)
もっと名前考えてつけてあげればよかったって言ってたからね、名前よりもっとすごいものあげてるやんって言いたかったんだけど上から目線だよなーこんなこというのと思って何も言わなかったんだけど心の中ではブログに書いたようなことを思ってたんだ。

神様なんかあげて☆
返信する
ももママへ。 (らんまりママン)
2013-11-25 18:21:57
ありがとう。
そんなふうに言ってもらえて嬉しいな☆

いつもいつも自分を責めてるわけじゃないんだけどやっぱりふと考えちゃうときあるんだー(;_;)
健康に産んであげれてたらこの子はこんなに苦しまなくてよかったのになーってね。

でもそんなことばっかり言ってられないし、本当にももママのいうように
私たちがこの子たちに何か与えることができるのであればこの家族に生まれてよかったなって思ってもらえるような毎日を与えてあげたいよね。
返信する

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