宮城県の小さく綺麗で穏やかな海辺に住む、はげたま(禿頭)おっさんの~ごまめの歯軋り~

子供や高齢者は国の宝、且つ障害者等社会的弱者の人権を尊重し守ってこその先進国。年々逆行する現実に抗し当り前の国にしよう!

★憲法9条がサッカー環境を守っている強力なDFであるがな。長友よ、異国でがんばれ!

2010年10月31日 06時55分52秒 | 社会
【金管楽器だけのバンド、「仙台ガブリエリ・ブラス」は盲学校OBが創ったというから凄い】
かみさんのホームページ『うみねこが舞う、漁業と原発の町の議員活動』

日本国憲法
第二章 戦争の放棄
第九条【戦争の放棄、戦力及び交戦権の否認】                            
 1)日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 
 2)前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これをこれを認めない。 
第三章 国民の権利及び義務
第二五条【生存権、国の社会的使命】
1)すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2)国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。 

『憲法9条を守り生かす 宮城のつどい 2010』  
ベガルタファンは試合に集中し、楽天ファンは集会に来てくんなましょ
 そうじゃ想い出したわい。
去年おらが、仙台市の”国際センター”で澤地久枝女史の「憲法9条を守ろう」と言う講演を聞いていた頃、ユアテックスタジアムではベガルタ仙台が悲願のJ2優勝を果たしていたがじゃ。

 あれからほぼ1年が過ぎたがや。
そんで今回の「講演会」でも、やはりベガルタの試合があったがや。
 舞台はJ1じゃが、場所も同じユアテックスタジアムで相手は京都じゃったが、前半27分に赤嶺が美味しいゴールを決めて守り切り、J1残留が見えてきたがじゃ。
【評価の散々だったWカップ南アフリカ大会公式球「ジャブラニ」】


 したが難を言えば一つだけじゃ。
なんで山形より勝ち点が一つ少なく、順位も一つだけ下なんじゃろか、全く気に喰わん。
 おっとどっこいもう一つあったがじゃ。
観客数の問題じゃ。

 去年は優勝もかかっていたからか19000人のファンを動員しちょったが、今年は16000人ちょいじゃったがや。
もうちょい本気で応援せな、J2陥落だってまだあり得る位置にある事を心ん中に銘記しちょっといてくれや。

 したがベガルタファンの諸氏、及び選手や関係者諸氏よ、平和があってこそのサッカーであるがや。
 おらからの、ほんにささやかなお願いがごじゃる。
年に一回くらい憲法の9条と25条を読んでつかあんさい。
集会に出ちょってくれとは言わん。
何せ、ベガルタの将来が懸っておるんじゃものな。
【「おじいちゃんから孫たちへ」と歌う、反戦平和を伝える混声合唱団】 

 上の写真で歌っている人達は、素晴らしいハーモニーを披露してくれたが、実はのぉこの曲を歌うためだけに集まった『宮城のうたごえ協議会』を中心とした有志の人々で、これだけで解散するのは、何だかもったいない気がするじゃがや。

 この曲は「反戦平和」への熱い思いのこもった歌じゃが、この歌は4曲からなる組曲じゃで、作詞したんは【みやぎ憲法九条の会】の代表である後藤東陽氏で、自身の体験を書いたものらしいがや。

 組曲じゃから長いもんじゃで、第1曲目の歌詞だけ紹介するっちゅう事にするべ。

序「十五歳の臨時人夫」

構内灯が数か所 傘型の光を線路に落とし
淡い黄色の光の下には 雪が舞っていた
私は 隣駅を発車する 終列車の 遠ざかる汽笛を聞きながら
貯炭場から 何本かの線路を横切り
駅舎に石炭運びをしていた

時は昭和十五年
所は 今はなき SL国有鉄道ローカル線の終着駅・塩釜

斎藤貴男講師の講演
 こんなに次世代の人たちの事を案じている人々がいる事だけでも、若い人たちに知ってもらいたいのぉ。
近頃の若者は覇気がない、などという大人を時折見かけるが、決してそんな事はない。
ただ彼等は、意欲を発揮するにもその場がないだけなのじゃ。
むろん、親の過剰な甘やかしの結果、自堕落などうしようもない奴らもいるにはいるが。

 したが大部分の若者にゃ当て嵌まらんぞえ、そりゃそうじゃろ。
この世に生を受けてからずっと人為的不況が続き、働く気が旺盛でも肝心の働く場が少なけりゃ、必然的にあぶれるもんが出て来よる。

 おらぁ言いたい。
若い内しか出来ん事があるが、そん一つが大人へのレジスタンスじゃ。
そうは言っても暴力なんかじゃあきまへんで。
 想い返せばおらなんか、かなりの問題児じゃったのぉ。
高校の卒業式なんかボイコットしたもんなぁ。
 進路指導の教師が信じられずに、自力で職場を探して寮に入ったがじゃ。
しかし気ままな性格が災いして、安給料なのに自由を求めて金のかからん寮を出て、線路脇のアパートで気ままな一人暮らしをしたっけ。

 こげんな事もあったげなぁ。
職場の意地悪な大先輩を、若い連中が団結して、その大先輩の転勤を勝ち取った事も懐かしい想い出じゃ。
【この日の講師、斎藤貴男氏。若い頃の苦労話しに共感したぞえ】
 
