功山寺決起

青山繁晴事務所から自由民主党の党員になりました。(2020年)

ぼくの得票になるのは、ぼくの名前を書かれた時だけです。(2022-03-13 16:58:43)

2022-03-13 19:12:01 | On the Road
( 東大の正式な非常勤講師となって教えていたのは、議員となってからなのです。
 これは初当選から2か月後の東京大学駒場での授業です。国会議員の非常勤講師・・・東大はなかなか懐が深いなと思います。
 学生諸君は、教室に入りきらないで、廊下に溢れています。
 実は、こうした学生の中から、中央省庁の行政官・官僚になって、ぼくと再会する若者がすこしづつ増えています。
 明日3月14日月曜の予算委員会で質問するために、質問をルール通りに通告して、それを各省庁に説明する「質問レク」を行っていたら、教え子のひとりが立派な若手行政官となって、レクに来ていました。
 現在はもう、非常勤講師ではありませんが、この再会を、こゝろから嬉しく思いました )



▼参院選の投票の仕方について誤解が絶えないのは、まったく、全然、主権者・国民のせいではありませぬ。
 選挙制度が悪いのです。

 しかも、たとえば参議院の公式HPで丁寧に説明してあるのですが、丁寧すぎて、おそらく分からない人が多いと思います。

▼むっちゃ簡潔に言うと、投票なさるかたにとって肝心なのは、以下の通りです。
 あえて、7月10日のぼくの選挙に絞って記します。

▽参議院の選挙は、都道府県別の選挙 ( 選挙区選挙 ) と、全国比例の選挙 ( 比例代表選挙 ) のふたつがあり、有権者には、その両方に投票していただきます。

▽ぼくが立候補するのは、全国比例です。
 都道府県別の選挙は、候補者の名前を書くだけです。
 ところが、全国比例は、名前を書いてもいいし、政党名を書いても、どちらでもいいという分かりにくい制度です。
 ぼくに投票なさろうとして、もしも「自民党」あるいは「自由民主党」と書かれれば、一切、ぼくの票にはなりません。
 ぼくの得票になるのは、ぼくの名前を書かれた時だけです。

▽6年前の選挙では、「青山さんに当選して欲しいから、自民党と書いたよ」と仰るかたが、ほんとうに多かったです。
 これは一切、ぼくの票にはなっていません。

▽あえて、もう一度、申します。
 まず、ぼくが立候補するのは、都道府県別の選挙ではなく、全国比例の選挙です。
 全国比例の選挙は正式には、前述の( )の中のように、比例代表選挙と言いますから、ご注意ください。ぼくが『全国比例』と申しているのは、分かりやすくしたいからです。

 そして投票用紙には、ぼくの名前だけを書いてください。
 政党名、すなわち自民党や自由民主党と書いてくださっても、決して、ぼくの票にはなりません。

   *****

★ぼくの「青山繁晴」の「繁」という漢字が難しいので、「母は一生懸命に練習して2016年の参院選で投票しました」という女性からのコメントをこのブログにいただいて、感激しつつ、考え込みました。
 このブログで、広く、みなさんのご意見も聴きました。
 もの凄い数の、意見をいただきました。

 そして、決めました。
 ぼくは親にいただいた名前をそのまま届け出るつもりで、前回は迷いなくそのようにしましたが、上記のような出来事を知りましたから、「青山しげはる」と今回は、届け出ます。
 したがって「青山しげはる」と、「比例代表選挙」の投票用紙に書いていただければ、OKです。


▼ぼくは団体の支持をすべてお断りしていますから、基礎票はゼロです。
 しかしどうやら、基礎票は6票あるようです。家族8人のうち、2人は1歳なので、残り6人というか、ぼく本人を入れて、6票でしょうか。
 そして、まさか家族に確認したり強要したりは絶対にしませんから、実は、入れてくれなかったりして・・・。
 ぐはは。
 その場合は、基礎票は1票、すなわちぼくの票だけかも知れませぬ。

 これは冗談に近いけど、冗談でないのは、ぼくに落選危機が日々、強まっているだろうなぁということです。
 今日の党大会 ( このエントリーです ) があってもなお、選挙活動はしません。
 前回は公示の数日前に突然、出て、限られた場所で公示後の選挙期間中に演説しただけでしたね。それで48万1890票が入って、当選しました。
 今回も、公示後の演説が基本です。それで票が出るでしょうか。

 前回は、「こんなに急に出て、受からないかも知れないから」と入れてくださった、ぼくの読者や視聴者が「今回は大丈夫だろう」と思ってしまわれたりするでしょう。
 そして、とにかく6年のあいだ、テレビはほぼゼロ、ラジオも、たまぁに、トンデモない早朝のニッポン放送に参加するだけ。忘れ去られるに、充分な時間と、実態です。
 蓋を開けてみれば、意外な低得票で落選、これがあり得る、普通にあるパターンだなぁと、記者時代の豊富な選挙取材経験からして、ごく客観的に考えています。

 それでもなお、おのれの選挙より、国事、公務が絶対優先です。
 何のために選挙に出ているのか。
 おのれのためか、ひとのためか。
 私利のためか、国益のためか。
 それを考えれば、至極、当然のことに過ぎませぬ。

 また、そうでなければ、東京大学教養学部にしろ近畿大学経済学部にしろ、教え子に申し訳が立ちませんね。




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