切腹許さず、人気取りで打ち首に…民主内で疑念(読売新聞) - goo ニュース
8/4に経済産業省幹部の更迭が報道された。報道の順序を振り返ると、①首相官邸、②経済産業省の順である。
しかも上記の記事を見ると「発令日にあわせて発表するのが恒例の人事が、事前に公表された」という一面からも、菅首相の"切り捨て人事"だったようである。 私も経済産業省の幹部が辞めるのは、この事態からやむを得ないのかと思うが、辞職しようとしている人たちにそれを許さず、首切りをするようではますます官僚が委縮し、良きフォロワーとして仕える官僚など出てこないだろう。
例が適切でないかもしれないが、時代劇の「暴れん坊将軍」では、クライマックスに悪徳勘定奉行などの黒幕に自分が将軍であることを明かした後、「ことここに至っては、潔くいたせ」と切腹をまず進める。恥を知る者には、最低限の敬意を払うということだと思う。まあ、TVでは、悪徳奉行がしぶとく「上様の名を騙る痴れ者じゃ。者共切って捨てい」とじたばたするので、最後にお庭番によって「成敗」されるのがセオリーではあるが…。
せめて、一国の首相たるものは、その座にしがみつく者なら更迭ということもあろうが、自分の去就が取りざたされていて、それをさて置いて部下自らが身を引こうとしているところに追い打ちをかけるようでは筋が通っていない。節操がない人に人はついてこないだろう。
なでしこジャパンへの国民栄誉賞の授与など、明るい話題を作ったり、人心を掌握するつもりの一手が却って、自分の首を絞めるんじゃないだろうか。
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