Flour of Life

煩悩のおもむくままな日々を、だらだらと綴っております。

「デート ~恋とはどんなものかしら~」第8話。

2015-03-09 23:47:45 | テレビ・ドラマ


今日は朝からぐずついた天気で気分も下々(上々の逆の意)だったのですが、家に帰ってご飯を食べて明日の朝食用のマフィンを焼いてお風呂に入って、楽しみにしていた月9の「デート ~恋とはどんなものかしら~」の第8話を見るころには、機嫌がよろしくなっていました。とはいえ、見終わってしまったらまた来週の月曜9時までまたテンションが下がってしまうのですが…このドラマが終わったら私どうなるのかしら。

しかし、ドラマ前半はにやにや笑いながら見ていたのですが、後半はなんとも切ない展開に思わずうるうる…。このドラマって、笑う場面と泣かせる場面と、どちらも強力なんですよねぇ。今週は特に。

先週ラストの依子・鷲尾・巧の三すくみは、鷲尾の告白を依子が拒絶したことであっさり終了。依子は巧に「本当は恋がしたいんじゃないか」と言われて動揺してましたが、完璧主義の依子には、恋みたいな数式で答えをはじき出せないものを扱うのは無理難題なのでしょう。自分には「心がない」って思い込んじゃってるみたいだから、そんな自分が恋なんてできるわけがないと思っているのかもしれません。うんうん。

そんな心の揺れを押し隠して、依子は巧との結納を決行。当日は奇しくもバレンタインデー。ラブラブだった依子の両親は、バレンタインデーにはお互いにチョコを食べさせあってましたが、当時小学生だった依子にはチョコレートをあげたくなる相手は皆無でした。あげたくなる人がいなかったら、無理にあげなくていいんだけどね。それこそチョコレート業界の陰謀に乗せられてます。かくいう私は、市販品だろうが手作りだろうが、バレンタインにチョコレートをあげていいことがあった試しがありません。今年も記録を更新しました。どうだまいったか、おい。

巧と依子の結納は、お互いの父親が口上を上手く言えなくてやりなおしたり巧の母親が噴き出したり、依子の父親が亡き妻の幽霊(?)としゃべり出したり、巧の父親が息子と同じくスティーブ・マックイーンの映画ネタで依子の父親をひきつらせたりといろいろありましたが、最終的には上手くいきました。この時点では、ええ、この時点では。

結納の後の食事会で、足りなくなったビールを買いに中座した依子は、その昔母親の小夜子がバレンタイン用のチョコレートを買っていたお店の前を通りかかります。たまたま通りかかったというより、無意識に足が向いたのかもしれません。そこでつい買ってしまったチョコレートを、帰ろうとする巧に声をかけ、渡そうとするものの…できず。どうしてでしょう。巧に「お菓子業界の陰謀に乗せられやがって」と拒絶されるのが怖かったのでしょうか。恋や愛ではなく、理念で結ばれた結婚をするのに、バレンタインにチョコなんて渡すのはおかしい、と思ったんでしょうか。傷つきたくなくておびえる依子の気持ちはわかるけど、素直にチョコレートを渡したり気持ちを伝えないことで、依子は巧を傷つけています。現実の男性だったら、女性にこんな態度とられた日にゃ「あーこの女めんどくせー」でポイなんでしょうが、なんせ巧はニートもとい高等遊民、夢見る35歳です。依子と同じくらい素直じゃないです。川べりで1人チョコレートを食べながら涙する乙女がいたら、その手からチョコをとりあげて自分の口に入れるなり相手の口にねじ込むなりすればいいのに、チョコをしまって「君にはもっとふさわしい人がいる」はないでしょー。いや、イケメンで定職についてて親世代にも受けがいい鷲尾と、35歳でニートの自分を“恋人にしたいのはどちらか”という基準で比べたら、自分を選んでもらえるなんて自信はどこからもわいてこないだろうけど。だからこそ、“愛情ではなく理念で結ばれているから、自分のほうが結婚相手としてふさわしい”とうそぶくことができたんでしょうし。

今週のラスト、依子は鷲尾のもとへ行き、巧の帰りを佳織が待っていましたが、残り2話もあるんだからこのままで終わるわけがありません。来週の予告では、依子が鷲尾と付き合ってさなぎから蝶へと変身してましたが、その急展開のイージーさが却って嘘っぽいというかそんな簡単に行くわけないだろうという怪しさを醸し出しているので、来週も油断できません。

ところで佳織と巧がくっついたら、お互い無職なんじゃないかという気がするのですがどうなんでしょう。絵画教室を佳織が引き継いだとしても、そう収入があるとは思えない…。


ここまで書くのを忘れてましたが、今週は宗太郎が実は嫁に逃げられてて、子供のころから巧にコンプレックスを抱いていて、巧のことが好きな妹の香りを不憫に思っていたことが判明しました。今まで宗太郎の嫁が一度も出てこないので、多分夫婦仲は上手くいってないんだろうなと気付いてましたが、まさか離婚の危機に陥ってたんですね。そして妹の恋心に気づかず、ほかの女と結婚しようとする巧に不満を持っていたとは。やたら鷲尾を焚きつけるのは佳織のためなんだろうなーと薄々気づいていたものの、まさかその件について号泣しながら告白するとは。いい奴だけど、ちょっとシスコンだとも思います。藪下家と谷口家はそれぞれ親離れと子離れの問題を抱えてますが、宗太郎と佳織もまた、妹離れ兄離れができてないのかも。宗太郎の嫁が出ていったのも、その辺が関係してたりして。

何はともあれ、来週は杏ちゃんのウェディングドレス姿が見られます。予告で依子は「ウェディングドレスが着たくない女性はいません」みたいなことを言ってましたが、世の中の女性はそうなんでしょうかね…私は正直、どっちでもいいと思っていたらこの歳になってしまいました。ウェディングドレスを着ることへの興味よりも、それを着て写真を撮られることを想像したときの恐怖のほうが大きいから、というのもありますが…。


まあとにかく、巧がんばれ~来週も見るからな~。

コメントを投稿