ついに東北地方も梅雨入りしました。今日気象庁から正式に発表。朝から今にも泣きだしそうな空かとみていたら10時頃からしとしとと雨が降り出しました。
散歩でときどきそばを通る小学校の池で睡蓮の花が咲いていました。雨粒を受けて水面に波紋が広がっていました。睡蓮といえばやはりモネの睡蓮を連想します。パリのオランジュリー美術館にはモネの睡蓮の連作が展示されていますし、上野の国立西洋美館でもモネの睡蓮を観ることができます。上野の睡蓮は何回かみたことがありますが、パリの睡蓮は一度もないです。パリと仙台の睡蓮に一句。
水の輪やパリと交信睡蓮花 みちのく梵論師
6月1日(土)の朝日新聞土曜版紙面に『102歳、一人暮らし』、『103歳、名言だらけ。なんちゃって』の著者で広島県尾道市で一人暮らししている石井哲代さんの取材記事(「石井哲代さんの言葉1 老いても明るく生きる」)が掲載されていました。石井さんは今年4月で105歳になるスーパーおばんつぁんです。
石井さんのモットーは「さびない鍬でありたい」。人間は、体も心も使い続けていたらさびない、という意味だそうです。畑仕事、家事など働くことが大好きだという。おずんつぁんも猫の額ほどの家庭菜園の畑仕事やトイレ、風呂清掃、除草などやるけど哲代おばんつぁんの足元にも及びません。
算数ドリルや脳トレで頭を使い、辞書を手元において新聞や本も読む哲代さん。体だけなく心もフル回転で使っているんですね。これじゃボケませんよ。おずんつぁんは、算数ドリルはやらないけど、新聞をしっかり読むし読書も好きです。しかし哲代おばんつぁんには遠く及ばないですなあ。
哲代さんは情報を脳にインプットするだけでなく、日記をつけたり、詩を書いたりしているという。言葉で心をアウトプットしているんですね。おずんつぁんも簡単な日記をつけたりブログを投稿したり言葉のアウトプットをしています。哲代さんにならってできだけ長く続けようと思ってますが、どれだけ続くんだべ。
哲代さんはものごとの明暗の明るい面を見るようにしている、後ろ向きな生き方でなく前向きな生き方をするようにしているという。悪いことがあってもいつまでも落ち込まないように、いつまでも嘆いたりねちねちくよくよしないように心がけているそうです。気分の転換がうまいんだな、哲代さんは。
これって、だれでもできるのかな。哲代さんのもって生まれた性格も関係していないだろうか。しかし生まれながらの性格といってしまえばそれでおしまいですな。人間は性格にかかわらず、つとめて前向きな生き方をすれば、次もそのような生き方につながるようになる、ということではないのかな。
「104歳、哲代さんのひとり暮らし」というドキュメンタリー映画上映は仙台ではすでに終了。残念。
公園の花壇で花葱(アリウム・ギガンテウム)が咲いていました。紫色の風船とか七夕飾りのくす玉みたいです。
花葱のふんわりくす玉つい数え みちのく梵論師