Voyage MPD システム構築 by PCど素人 (Alix,CuBox,APU(New Alix))

PCど素人の文系リーマンがVoyage MPD(Alix,Cubox,APU(New Alix))構築に挑戦の顛末です。

No.09 Voyage MPD Starter Kit でのVoyage MPDの設定 (3/3)

2013-12-26 22:32:29 | 日記

No.08から続きます。

 

7 電源断時のデータベース保持

 ALiXの電源を落とし、再立ち上げすると、データベースの再構築に結構な時間がかかる(1.5TBで10分近く)。そのため、

  http://www.yung.jp/bony/?p=1484

を参考に、これを回避する措置をとる。

 

 root@voyage:~# crontab -e* と入れると、jedの画面が立ち上がり、次のように表示される。

 

 

 この末尾行のコメント(#)をはずしてセーブする。

 

 

 SSH画面に戻ったら、次に root@voyage:~# jed /etc/default/voyage-util と入れる。

 

 

 と、またjed画面が立ち上がり、次のように表示される。

 

 

 この行末に VOYAGE_SYNC_RECOVER=”YES” VOYAGE_SYNC_RECOVER_DIRS=”var/lib/mpd” と追記する。

 

 

 これで、ALiXの電源を切っても、データベースは保持されるようである。実際、ALiXの電源を落とすか、SSHでroot@voyage:~# rebootと入れてALiXを再起動させても、直ぐにWindowsPCのクライアントソフトで、再生できるようになった。

 

 

【後記】

 シンさんver 121022_2-V085-xfs-3232rt48-mpd_yan-clk_nor-alsa1025-pwr_btn-dsd-2share.rar を別途利用して設定した際も、この設定がないとDBは電源ぶち切りで失われる。よってまったく同じ措置をしたほうがよい。

 また、 http://www.yung.jp/bony/?p=2254 の中辺りでyung様が述べておられるように、

「シンボリックリンクを作成してから

# shutdown -r now

で、一度だけ行儀よく終了」 が望ましいようだ。(このサイトにあるように、データベースを更新したあと(NASのデータアップデータなどで中味が変わっている場合)、電源ぶち切り後、さきのデータベース更新が反映されていない現象が発生したため。)実際、この作法を踏んでみたら、電源ぶち切りしても、データベースはちゃんと問題なく作動するようになった。

 

【更に後記】

 ALIXを運用してみてわかったこと。NASのデータを変更して、データベースを更新したときは、きちんと行儀良く上記のコマンドを入れてALIXを終了させるべき。でないと、データベース更新結果が失われ、NASのデータ変更前のファイルがMPDクライアントソフトに表示されることとなる。逆にちゃんとコマンドで終了させれば、電源ぶち切りでも、更新後のデータベースはちゃんと保持される。

 

 以上で、WindowsPCのMPDクライアントソフトや、iPod Touch、iPadのMPodを使い、NAS上の音源ファイルをUSB-DACを通じてちゃんと聞けるようになった。ひとまずVoyageMPD設定の目的は達成!



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