 斎藤貴男氏は「平和と平等をあきらめない・・・安心して生きるために~」との演題で講演したがじゃ。
 氏はまず自らの生い立ちから話し始めた のが意外じゃった。
鉄工所を経営していた家に生まれたものの、二十歳で父親を亡くした結果、若い頃から苦労してきた事を話しちょったが、世間によくある話しじゃな。

 それはともかく、氏の発言内容はおらたちが採択した「宮城県民へのアピール」と重複する部分があるんで、生意気じゃが後でそれを書いて、読んでもらう事にするがじゃ。

 それより斎藤氏の現在を知りたがるじゃろうが、おらは何一つ知らぬ。
じゃが氏の書いた書名を挙げるので、書名から中身を各自で類推してもらおうっと。
書名とは言わば、その本の書きたい事を最大限に凝縮させたもんじゃろうからのぉ。

 氏は1958年生まれの52歳じゃが早稲田を出た後に、イギリスのバーミンガム大学院に学んだ逸材じゃで、おらみたいなぼんくらとは、そもそも頭の構造が違うとるやんけ。

 イギリスから帰国後は業界紙の『日本工業新聞』の記者、雑誌『プレジデント』の編集者、そして有名な週刊誌『週刊文春』の特派記者など経て、フリーのジャーナリストになったがじゃ。
おらから見りゃ、華麗な転身の連続じゃがな。
おらなんぞ転職するごとに、キャリアダウンじゃったもんなぁ。

 氏の書いた著書は多いんじゃから、主な物をピックアップするがじゃ。
とは言っても、寅の巻を片手にじゃから、おらのいい加減極まりない性格がもろ出しじゃ。
んだば行くでぇ。

 『カルト資本主義』・『機会不平等』は文春文庫から、『心が支配される日』・『いま、立ち上がる~大転換期に向かう”弱肉強食”時代』は筑摩書房から、『非国民のすすめ』・『大増税のからくり』・『報道されない重大事』は筑摩文庫から、そして『分断される日本』は角川書店から、『安心のファシズム』・『ルポ 改憲潮流』は岩波新書から、さらに『メディアの@偽装』はマガジンハウスから、『強いられる死~自殺者3万人超の実相=』が角川学芸出版から、そして『経済学は人間を幸せにできるのか』を平凡社から、それぞれ出版しちょるぞな。

 他にも共著として『言論統制列島』を講談社から、『日本人と戦争責任』は高文研から、そして今日の講演のタイトルにもなっている『平和と平等をあきらめない』を晶文社から出版しちょってて、大変旺盛な執筆活動をしているジャーナリストなんじゃよ。
んだもって下司の勘ぐりをすれば、印税だけで喰えるんちゃうか。
もし、そうじゃったら羨ましい限りじゃわい。
『仙台ガブリエリ・ブラス』
【会場を洒落た演奏で魅了した『仙台ガブリエリ・ブラス」

 最後のステージを盛り上げたのは、『金管楽器』だけの『仙台ガブリエリ・ブラス』の面々じゃ。
 彼等は1971年6月に、宮城県立盲学校吹奏楽部OB4名で結成し、今年で39年目を迎えるのだそうじゃから、まっこと驚木・桃の木・不思議な木ちゅうもんじゃ。
 現在は吹奏楽部OBに加え、大学生や医師などの若い音楽愛好家と共に、ブラスアンサンブルに取り組んでいるそうじゃが人間、多少のハンディを物ともせず頑張っている人たちを見て、おらもがんばらんば、と思った次第じゃ。

 彼等は定期演奏会のほかに、クリスマスコンサートや県内各地の小中学校を回っての音楽祭、また病院や会社を訪問してのミニコンサートを開くなど、多彩な活動を展開中だそうであるがじゃ。
 ちなみに、上記写真・左の4人が、目の不自由な方だそうで、全くそのハンディを感じさせない素晴らしいトランペットの音色じゃった。

おらも、こんな下らないブログなぞを書いていないで、彼等の爪の垢でも煎じて飲んだ方が少しは益しじゃろか。
宮城県民へのアピール

 んだば先ほどの約束通り、宮城県民へのアピールをはっしょって書くんで許してちょんまげろ。

≪憲法9条に結ばれて私たちは今日、この場に集いました。
私たちは暴力の連鎖を生む戦争をなくし、人と人が助け合い、励まし合い、誰もが安心して暮らせる社会を心から望んでいます。
 きしくも安保改定から50年の今年、私たちの国は世界中の中にどう存在すべきなのか、日本国憲法の”初心”に立ち返って考えていきたいと思います。
 そして人間らしい暮らしを支える雇用や、安心して産み、老いる事ができる社会保障の整備など、昨年の政権交代に期待された憲法25条にかかわる諸課題の解決は、日々遠のいていきます。

 主権者である私たちは、さまざまな情報・報道への選択眼を確かにしつつ、まっとうな政治のあり方を求めて行動していきたいと思います。
 県内115の『九条の会』は今、憲法9条を世界に輝かせ、未来に手渡すために、それぞれの学びを深めながら、地域に根ざした創意ある活動を展開しています。
 県民のみなさん、あなたの町の『9条の会』にどうぞご参加下さい。
手と手をつないで平和への道を、ともに歩もうではありませんか。≫

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