にょほほ電鉄後記

にょほほ電鉄の取材・編集後記

旅立ちの日。

2015年02月12日 | 撮影記:東京・埼玉・下総・京浜地区

こんにちは。私は「 にょほほ電鉄 」の作者です。

●2015年2月12日

かねてから引退が囁かれており、東急からも「2月中には引退」と発表になっているのに
一向に撮影出来る気配のない東急7600系。実はブログの更新は無いながらも、活動は
頻繁に行っていて、その殆どは東急7600系目当てだったのです・・・が。ブログの更
新が無かったというコトは・・・お察しください。ただし



こんな珍車に巡り会ったりもしていますので、全く収穫がなかったかと言えば、そうでも
ないのですけど(ちなみに画像は、東急1000系のうち唯一、前面非常扉が中央にある
1013編成)

てか正直、諦めました。3度も4度も池上線に通えど、いつも雪が谷大塚の車庫でお昼寝
ですもの。どうも、殆ど動いていないか、動いたとしても朝ラッシュ時に1往復くらいと
か。それじゃ動いている姿を目撃出来ないワケだ。ただそれでも、一度だけ、車庫のいち
ばん手前でお昼寝していた姿を目撃した時があり、それはパチリ。



本日は公休日。実は作者は、東急7600系のコトは既に忘却の彼方で、赤羽付近に戦前
の軍用路線の廃線跡を見つけたので、それのページを作成すべく、画像を撮影したりして
いたのです。しかし、ページを作るにあたり、取り損ねた画像を思い出したので、本日は
それを撮影するため、クルマで外出を試みたのですが。

ふと、7600系を思い出した。

何故だか進路を、赤羽から雪が谷大塚へと変更する作者。正直、今日も当ては無いのです
けどね。しかも首都高速を使えばすぐ着くのに、何故か一般道で赴く作者。当然、時間は
かかり、雪が谷大塚に到着したのは、自宅を出てから1時間半の10時50分。すると?
雪が谷大塚の車庫周辺は

同業者でごった返していた。

何だ?何だ?まさか「今日、当たり?」とは思ったものの、同業者に「今日は何か来るん
ですか?」と白々しく聞いてみると「7600系が(車庫から)出るらしいですよ」って

遂にキター!

こりゃ雪が谷大塚に来た甲斐があった!やっとこさ走行中の7600系が撮れるかも。し
かも!東急の検車区の社員さんも出て来て「あと10分くらいで出ますよぉ」というので
もうすぐじゃないの!ノンビリ来たのが逆に吉と出た! ところで、どっち方向に向かう
の?と思い、社員さんに聞いてみる作者。しかし社員さんから出て来た言葉は、あまりに
唐突な、悲しい現実でした。

「恩田に・・・」

恩田という言葉が何を意味するか、特に東急ファンの方なら見当がつくと思います。恩田
とは、東急こどもの国線(正確には横浜高速鉄道所有路線)の途中駅です。そしてこの恩
田駅に隣接して、東急の長津田車両工場が立地しています。この工場で車両の定期検査な
どが行われるワケですが、実は廃車になる車両が最後に向かう場所でもあります。つまり
東急7600系は、これから長津田車両工場まで移送され、そこで廃車となるワケです。

7600系の最期が本日であったコトに驚きを隠せない作者でありましたが、恩田までの
ルートは予測がつきます(池上線〜蒲田駅〜多摩川線〜田園調布駅〜目黒線〜大岡山駅〜
大井町線〜二子玉川駅〜田園都市線〜長津田駅〜こどもの国線〜恩田駅のルート)つまり
先月に通い詰めた、池上線の久が原〜千鳥町の踏切で撮影出来るかも!と、7600系の
出場を待たずしてクルマに乗り込みGo! 千鳥町まで先回りします。ところが。

定員オーバーだった。

既に沿線の踏切は同業者でギッシリ。そりゃそうだ。んでも、この方たちは一体どこから
この情報を掴んだのだろう。某掲示板にも載ってなかったぞ。まぁそんなコトはイイや。
雪が谷大塚の出場時間から察するに、残された時間は少ない。ちょうど、同業者の立ち位
置の下あたりから撮影出来そうなので、場所を確保。相当なローアングルですが、仕方な
い。程なく踏切が鳴り、遠くから銀色の車体が現れました。程よく近づいて来たところを
パチリ。



撮影成功。撮影直後は、いつものアングルとの違いに違和感を覚えたものの、引退の花道
を誇らしげに進む姿を表現するには、むしろ「見上げたアングル」のほうがイイのかも?
と思いました。

走り去る東急7600系を見送った作者はこの後、荏原から首都高速で板橋本町まで赴き
赤羽の軍用路線跡地に到着。取り損ねた、赤羽八幡神社付近の廃線跡をパチリ。



戦後70年、未だに痕跡はあるものですね。んで北区から自宅へ帰宅。

東急7600系は本日、旅立っていきましたが、時を同じくして本日、ある車両の引退日
が発表されました。京成3300形です。



半世紀以上前に登場した「赤電」こと旧3000系列の生き残りですが、遂に今月末をも
って引退となります。丸っこい外観がいかにも「昭和の京成」を醸し出しており、作者も
幼少期から乗り続けた車両なだけに「遂にこの時が来たか」と寂しさを隠せません。28
日にはさよなら運転、記念乗車券の発売など、イベントが予定されています。最期の日ま
で無事に走り抜くコトを願うばかりです。

てなワケで、次回へ続く。

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