7回忌

2005年10月08日 | 思つてみました
仲間を大切にしようと思ったのです。

理由もわからないままに
友人が自らの命を絶って6年。

死者が生者に何かを願うワケでも
問うワケでも無い事は判っています。

ただ、そこに確かに彼がいた事を刻むために
僕らは何か意味を求めてしまうのです。

7回忌が特別なのは、人の記憶がハカナイから
一人で覚えていられないから、皆で集うのです。

皆で少しずつ思い出すのです。
皆で少しずつ覚え直すのです。

その7回忌に限って集えなかった事に
罪悪感がちょっぴりあります。

生きている側の都合優先が大前提なのは
理解してますが…

でも逆に死者に引きずられない健全さに
安心したりもするのです。

死という事実からボクが「何か」を得たとしたら、
それは仲間に優しくする事。

情動が少ないために、他人の気持ちに
鈍感になりがちな自分を変えようと思ったのです。

過去の自分がそうであったからといって
彼の苦悩を軽減できたとも思えませんが
間違った「何か」ではないと思っています。

昔は仲間よりも彼女を優先していたのですが
それは誰かを愛せる事の証明だと思っていましたが
それは結局自分しか愛していない事の証明でした。

今は仲間も奥様も大事にする事を覚えました。
もちろん奥様が一番大事なことに変わりはありませんが。

これからも仲間達と共に進むでしょう。
ウザイとか言われながらも、
言いたくない説教臭い言い回しを
したりもするのでしょう。
ただただ楽しくダベったりもするのでしょう。

それは彼からの贈り物なのです。
それは彼が生きた証なのです。

幸せの輪が広がってゆけば良いと思うのです。
ゆっくり生きましょう
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