Flour of Life

煩悩のおもむくままな日々を、だらだらと綴っております。

中村光「聖☆おにいさん」第11巻

2015-04-22 20:34:01 | 読書感想文(コミック)


みなさんこんにちは。
先日、事故の時にできた頭の傷のかさぶたがとれたので傷のあった場所を触ったら、医療用ホッチキスで縫ったときの針がまだ残っていることに気づき、あわてて隣町のクリニックで取ってもらったもちきちです。入院していた時、担当医の先生に全部取ってもらったはずなんですけどねぇ。かさぶたに隠れてたのかな。針は2つ残っていて、1つは簡単に取れましたがもう1つは結構皮膚に食い込んでて、取るとき痛かったです。あひゃー。

さて、入院生活を振り返る心温まるエピソードの後は、入院中に読みたかった「聖☆おにいさん」最新刊の感想です。

最新刊の11巻が出たのは今年の2月ですが、うっかりさんの私はそれに気づいておりませんでした。入院中、病室のベッドの上でスマホをいじくってて、自分のブログの検索ワードの上位に「聖おにいさん 最新刊」というのがきてるのを見るまでは。

で、「聖☆おにいさん」の最新刊が出てることを知ってからは、早く読みたいぜひ読みたいと思いつつも書店に買いに行くことができず、まんじりと日々を過ごしておりました。そして晴れて退院。ようやく買って読むことができました。さあ、11巻のブッダとイエスはどんなことをして私を笑かしてくれるのかな?と期待しながら。

…が、残念なことに、入院中に「きっと面白いはず、すごく笑えるはず!」と勝手にハードルを上げ過ぎたせいで、私は11巻をあまり楽しむことができませんでした。大天使たちとか梵天さんとか私のお気にりキャラの出番が少なかったせいもありますが、何より私には第80話に出てくる「イングレス」の意味が分からなくて内容が理解できず、ただひたすら「こ、これがジェネレーションギャップというものか…」と打ちのめされるだけだったのが大きかったです。あと、ブッダとイエスが夜店で救ったもとい掬った金魚に手足が生えてる絵が、生理的に無理でした。カエルに変態途中のおたまじゃくしだと思えばいいのかもしれませんが、私はカエルが大の苦手なので…(小学生の時、教室の水槽に男子が入れたカエルが死んだとき、「学級委員だから」という理由で死骸を捨てる役をやらされたのがトラウマになっている)。

面白かったのは、ノアの方舟を作ったノアさんが、動物たちをもふもふしたいがために下界に頻繁に来ている、という回。ムツゴロウさんと手塚治虫大先生ネタは、今年バカボンパパと同い年になる私でもわかるので。あとブッダが「鹿の王」だったころの話をするのを見て、某本屋大賞1位の小説を思い出しました。意識してのネタだったんでしょうか。おかげで本屋大賞1位の本を読みたくはなったものの、素直に小説を楽しむことができるか不安になりました。

後は、「きのこの山」派と「たけのこの里」派の争いが、いつもは仲良しのブッダとイエスの間にも起きてしまったのが笑えました。ちなみに私は「きのこの山」派です。チョコをたくさん食べたいときは「たけのこの里」だけど。小枝は…正直あんまり。

まあ、いろいろ書きましたが11巻は11巻で面白かったです。12巻が出るのはまだまだ先でしょうが、次は万全な体調でハードルを上げ過ぎずに発売されたらなるべく早めに買って読むようにします。はい。



コメントを投稿