環境に応じた変化

本日の天気はと

チャールズ・ダーウィンは

『唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である』

とおっしゃっております。

まぁ、ダーウィンらしいっちゃぁそれまでですけど、それでも一理あるなと。

不動産なんかもそーですが、国内外経済の動向や政策、誘因施設の新設や人口推移、はたまた天変地異等々、環境変化によってその時々のおかれている位置付けってのが変わってまいります。

われわれ不動産鑑定士ってのは、そーゆー瞬間瞬間の事象を的確にとらえたうえ、その時点の不動産の経済的価値を貨幣額にて決定・表示するお仕事を普段から営んでおります。

そーすると、たとえば、狭義的に経済動向の変化をモロに受けるのはやむを得ないものとして、10年、20年という時が経っても、社会的経済的観点から同位置を常にキープし続けている物件もあれば、どんどん廃れていってしまい、ひどいところになると、そこに足を踏み入れた瞬間、「終わってんなー」という印象を受けてしまうよーな、そんな地域も存在いたします。

これはおそらく、一方では、根源的なところで

「人間は、変化を嫌う」

ということを意味するのかもしれません。

しかし、考えてみると、普段“安定してるなー”と感じている時でさえ、次の瞬間、どーなっちゃってるのなんかサッパリわかんない世の中だし、かといって、少しでも落ち着いていたいと考えるのが当然のことですから、安定するための努力を日々かかさないってのがね、人間なんだと。

だから、安定するためのその努力自体も、ひとつの“変化”なのかなーって。

ただ、その努力の方向性が、世の流れを汲むものでなければ、それは先の「終わってんなー」に限りなく近い結果を生み出すことでしょう。

環境に応じた変化。

これは、すごく重要なことだと思います。

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