入院中に見たドラマ

退院から1週間たち、今週の火曜日に職場復帰しました。といっても怪我する前の職場ではなく、4月から異動になった新しい職場です。
今度の職場は前のところよりも自宅に近くて、徒歩通勤できるのでちょっと安心です。さすがにまだ自動車通勤できるほどリカバリーできていないので。
新しい職場はみなさん親切で、いろいろと気遣っていただいて恐縮ですが、とても快適です。早く仕事を覚えられるよう頑張ります。

さて、職場復帰して落ち着いてきたところで、半月以上の入院生活を振り返る余裕が出てきました。
振り返ると言っても入院生活でやっていたことはせいぜい

・出された食事を食べる。（最初の数日は半分くらいしか食べられなかったけど、その後は毎回完食）

・病室を売店を往復する。

・テレビを見る。

くらいです。あ、あとリハビリと診察と手術がありましたが。

この3つの中でも1日の生活の大部分を占めていたのが、「テレビを見る」です。当時はまだ本を読めるほど回復しておらず、趣味の数独も売店に売っておらず、できることといったら病室のテレビを見るくらいでした。しかも、私が病院に担ぎ込まれたのは3月19日。ちょうど、1月期のドラマの最終回ラッシュの時期でした。

なので、それまで欠かさず見ていた連ドラ、「流星ワゴン」と「デート　～恋とはどんなものかしら～」の最終回は病室のテレビで見ました。
どちらも消灯時間を過ぎてからの放送だったので、病室の灯を消してこっそり見たのですが。

見たはずなのですが。

どちらのドラマも、まだ意識がはっきりしてから日が浅かった（自分がけがをして病院にいると理解したのは21日）せいか、せっかく見たのに内容をほとんど覚えていません。
最終回だから頑張って見よう！と思っていたのに、睡魔に負けてしまいました…ううっ。

「デート」の方は、依子と巧がひとつのリンゴをかじりあってキスする場面とかラストの桜を眺める場面とかが記憶に残っているのですが、どんな話の流れでそうなったのかがよく覚えていません。古沢脚本ドラマにふさわしく、面白いセリフの応酬もあっただろうに、それもほとんど記憶にございません。
再放送があれば、必ず録画して見直そうと思います。

そしてもっと覚えてないのが、「流星ワゴン」。意識が戻った翌日の夜だから仕方ないっちゃ仕方ないですが、覚えていたのが
「漁師になった西島秀俊のところに井川遥が来るラストシーン」
だけだったのが、もう…（涙）。西島秀俊は死ぬって言ってたのになんて生きてるの？とか忠さんどうなったの？とかいろいろ気になったので、後日ドラマのネタバレブログを探してチェックして、内容を確認しました。うう。今まで何のために毎回録画して見てたんだ…。

しかし、この二つはまだましなほうです。最終回放送中の20日夜に、病院のベッドの中で体にチューブを付けた状態でぐーすかぴーしてしまっていた「ウロボロス」に比べれば。

しかも、見逃した最終回を誰か録画してないかな～と一縷の望みを抱きつつスマホをいじっていた時に、うっかりYahoo!のニュースで最終回のネタバレを見てしまうというダメ押し付き。最終回の前の回で、橋之助が生田斗真の父親だなんていうとんでもない飛び道具を出しただけでは飽き足らず、それ以上に視聴者をドン引きさせるオチが来るだなんて思ってもみませんでしたわよ。日テレの「○○妻」とかテレ朝の「相棒」とか、今期の連ドラは最終回をひねりすぎです。あんまりやりすぎると腰を痛めますよ。

まあ、オチがわかっていても詳細は気になるので、最終回を録画してある友人に頼んで、見せてもらうことにしたのですが。果たしていったいどんな内容なんだろう…。びくびく。

で、最終回を迎えた連ドラ以外にも、病院でこっそり見ていたドラマがあります。それは「ダウントン・アビー」。「流星ワゴン」最終回の夜は寝オチして見逃したのですが、その翌週からは体力が回復して睡魔に勝てるようになり、見ることができました。メアリーと結婚したマシューがクローリー家の家計が火の車だと知り、なんとか立て直しを図るのだけれど当主のロバートも嫁のメアリーもわかってくれない…もしマシューが発言小町のトピ主だったら、盛り上がること間違いない案件です。

でも、そんな経済的な問題だけでもめるのはまだかわいいほうで、私が退院する前日（4月5日）の夜の回は、もっと悲しくて衝撃的なことが起きました。クローリー家の三女シビルの死です。シビルを幼いころから診てきた地元の主治医よりも、サーの称号を持つ身分の高い、でも初めて会ったばかりでシビルのことをよく知らない医者の見立てを信用したロバート伯爵。結果、シビルは女の子を出産し、一同がやれやれと一安心した後、急に容体が悪化して錯乱状態に陥り、そのまま誰にも別れの言葉を告げることなく亡くなってしまいました。息を引き取るとき、愛する夫がそばにいたことがせめてもの救いでしょうか。

私はまさかこんなことになるとは知らずに見ていたので、突然のシビルの死にはとても驚きましたが、娘を失った悲しみにくれる母コーラの姿を見て、一歩間違えてたら私も私の母マリコにコーラと同じ思いをさせていたのかもしれないと気づき、改めて今回の事故を反省しました。ロバートについては…私の父親がロバートみたいに余計なことをしでかす人じゃなくてよかったな、と（遠い目）。しかしロバート伯爵、自分のどこが良くないのか全然わかってないみたいだったなぁ。これからどうなるんだろ。

いまのところ4月期の連ドラは、私の大好きな多部ちゃん主演の「ドS刑事」しか見ていません。一応「Dr.倫太郎」は録画したのですが未見なので、これからも見るかどうかはまだ未定…「ドS刑事」は気軽に見られそうだし多部ちゃんが主演なので、続けてみようかなと思ってます。あとは土曜日からはじまるピエール瀧の「64」かな。まだ体力が戻ってなくて、夜テレビを見てると睡魔に負けてしまいがちなので、リアルタイムで視聴することはできないんですけどね～オホホ。

…もしかすると、それは体力の問題じゃなくて単なる老化なのかもしれないけどな！はっははー！！