宮城県の小さく綺麗で穏やかな海辺に住む、はげたま(禿頭)おっさんの~ごまめの歯軋り~

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★小出裕章・京大原子炉実験所助教を抜きに語れぬ過酷事故の今後。

2011年06月22日 02時14分26秒 | 女川原発 & 関連

かみさんのホームページ『阿部りつ子の女川町(おながわちょう)便り』

「小出裕章・京都大学原子炉実験所助教」は、現代日本の稀有な偉人である

 20日付けの本ブログ『福島第一原発過酷事故後に見る、いい加減な人々の群れ』の最後に書いた、『尚、京大原子炉実験所の反骨の科学者については、次の稿で書く事にする』を、今夜は実行する。

知る人ぞ知る、『反骨の科学者、小出裕章・助教』である。

肩書きは、『助教』だが、昔風に言えば『助手』である。

 おらは大学の構造を良く知らんが、大学教師の序列を言えば、○×教室の「教授」「助教授」「講師」「助手」の順じゃろか。

であるから、小出先生は現在61歳でありながら、且つ非凡な能力がありながら、幾星霜を薄給ですごしたか。

 もっとも、京都大学だからこそ職を追われなかったのだろうと、常におらは家内に話していたが、ご本人もそれを言っていた。

旧帝大でも東大だったら、とっくの昔に追われていたのであろうことは、想像に難くない。

 そして、同輩などが教授などに出世して良い思いをしているのでは、とのいじわるな質問にも顔色一つ変えず「一度も、後悔したことはない」と断言する先生に、人間とは、『かくあるべし』、と強く思った次第。

 今夜は大幅な手抜きをして、おらの意見とか感想は抜きにして、5月12日、そして6月2日と16日に小出先生が、テレビ朝日の「モーニングバード」で紹介されたVTRを紹介する。

仕事で忙しいサラリーマン諸兄や自営業の方々には、なかなかテレビの前に陣取れない時間帯であるから、おらみたいな自由人(重度身障者)が、その眼の代わりになれれば幸せである。

テレビ朝日「モーニングバード」

 個人的などうでもいい事を書けば、日本テレビの看板アナだった羽鳥さんが、フリーになってテレ朝に出るのは何かしっくり来なく、内容もつまらなく感じてフジテレの小倉氏の顔を見る事も多くなったが、新聞のテレビ番組欄を見てから、視る番組を選択している現状である。

 そして現在、色々なメディアに今、引っ張りだこの小出裕章助教。

国会でも、福島の過酷事故を経て、史上初めて「反原発」の小出先生に意見を求めたのである。

それだけ、原発(プルサーマルも含めて)推進派は、今回の人災で焦りがでたようであるが、民主党はエネルギー政策を変えてはいない。

つまり、まだ推進しようという勢力がいる。

そんな時期だからこそ、小出裕章先生の話しは聴き応えがある。

今夜は、テレビ朝日の番組に絞って紹介することにする。

連続して視聴するのが、厳しいかも知れないけれど、休み休み視て下され。

2011年5月12日 テレビ朝日 モーニングバード 「原発は本当に安いのか?」

2011年6月2日 テレビ朝日 モーニングバード! 小出裕章「原発のウソ」

 2011年6月16日 テレビ朝日 モーニングバード

原発震災:小出裕章:原子炉の現状/残された対応策/故郷...

 さて、最後まで視聴して下さったであろうか。

今の内に手を打たないと、とんでもない事態になると小出先生は警告している。

政府も原子力安全委員会も東電も、小出先生の言葉のひとつ一つに真摯に耳を傾け、実行すべきと、おらは思うが・・・

 尚、21日朝には、高濃度の放射能汚染水処理システムのうち、フランスのアレバ社の技術協力で設置した、放射性物質を薬剤で沈殿させる除染装置のポンプが、汚染水を通す試験中に一時停止した。

米国のキュリオン社の技術協力によるセシウム吸着塔で不具合が相次ぐなど、17日の本格運転開始から5時間で停止していたが、除染装置のトラブルは初めてというが、悪く言えば、博打みたいな賭けをやっているようにしか、おらには見えない。

梅雨に入った現地では、汚染水の水位の上昇が懸念されていて、宮城県のおらは地元感覚で事態の推移を見ているから、心臓に悪いこと夥しいが、高濃度の汚染水が海に流れ出たら、太平洋側(黒潮)の魚が貴方も喰えなくなるかもしれないし、夏の海水浴もおじゃんになる。

つまり、全国民に及ぶ大災厄であることを、我々は覚悟しなければならない可能性があるのであるから、小出先生の声に耳を傾けようではないか。

 


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