▼きょう7月10日土曜に放送されたFMラジオの音楽番組「オン・ザ・ロード」をラジコで聴いてくださったリスナーから、感慨を込めたコメントをいただきました。
その一部だけを紹介しますと・・・「いよいよ来る日が来てしまいました。年始のIDC ( インディペンデント・クラブ ) の集会で ( 中略 ) お話を伺ってからいつか…と思っていました」、「 ( 前略 ) 毎週、リアルタイムで聴いたあと1週間の視聴期間に再度フルで拝聴、更に残り1時間を音楽部分だけ再々拝聴で三倍楽しんできました」、「大役を担う中、ここまで続けていただき有難うございました。最後までタイムマシーンライド楽しみ拝聴します」
▼そうです。
今日の放送で番組パートナーの西本淑子 ( よしこ ) さんが告知してくださったように、7月31日土曜の放送をもって、番組を終了します。
この音楽番組は、ぼくが議員になってから意外なオファーを受けて開始。
ポップス、Jポップ、そしてハードからプログレ、オルタナティヴ、ガレージ、パンク、ソフトなどなど多様なロック、それからジャズも多様にモダンジャズ、アシッドジャズ、スイングジャズなどなど、それからフュージョン、ボサノバ、カントリー、ラップ、すこしだけシャンソンとカンツォーネ、さらに毎週確実に1曲のクラシックかクラシック・クロスオーバーと、徹底的に幅広くかけて、どんな曲でも必ず、ぼくなりに丁寧な解説を1曲づつ加えてきました。
リスナーからは「今こういう種類の音楽番組はないので、びっくりしながら喜んで聴いています」といったうれしい言葉を寄せていただきました。
▼おかげで、ぼく自身もこれまで社会人になってからは外に向かって見せたことの無い、音楽分野のささやかな引き出しを、次から次へと開けることができて望外の喜びでした。
▼番組の当初は、全曲をぼくが徹夜して選んで収録に臨んでいました。
さすがに全体の仕事量からして無理になり、あとは、みなさんからのバラエティ豊かなリクエストに支えられてきました。
しかし、当初に決めた「曲を聴いたふりして喋るのではなく、よく知っている曲でもあらためてスタジオでフルコーラスを聴いてから、解説する」ということは、最期まで貫きました。
それを、番組のちいさな良心とも、ひそかに考えていました。
その代わり、1回の収録に、連続で休憩無しの7時間から8時間を要しました。
フルコーラスで全曲を聴いたうえでコメントしていると、土曜の午後3時から5時の2時間たっぷりの放送でしたから、その収録にはどうしてもこのように時間が必要となります。
冒頭に引用したリスナーからのコメントにあるとおり、いつまでも続けることは、そもそも無理でした。
▼音楽という人類のもうひとつの宝物を通じて、ぼくたちの生き方を一緒に考えることが出来たのが、いちばん素晴らしかったです。
番組の終了が決まったとき、パートナーの音楽専門のDJである西本さん、天才的な音楽プロデューサーにしてプロのキーボード奏者でもある林さん、そして若手ミキサーの丹羽さん、さらに局のトップである坂田・クロスFM ( 本社・北九州、視聴エリア・福岡県 ) 社長もみな、悲しんでくださいました。
今日の土曜の放送時間帯に、ぼくは外にいて、番組のエンディング近くで西本さんが「番組が7月いっぱいで終了」という告知をしてくれているであろう時間に、リスナーの驚きを想像して、たいへんに申し訳なく思いました。
地元・九州で聴いてくださったかたがた、それから有償のラジコで聴いてくださった全国のかたがた、こゝろの底から感謝申しあげます。
またいつの日にか、お耳にかかれればいいですね。
▼冒頭のリスナーが書いてくださっている「タイムマシーンライド」とは、「音楽って ( それが懐かしい曲なら ) 最高のタイムマシーンでもあるよね」と、ぼくと西本さんがなんども話していたことを指すと思います。
ぼくらの暮らしには誰しも、沢山のタイムマシーンが、まるで人生の最良の付録のように付いています。
ぼくという、にわかDJが居なくても、誰でもどこでも、音楽が呼び覚ます記憶を呼び戻すことができます。
これからも、これをそれぞれの場所で、愉しみましょうね。
▼番組でひとつだけ、西本さんの要望に応えられなかったことがありました。
ぼくは中高校から大学の途中まで、まず友だちとバンドを組み、そのあとソロになって、学園祭で弾き語りを演奏したりしていました。
友だちには上手なひとも居たと思いますが、ぼくは下手なままです。
前述のIDCの会員のためには、京都で1回、福岡で2回、練習もほぼできないままライブをやったりしましたが、その後は演奏をやめて久しいのです。今はたぶん、もっと下手なので「生で聴かせて」という西本さんの熱いリクエストには応えられませんでした。ごめんね。
だって・・・スタジオには、世界的なギタリストで信頼する知友の村治佳織、村治奏一ご姉弟、バイオリニストの寺沢希美さん、遠藤万里さんといった現役のプロ演奏家もこられて、生演奏を聴かせてくださいました。
まさか、ぼくのようなど素人が・・・ぶるぶるっ。想像もできませんでした。
▼4年10か月は、そう短い間でもないですが、ぼく自身にとって「あれが最高の特集だった」と考えている特集をひとつだけ、選ぶと、「クラシックのアリア特集」です。
モーツァルトのオペラ「魔笛」から、ぼくの大好きな「夜の女王のアリア」も愉しんでいただきました。
パートナーの西本淑子さんは「クラシックとあまり縁がなかったんです」と仰っていらっしゃいましたが、今では、クラシックのCDも買われて、造詣の深いポップスと共に聴き込んでおられるそうです。
クラシックファンには僭越な物言いになってしまいますが、いろんな方にも、そうしたことが起きていればうれしいなぁと考えています。
みなさんにとっては、いちばんの思い出の特集は何かな ?
