テレビの見過ぎなのか、うん、間違いなく見過ぎだ。
いろんな番組でクイズっぽく披露される「知識」が、あちこち、ダブっている…。
ま、とにかく。
「トリニクってなんの肉」
高偏差値大学合格者を多数含む、平成生まれのタレント等に、昭和からモンダイを出す。
「こんなこと、知らないのか!」
で、そのあとさらに、昭和組も意外と知らない知識も披露される…。
番組としては、そんなものだ。
でも、わたしは、
「そんなこと知らないのか」
などと、あきれる気になれず。
むしろ、「常識」は、こっちになっていくんだな、と真剣に受け止めている。
(ワタシ自身、20歳頃を振り返ると、かなりヤバい…ことは、脇へおいといて…)
物心つく前のことなんて、知らなくて当たり前だ、と思われる、単なる知識問題も多いし…。
(今、ものすごく情報量が多く、速いのと。
ネットを見てると、
「検索したものに関連する広告」
などが優先的に表示される、おせっかいな時代。
日々、こんなことをしていたら、情報量が多くても視野がせまくて当然だ…)
ましてや。
たとえば、昭和生まれも、もはや戦争を経験した世代ではない。
昔から、
「戦争は30年ごとに起きる」
そうだ。
現実の戦争を体験し、苦労し、
「もう絶対イヤだ!」
と記憶している世代が亡くなると、起きるんだそうで!
特に、ワタシたちより、やや上の人たちは、戦争を知らないどころか、なまじ、
「子ども時代に、兵隊さんに憧れた情緒的な記憶」
しか、ない世代!
鉄腕アトムに憧れて、科学者になった日本人、とても多い!
子どもの頃の憧れは、あなどれない。
今、国と国の戦争は起こりにくくなり、テロや地域紛争の方が増えているものの。
外交や戦略がまずければ、日本だって、軍事的危機にみまわれる可能性はおおいにある。
あくまでも、政治家や官僚が、アタマが悪いか、勘違い野郎か、現実離れした使えないヤツら優勢、だった時などに、起きる不幸だ。
それなのに…。
日本に軍隊が必要だ、とか、戦争しなきゃ、とか言ってる政治家たち。
理論上、必要かもしれないけれども…。
やむを得ず、というより、
「大好きで、やりたくてしょうがない!」
みたいな顔してないか?
気のせいかな???
戦時中、おとなだった、もうお亡くなりになっている方々が、あの世から彼らを見て、
「バカが。そんなことも知らん、あんなことも知らんとは…」
などと、あきれている姿がうかぶが…。
つまり、こういう繰り返しが、歴史なのかもしれない。
時がたち、「過去を知っている人たちがいなくなり、新人たちに入れ替わると、同じことが初めてみたいに繰り返される」…。
歴史は、やっぱ、正確なものを学びたいし、若い人たちにも学んでほしい…。