ちちはは(父母)に、お参り出来ぬ辛さ
全国的に記録的な厳しい暑さが続く日本列島。
そんな中、今年も旧盆がやってきた。
じゃが、おらはここ10年、墓参りを出来んかったし、これから先もあり得んじゃろ。
何、務所に入っていた訳やおまへんで。
身体障害者になり、おらん家の墓に行けんようになっただけや。
我が家の墓は集落を見下ろす高台にあるけん、車椅子ではいくら介助を受けても無理なんじゃ。
おらの巨体(≒72㎏)と車椅子(≒30㎏)を合わせると100㎏になるじゃけん、大の男5・6人がかりで担ぎあげん事には、無理じゃろ。
しかしそれは、余程の事が無い限りあり得んこっちゃろから、多分はおらは、おら自身が葬られる事でしか、行けんじゃろ。
そして又、今年はおらの姉やかみさんのおふくろさんの初盆じゃたけん、行けないその心の葛藤は尋常じゃおまへんかった。
かみさんの実家の墓地もやっぱり集落を見下ろす高台にあるけん、おらは躰調が悪い事もあったけん、新盆には行けんかった。
おらの生き方からすると有り得ん判断じゃったが、仕方なしじゃ。
草葉の陰のかみさんのおふくろさんも理解してくれているに違いないない、と勝手におらは思っちょるのじゃ。
おらが今生きているのは、数多の苦労を乗り越えて連綿として生きて来たご先祖様のお陰であるからして、その魂に感謝するのは、人として当たり前じゃんか。
幸い、我が家の子供たちは、こんなおらの信念を知っていて、おらの代行をしてくれるから有り難いのは、親として涙がチョチョギレル位、嬉しいのでありんす。
じゃがのぉ、今年の夏は100歳以上の高齢者が実は幽霊(死亡届未提出や役所の怠慢)じゃったというニュースが全国を震撼させたが、死者を敬う良き日本人が少のうなってきた顕れであると思うと、なんやおらもその一人かいな、と思わんでもない。
したが少なくともおらは、親きょうだいや親戚縁者の弔いに大いに力を尽くして充実した30歳代から40歳代半ばまでの我が人生を振り返ると、よう動けんようになったからといっても、かつて、おらが関わった多くの死者たちは、絶対おらを許してくれるに違いないと、己自身を慰めちょる。
『何じゃらほい、極めて狭い世界の単なるおのれの自己満足の開陳にしか過ぎないやんけ』、とのご批判は、「ほい、その通りで、それ以上でも以下でもおまへん」と、潔よう認めるんでごわす。
じゃが、事は人を弔うという、人間にとって大変重要な行為に関しての、おら自身の心の葛藤をこの項では簡単に書いたのじゃが、しかし今の日本に看過できない流れが、マスメディアを通じて喧伝されている事実に触れない訳ににはいかんぞな。
国民に見離された安部晋三・元首相がこの頃マスコミで出しゃばっている】
ところで、310万人とも320万人とも言われている、先の太平洋戦争での邦人の死者。
驚くのは200数十万人の軍人戦没者の内の9割が、飢餓や病気が原因という悲惨さだったという。
そこには『死して虜囚の辱めを受けず』という、東條英樹・陸軍大臣が出した訓令(戦陣訓)が悲劇を増幅した、と言われている。
そして、広島・長崎の今に至る原爆の悲惨な被害者、そして地獄図絵だった民間人を盾にした卑劣な日本軍に死を強要された沖縄や、東京大空襲に代表される各地の焼夷弾による民間人の夥しい死者の霊。
そして又、中国や朝鮮を中心に、アジア各国の人々2000万人とも3000万人言われる数の命を奪ったかつての日本軍国主義者。
それらの事実を正視しようとしない、あのお坊っちゃま安部晋三元総理がこの頃、やけにメディアに露出して、元気にコメントしている異常さ。
安部元総理殿、いかに狭い山口県で人気があろうとも、全国的にみれば、あなたは国民から見離された終わった政治家なんですぞ。
しかしこの頃のメディアの一部は、大東亜戦争と堂々と呼称し、その被害者数も極めて根拠のない異常に少ない1000万人と、電波を使って嘘を垂れ流している。
危うい所に日本は来ていますぞ、皆さん!
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