宮城県の小さく綺麗で穏やかな海辺に住む、はげたま(禿頭)おっさんの~ごまめの歯軋り~

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★福島原発事故の深層に迫るドイツのドキュメンタリー番組の衝撃!

2012年03月25日 18時30分24秒 | 女川原発 & 関連

【ドイツ公共放送ZDFが報じたドキュメンタリーの一場面】

かみさんのホームページ『阿部りつ子の女川町(おながわちょう)便り』

福島第一原発過酷事故の闇に迫るドイツのドキュメンタリー番組

原発立地自治体だけではない、原発再稼働への恐れ

 あの日(2011.3.11)から一年が過ぎ、私たち女川町を含む被災地の状況は、少しづつ前に進み始めた。

前に書いた瓦礫問題が、ようやく大きく動き出したからである。

と言っても、現状は相変わらず問題山積であり、前途は多難である。 

 その中の大きな一つに、原発の再稼働問題がある。

私たち女川町住民が女川原発の再稼働問題を抱えているように、原発立地自治体住民は原発再稼働の動きに大きな不安を抱いている。

昨年末に政府は福島第一原発過酷事故収束宣言を出し、私たちはそれを耳にはしたが、それを信じている国民は極めて少数派であろう。

そして、この問題に関しての全国民の間に燎原の火の如く広がった原発政策不信は、もう止めようもないはずである。

 何故なら、福島第一原発の忌まわしい過酷事故の全体像は未だに闇の中であり、私たち国民には全く知らされていないのだからである。

その件に関して知っていると思っている方、あるいは、あれほどの事故を起こしたのだから、もう二度と起こさないだろう、と考えている方には、善意の大きな誤りである、と言っておこう。

恐るべき原子力ムラの闇の力と、その御用学者の醜悪さ 

 とはいえ、原子力ムラ(電事連・それに連なる大手の鉄鋼やプラントメーカーなど・政府・政治家・御用学者等々)は、嵐が過ぎ去るのを待って頭を低くしているが、しぶとく復活を目指しているのは間違いなく、その策動は峻烈を極める。

そしてその圧力のすざましさが解るのが、民主党政権の原子力政策のふらつきであり、先の内閣府原子力安全員会なる出鱈目の極みとも言える機関の、その責任を放棄した記者会見である。

斑目委員長は、我が国最高学府の権威と言われているらしいが、『まだらめ』ならぬ『でたらめ』委員長と揶揄されていて、そのおどおどした態度からは、原子力ムラを恐れているのが見てとれた。

「第一次ストレステストだけでは安全性の確認は十分ではないが、再稼働の判断は政治がするもの」という、極めて解りにくい言葉を残し、それを受けて野田政権(枝野経産大臣)は、関西電力大飯原発3号機と4号機の再稼働を認める方向にあると報じられている。

原発の危険から国民を守るべき人たちの、呆れ果て背筋の寒くなるほどの無責任さに、どなたでも慄然とするであろう。

私たちの安全と安心をこんな人たちに委ねていた恐ろしさを、私たちは決して忘れてはならないと思う。

絶対に見ておくべきドイツのドキュメンタリー・ビデオ

 そんな日本の現状に警鐘を鳴らすドキョメンタリーが、ドイツ公共放送ZDFで放送され、そのビデオは私たち日本人には必見であろう。

ドイツは原発からの撤退を表明している国であり、その国民感情を反映したテレビを始めとするメディアの姿勢は、日本メディアの権力に弱い体質とあまりにも違い、それが悲しい。

タイトルは「フクシマのうそ」http://datsugen.com/?p=731であるが、30分間、目を離せない。

既に見た方もいるだろうが、まだ見ていない方は是非とも見て欲しい。

 大熊町や双葉町など原発立地自治体住民や、浪江町や飯舘村などその多くの周辺自治体住民の避難生活が、帰還の見通しもない中、日々苦難が増している事を、私たち全国民は一日も忘れてはならない。

故に福島県民に寄り添う義務があり、自分の事として考えなければならない、と強く思う。

全国の原発が再稼働したら、私たち全ての国民は、明日は我が身なのである。

【福島県は我らが同胞の住む地なり 、一部にあるようだが間違っても差別などしてはならないのである


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