ヌチドゥタカラ「命こそ宝」

ヌチドゥタカラとは、沖縄の言葉で「命こそ宝」の意味。脱原発と反戦。命こそ守らなければならないもの。一番大切なもの。

ヨウ素剤配布会と守田さんの講演会

2019-02-06 09:36:39 | 日記
今日2月6日の東京新聞に常総生協で10日に開催されるヨウ素剤配布会の記事が掲載されました。


この記事によると茨城県内で民間によるヨウ素剤配布会が開催されるのは、初めてのことのようです。
この取り組みの企画立案をした「脱原発暮らし見直し委員会」のメンバーの1人でもある私は一昨日この事業の準備作業があって、午前中から1日生協にいたのですが、その時電話取材が入っていたので、皆さんと当日取材に来てもらえるものだろうかと話していたのです。
こんなに大きく取り上げられたのは、私たちがいかに放射能に対しての不安を抱えているかを、知ってもらうためにとても良かったと思います。

常総生協そのものが、2011年原発事故を受けて、放射能対策に真正面から全力で取り組んできたことはホームページhttps://www.coop-joso.jp を見ていただくと
おおよそ分かっていただけると思います。
定年になって現在、生協の仕事から退かれた大石さんの働きは、半端なものではありませんでした。
ゲルマニウム測定器を備えて、徹底的に放射線を測定して下さるので、私たち組合員は安心して購入して生協の食材を食べることができます。
それだけではなく、直後から線量測定や土壌調査、子供の健康調査など様々な取り組みをしてくださいました。
「脱原発暮らし見直し委員会」は今も月 1回の定例会で、情報交換をするだけでなく、土壌調査や線量測定のデータ集積、DVDの貸し出し業務、メンバーが協力して翻訳した「チェルノブイリの健康影響」などの資料を制作したり販売など活動を続けています。

この新聞には詳細が書かれていませんが、
10時からと 13時15分からと2回の守田敏也さんの講演会「自然災害と原発から命を守るには」が開催されます。
各回数名ほどは余裕があると思いますので、参加を希望される方は常総生協に問い合わせてください。0297-48-4911

なお守田さんの講演会は9日から12日まで、たんぽぽ舎を始め各地で開催されます。
https://www.facebook.com/toshiya.morita.90

2月9日から12日にかけて関東で複数の講演をします。
今回は主にスケジュールについて告知させていただきます。
● 「慰安婦」問題と韓国元徴用工賠償問題についてお話します!(9日午後2時から)
まずお昼に以下の講演を行います。午後2時から「すみだ女性センター」にてです。
主催は新日本婦人の会すみだ支部のみなさんです。
日本軍「慰安婦」問題、元徴用工への賠償について
https://www.facebook.com/events/364810167686304/
僕自身は「慰安婦」問題とは言わず、旧日本軍性奴隷問題と呼んでいるこの問題、なぜこんな「制度」が作られたのかの歴史的経緯と、日本がどんな「謝罪」をしてきたのかについてお話します。
また韓国の元徴用工問題も、問題の本質がどこにあるかをお伝えしたいと思います。
一つ一つの問題には個別性がありますが、僕はいま一番大きなことは、近代日本が行った数々の侵略行為とともに、朝鮮半島と台湾の植民地化を本当に正し、真っ当な意味での清算をしなければならない時が来ているのだと思います。
そもそも朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)とは日本は国交すら結んでおらず、謝罪も賠償も行っていません。いや韓国に対しても過去について「遺憾」を表明したりはしてきていますが、植民地支配に関する賠償はいまだ行ってないのです。(1965年の日韓条約のときに払われたお金は「独立祝い金」だと日本政府が言っています)
アメリカが朝鮮と和平条約を結び、国交が樹立されれば、事実上の属国である日本もまた同じ道を歩むことになります。その時、これまできちんと清算してこれていない多くの問題が一気に浮上してきます。
こうした大きな歴史的流れを見据えながら、いま知っておくべき点を精査してお伝えしたいと思います。
なおこの日は講演に先立って、新婦人のみなさんと江戸川区にある東京大空数戦災資料センターも訪問します。現地10時集合です。
僕の母は東京大空襲の奇跡的生き残り。したがって僕は東京大空襲のサバイバ―の1人です。みなさんとこの場を訪れて平和を守る思いを一緒に膨らませたいです。
● 自然災害と原発からの命の守り方についてお話します!(9日午後7時から)
この日の夜は午後7時からタンポポ舎のスペースたんぽぽでお話させていただきます。
タンポポ舎は日本の反原発運動の「老舗」の一つ。福島原発事故前、まだ多くの方たちが政府と原子力推進派に騙されて、原発の危険性に目覚めていなかった時から、一貫して反原発を主張してこられたグループです。
そのタンポポ舎の場でお話させていただくのは光栄です!「自然災害と原発からの命の守り方」について、オーソドックスな内容をお話します。
トルコ・イギリスへの原発輸出が阻止されたことに踏まえつつ、海外との連携についてもお話します。
自然災害と原発から命を守るには  守田敏也講演会
https://www.facebook.com/events/818972191778661/
● 原発からの命の守り方を東海第二の問題と絡めてお話します!(11日午前10時から)
原発からの命の守り方 ?東海第二の危険性を問う?
https://www.facebook.com/events/318879908723244/
11日には埼玉県富士見市で東海第二の再稼働への動きなどを踏まえたうえで、原発からの命の守り方についてお話します。
東海第二は30キロ圏内では日本で最も多くの人口を抱える原発です。しかも老朽化している。この原発特有の危険性も踏まえながら、原発からの命の守り方のエッセンスをお話します。
● 社会的共通資本についてお話します!(12日午前10時から)
12日には社会的共通資本についてお話します。
【満員御礼】守田敏也さんにまなぶ やさしい経済のおはなし
https://www.facebook.com/events/1176835465813576/
イベントページをご覧になると分かるように、主催者の方たちは「社会的共通資本」の提唱者である宇沢弘文さんに共感されて、このことを学びたいと考えられ始めました。
しかし宇沢先生はもうお亡くなりになっている。どうしようかと考えているうちに、宇沢先生の最晩年の弟子である僕につきあたったとのことです。
なんだかとても嬉しいです。すでに京都で「社会的共通資本」について学ぶ連続学習会を立ち上げてきましたが、今回はそれらも踏まえつつ、社会的共通資本の考え方のエッセンスをお伝えしたいです。
ただしすでに「満員御礼」が出ていますので、お越しになりたい方は、参加可能かも含めて主催者にお問い合わせ下さい。
以上、関東のみなさんが、それぞれに行きやすい場で、話を聞きに来てくださると嬉しです。
会場でお会いしましょう!
15時間前
滋賀県米原市の原子力災害対策が大きく一歩、前に進みました!
昨年から検討されてきた「原子力防災を考える市民委員会」の委員の公募が始まったのです。僕もこの動きに関わらせていただいています。

プロフィール
1959年生まれ。同志社大学社会的共通資本研究センター客員フェローなどを経て現在はフリーライター。環境問題や平和問題にも関わり、京都大文字山での森林保護活動などを実施。アフガン・イラク戦争に反対し旧日本軍性奴隷問題にも関わってきた。原子力政策に関しても研究・批判活動を続け、福島原発事故以降は被曝地を度々訪問。各地で放射線防護の講演を行っている。2012年より兵庫県篠山市原子力災害対策検討委員会委員に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
『原発からの命の守り方 いまそこにある危険とどう向き合うか』

最新の画像もっと見る

コメントを投稿