2022年3月4日 | 第1254号 | ★舞台裏では何が起きているか 64 経済安全保障をめぐる理不尽な、 語るに落ちた、歪み その2 ▽ある極秘の勧誘 ▽「ちょっと考えさせて」 ▽トラブルと実力と ▽総理のまさかの答え ▽利用する? ▽計算し尽くされた人事 ▽「元」と「現」の暗闇 ▽潜在力は最高 |
---|
2022年3月3日 | 第1253号 | ★舞台裏では何が起きているか 63 日本国と核をめぐる真実 ウクライナ危機を契機に ▽手のひらの上 ▽背後のアメリカの変化 ▽実態はどうか ▽不幸な現実 ▽大成功 ▽真の独立 |
---|
▼ウィーンのIAEA ( 国際原子力機関 ) も、無理のないこととして、現場に入ることが到底できないので、情況を把握できているとは言えません。
▼いたずらに不安を掻き立てることは、決して致しません。
同時に、理由なく「安心してください」と主権者・国民に伝えるのも、根本的な信頼関係が喪われます。
現状は、「原子炉建屋は無事で、放射性物質の環境への漏洩はない」と、IAEAやウクライナ当局は言明している、一方で、攻撃したロシアはあろうことか「ウクライナが攻撃した」という趣旨を言い張っている、ということだけです。
▼ただ、昨日のこのエントリーで記しましたように、原子力発電所の広い敷地は、バイタルエリアと呼ばれる枢要な区域と、事務棟などの区域があります。事務棟が破壊されても、放射性物質が漏洩する訳ではありません。
また放射性物質が閉じ込められているのは、あくまでも原子炉の中であり、たとえばタービン建屋は違います。
ぼくの専門家としての分野は、外交、安全保障・防衛、資源エネルギー、そして国家危機管理です。
国家危機管理については、特に、被害が出れば甚大である原子力発電所のテロ対策に注力し、民間時代からずっと携わってちょうど25年目です。
諸国の原子力発電所を数多く、実際に回ってきました。費用を自弁し、いかなる癒着関係もなく、公平な信頼関係をつくって、バイタルエリアを含む入構許可を得ます。
そして機密の壁も越え、原子力発電所の最深部にまで、すなわち非公開のカウンター・テロリズム ( テロへの対抗策 ) の施設にも、その国の当局者や軍人と共に入り、現場でつぶさに点検し、本音で議論することを重ねてきました。
ぼくの知る限り、ありのままに申して、他にこういう人は居ません。
その立場からして、ザポロジエ原発の現状が安心できるとはとても、とても言えません。
放射性物質の漏洩があれば、偏西風にも乗って、攻撃をしたロシアも通り、日本列島に届く可能性も考慮せねばなりません。
日本政府には備えが必要ですから、ぼく自身も努力します。
一方で、原子炉の中の放射性物質は、人体に害が深刻なものほど重いということが、あくまでおおまかにはですが、言えます。
日本にまで届く放射性物質が今後もしもあったとしても、そのような重金属が届く可能性が小さいということは、一般的には、言えると考えます。
▼きのう予算委員会が終わった直後から、懸命に、機密情報を含めて情報の収集に努めてきました。
身体はひとつ、ほかの仕事と同時並行です。
また、いまは現場に向かうことができませんから、隔靴掻痒 ( かっかそうよう ) そのものですが、今朝の段階で、日本の主権者・国民にお伝えできることは、とりあえずここまでです。
過剰な不安には陥らず、かつ、まずはこゝろの備えを固めてくださるよう、伏してお願いします。
ぼくはどこまでも一緒に戦います。
同時に、理由なく「安心してください」と主権者・国民に伝えるのも、根本的な信頼関係が喪われます。
現状は、「原子炉建屋は無事で、放射性物質の環境への漏洩はない」と、IAEAやウクライナ当局は言明している、一方で、攻撃したロシアはあろうことか「ウクライナが攻撃した」という趣旨を言い張っている、ということだけです。
▼ただ、昨日のこのエントリーで記しましたように、原子力発電所の広い敷地は、バイタルエリアと呼ばれる枢要な区域と、事務棟などの区域があります。事務棟が破壊されても、放射性物質が漏洩する訳ではありません。
また放射性物質が閉じ込められているのは、あくまでも原子炉の中であり、たとえばタービン建屋は違います。
ぼくの専門家としての分野は、外交、安全保障・防衛、資源エネルギー、そして国家危機管理です。
国家危機管理については、特に、被害が出れば甚大である原子力発電所のテロ対策に注力し、民間時代からずっと携わってちょうど25年目です。
諸国の原子力発電所を数多く、実際に回ってきました。費用を自弁し、いかなる癒着関係もなく、公平な信頼関係をつくって、バイタルエリアを含む入構許可を得ます。
そして機密の壁も越え、原子力発電所の最深部にまで、すなわち非公開のカウンター・テロリズム ( テロへの対抗策 ) の施設にも、その国の当局者や軍人と共に入り、現場でつぶさに点検し、本音で議論することを重ねてきました。
ぼくの知る限り、ありのままに申して、他にこういう人は居ません。
その立場からして、ザポロジエ原発の現状が安心できるとはとても、とても言えません。
放射性物質の漏洩があれば、偏西風にも乗って、攻撃をしたロシアも通り、日本列島に届く可能性も考慮せねばなりません。
日本政府には備えが必要ですから、ぼく自身も努力します。
一方で、原子炉の中の放射性物質は、人体に害が深刻なものほど重いということが、あくまでおおまかにはですが、言えます。
日本にまで届く放射性物質が今後もしもあったとしても、そのような重金属が届く可能性が小さいということは、一般的には、言えると考えます。
▼きのう予算委員会が終わった直後から、懸命に、機密情報を含めて情報の収集に努めてきました。
身体はひとつ、ほかの仕事と同時並行です。
また、いまは現場に向かうことができませんから、隔靴掻痒 ( かっかそうよう ) そのものですが、今朝の段階で、日本の主権者・国民にお伝えできることは、とりあえずここまでです。
過剰な不安には陥らず、かつ、まずはこゝろの備えを固めてくださるよう、伏してお願いします。
ぼくはどこまでも一緒に戦います。