4月27日付け朝日新聞読書ページに小野和子さんの著作『忘れられない日本人 民話を語る人たち』についての書評が掲載されました。著名なノンフィクション作家で昭和史研究家の保坂正康氏による書評です。全国紙の書評欄に載るということは小野さんの著作(そして著作の背景である民話採訪と記録という地道な活動)が高く評価されたということを意味します。小野さんの活動と経験については私の2月13付ブログ『小野和子さんと東北の民話のかだりでさんだづ・・・』でとりあげました。小野さんは岐阜県出身。若い時仙台に移り住んでから60年以上にもわたり、最初はたった一人で、後に協力者の皆さんと一緒に宮城県と東北地方の民話の採訪と記録に取り組んできました。民話の語りてさんたちと小野さんの対話をDVDでみると、気高くて誠実で芯の強いお人柄と高い知性がひしひしと伝わってきます。東北民話の記録者、ズーズー弁の擁護者としての実績は文化功労者の仕事に匹敵するのではないでしょうか。ご高齢ですがこれからも東北民話の伝承に力を注がれますよう。
小野さんの著作が朝日新聞書評でとりあげられた記念に、そして小野さんの気高い誠実なお人柄をたたえて、おずんつぁんの最新水彩画「君子蘭」を捧げます。我が家の君子蘭を花を中心に描きました。
下の写真が実物です。義父が大切に育ていたものです。毎年美しい花を咲かせてくれます。水彩画と写真ではかなり印象が違います。絵の花びらはもっと鮮やかに彩色してもよかったかもしれません。
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