ヌチドゥタカラ「命こそ宝」

ヌチドゥタカラとは、沖縄の言葉で「命こそ宝」の意味。脱原発と反戦。命こそ守らなければならないもの。一番大切なもの。

「命こそ宝」

2017-01-20 15:08:00 | 日記
演劇「命どぅ宝」で非暴力の希望 東京・劇団文化座 平和の原点描く

【東京】米軍による土地の強制接収に沖縄住民が激しく抵抗した1950年代の「島ぐるみ闘争」が舞台の演劇「命(ぬち)どぅ宝」が2月2~12日、東京都池袋の東京芸術劇場シアターウエストで上演される。劇団文化座(東京都)の創立75周年記念第1弾で、代表の女優・佐々木愛さん(73)は「沖縄の人に見てもらっても絶対大丈夫」という自信作。沖縄だけでなく「日本、世界が良い方向ではない今こそ原点を見詰めてほしい」との思いが込められている。

物語の舞台は伊江島の土地闘争。銃剣とブルドーザーで土地を奪われた阿波根昌鴻ら農民は座り込みを主とした抗議行動を展開する。瀬長亀次郎も闘いに参加、島ぐるみの様相を帯びていく過程を描いている。
 
主人公である阿波根、瀬長らの重要な発言や物語の展開、場面など、基本的な要素はかなり史実に忠実に描かれている。佐々木さんは「実際に両氏が語った言葉を知ってほしかった。閉塞(へいそく)した状況から出てきた素晴らしい言葉や2人の人間性を描きたかった」と、その狙いを語った。
 
着眼点は「沖縄の人たちは、なぜ座るのか」。その理由は、2人の生きざまを通して見えてくると考えた。米軍という圧倒的な権力や暴力を前に闘う人々が選んだ道は「非暴力」による抵抗だった。そこに平和への光や希望を見いだした姿を伝えたいという。 
 
佐々木さんは「この2人は生前、スケールが大きい言葉を人々に投げ掛けた。そんな言葉を持つ政治家は今の日本には見当たらない。演劇を通して2人の人間性に触れ、平和の原点を見詰め直す機会にしてほしい」と話している。
 
劇団文化座公演「命(ぬち)どぅ宝」
創立75周年記念第1弾 劇団文化座公演148
作=杉浦久幸 演出=鵜山仁
出演:佐々木愛、有賀ひろみ、藤原章寛 ほか

公演日:2017年2月2日(木)~12日(日)
開演時刻:14:00と19:00
 14:00の部:2/3(金)、2/5(日)~2/7(火)、2/9(木)~2/12(日)
 19:00の部:2/2(木)、2/7(火)、2/8(水)、2/10(金)
 詳しくは→https://www.geigeki.jp/performance/20170202tw/
 ※開場は開演の30分前
 ※2/3(金)公演終了後アフタートークあり。
  内村千尋さん(「不屈館」館長)
  謝花悦子さん(「ヌチドゥタカラの家」館長)
  佐々木愛(劇団文化座代表)
場 所:池袋 東京芸術劇場シアターウエスト
    〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-8-1 TEL 03-5391-2111(代)  JR・東京メトロ・東武東上線・西武池袋線 池袋駅西口より徒歩2分。
    駅地下通路2b出口と直結しています。
    地図→https://www.geigeki.jp/access/index.html
料金(全席指定/税込):
 一般5500円、Uシート4000円(19:00の部のみ)、高校生以下3000円
 ※Uシートは、19:00の部のみ、座席の一部を割安の料金で観ていただくシステムです。
 ※Uシート、高校生以下は劇団でのみ取扱い。
(電話)03(3828)2216、劇団文化座。