また、どこかの機会でお聴きしてみたいです。
今日の放送で番組パートナーの西本淑子 ( よしこ ) さんが告知してくださったように、7月31日土曜の放送をもって、番組を終了します。
この音楽番組は、ぼくが議員になってから意外なオファーを受けて開始。
ポップス、Jポップ、そしてハードからプログレ、オルタナティヴ、ガレージ、パンク、ソフトなどなど多様なロック、それからジャズも多様にモダンジャズ、アシッドジャズ、スイングジャズなどなど、それからフュージョン、ボサノバ、カントリー、ラップ、すこしだけシャンソンとカンツォーネ、さらに毎週確実に1曲のクラシックかクラシック・クロスオーバーと、徹底的に幅広くかけて、どんな曲でも必ず、ぼくなりに丁寧な解説を1曲づつ加えてきました。
リスナーからは「今こういう種類の音楽番組はないので、びっくりしながら喜んで聴いています」といったうれしい言葉を寄せていただきました。
▼おかげで、ぼく自身もこれまで社会人になってからは外に向かって見せたことの無い、音楽分野のささやかな引き出しを、次から次へと開けることができて望外の喜びでした。
▼番組の当初は、全曲をぼくが徹夜して選んで収録に臨んでいました。
さすがに全体の仕事量からして無理になり、あとは、みなさんからのバラエティ豊かなリクエストに支えられてきました。
しかし、当初に決めた「曲を聴いたふりして喋るのではなく、よく知っている曲でもあらためてスタジオでフルコーラスを聴いてから、解説する」ということは、最期まで貫きました。
それを、番組のちいさな良心とも、ひそかに考えていました。
その代わり、1回の収録に、連続で休憩無しの7時間から8時間を要しました。
フルコーラスで全曲を聴いたうえでコメントしていると、土曜の午後3時から5時の2時間たっぷりの放送でしたから、その収録にはどうしてもこのように時間が必要となります。
冒頭に引用したリスナーからのコメントにあるとおり、いつまでも続けることは、そもそも無理でした。
▼音楽という人類のもうひとつの宝物を通じて、ぼくたちの生き方を一緒に考えることが出来たのが、いちばん素晴らしかったです。
番組の終了が決まったとき、パートナーの音楽専門のDJである西本さん、天才的な音楽プロデューサーにしてプロのキーボード奏者でもある林さん、そして若手ミキサーの丹羽さん、さらに局のトップである坂田・クロスFM ( 本社・北九州、視聴エリア・福岡県 ) 社長もみな、悲しんでくださいました。
今日の土曜の放送時間帯に、ぼくは外にいて、番組のエンディング近くで西本さんが「番組が7月いっぱいで終了」という告知をしてくれているであろう時間に、リスナーの驚きを想像して、たいへんに申し訳なく思いました。
地元・九州で聴いてくださったかたがた、それから有償のラジコで聴いてくださった全国のかたがた、こゝろの底から感謝申しあげます。
またいつの日にか、お耳にかかれればいいですね。
▼冒頭のリスナーが書いてくださっている「タイムマシーンライド」とは、「音楽って ( それが懐かしい曲なら ) 最高のタイムマシーンでもあるよね」と、ぼくと西本さんがなんども話していたことを指すと思います。
ぼくらの暮らしには誰しも、沢山のタイムマシーンが、まるで人生の最良の付録のように付いています。
ぼくという、にわかDJが居なくても、誰でもどこでも、音楽が呼び覚ます記憶を呼び戻すことができます。
これからも、これをそれぞれの場所で、愉しみましょうね。
▼番組でひとつだけ、西本さんの要望に応えられなかったことがありました。
ぼくは中高校から大学の途中まで、まず友だちとバンドを組み、そのあとソロになって、学園祭で弾き語りを演奏したりしていました。
友だちには上手なひとも居たと思いますが、ぼくは下手なままです。
前述のIDCの会員のためには、京都で1回、福岡で2回、練習もほぼできないままライブをやったりしましたが、その後は演奏をやめて久しいのです。今はたぶん、もっと下手なので「生で聴かせて」という西本さんの熱いリクエストには応えられませんでした。ごめんね。
だって・・・スタジオには、世界的なギタリストで信頼する知友の村治佳織、村治奏一ご姉弟、バイオリニストの寺沢希美さん、遠藤万里さんといった現役のプロ演奏家もこられて、生演奏を聴かせてくださいました。
まさか、ぼくのようなど素人が・・・ぶるぶるっ。想像もできませんでした。
▼4年10か月は、そう短い間でもないですが、ぼく自身にとって「あれが最高の特集だった」と考えている特集をひとつだけ、選ぶと、「クラシックのアリア特集」です。
モーツァルトのオペラ「魔笛」から、ぼくの大好きな「夜の女王のアリア」も愉しんでいただきました。
パートナーの西本淑子さんは「クラシックとあまり縁がなかったんです」と仰っていらっしゃいましたが、今では、クラシックのCDも買われて、造詣の深いポップスと共に聴き込んでおられるそうです。
クラシックファンには僭越な物言いになってしまいますが、いろんな方にも、そうしたことが起きていればうれしいなぁと考えています。
みなさんにとっては、いちばんの思い出の特集は何かな ?
また、どこかの機会でお聴きしてみたいです。