ヌチドゥタカラ「命こそ宝」

ヌチドゥタカラとは、沖縄の言葉で「命こそ宝」の意味。脱原発と反戦。命こそ守らなければならないもの。一番大切なもの。

子どもの甲状腺がんの最短潜伏期間

2014-11-25 06:45:28 | 日記
「相双の会」最新号3ページに旭川北医院松崎道幸先生の衝撃の報告がありました。
「福島で発見されている小児甲状腺がんの大半が福島原発事故と関連するということは、医学的にみてもあり得るということ」
やっぱりそうだったのだ!と思いました。

子どもの甲状腺がんの最短潜伏期間

道北勤医協 旭川北医院松崎道幸
放射線被ばくから発がんまでの期間

を「潜伏期間」と言います。白血病などの血液疾患では数年、固形がんでは10年以上と言われています。しかしこれらの数字は、「明らかに」発がんが増加するまでの年数です。人間には個体差がありますから、発がんまでの期間も様々なはずです

ところで、米国では「911テロ」時の発がん物質ばく露でがんになったとの訴えが増えたため、米国政府は、発がん物質曝露によるがんの「最短潜伏期」を決めて補償するかどうかを判断する必要が出てきました。米国は、これまでの疫学データをもとにして、がんの超過死亡が「増え始める時点」を探したわけです。

その結果、子どもの甲状腺がんは放射線被ばく後、最短1年で発病するとされました。したがって、現在までに福島で発見されている小児甲状腺がんの大半が福島原発事故と関連するということは、医学的にみてもあり得るということになります。

もちろん、この数字は、現時点における医学データに基づくものであり、例えば、大人の固形がんの4年という数字も、さらに短縮される可能性があるのではないかと思います。    ー終



以下は宝島の記事コピーです。
買いに行かなければ・・・。     (『月刊宝島』2014年11月号より)

http://blog.takarajima.tkj.jp/archives/1927416.html

米国のCDC(疾病管理予防センター)では、
2001年9月の世界貿易センター事件(同時多発テロ事件)を受け、ガンの潜伏期間に関するレポート 『Minimum Latency Types or Categories of Cancer』(改訂:13年5月1日。以下「CDCレポート」)を公表している。これに掲載されている、ガンごとの潜伏期間を短い順に示すと、
【白血病、悪性リンパ腫】0.4年(146日)
【小児ガン(小児甲状腺ガンを含む)】1年
【大人の甲状腺ガン】2.5年
【肺ガンを含むすべての固形ガン】4年
 などとなっている。
 小児甲状腺ガンの潜伏期間は1年ほどということになり、前掲の山下報告とも矛盾しない。県立医大の唱える「発ガンは原発事故発生から4年目以降」説など、CDCからは全く相手にされていないのである。
 にもかかわらず県立医大は、一見して多く見えるのは無症状の人まで調べたことによる「スクリーニング効果」によるものであり、将来発症するガンを早めに見つけているに過ぎない、などと頑(かたく)なに主張している。

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1 コメント

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Unknown (丸井英三)
2016-03-18 13:46:07
「甲状腺がんの最短潜伏期間が大人で2.5年、子どもは1年と報告」というのは、正しくないのです。

人間は誕生した瞬間から、自然界から放射線を浴びています。人間自身も食物から体内に放射性カリウムを摂取しており、成人は約4000Bq放射線を出しています。そのため、お母さんが赤ちゃんを抱けば、被曝しているのです。

さらに重要な点は、被曝線量が明記されていません。一体何シーベルトの放射線を浴びたのでしょうか?
私たちは、レントゲン検査、CT検査で被曝します。
そういうのを無視して、最短潜伏期間を算出できるのでしょうか?
いい加減な数値だと思いませんか?

ですから正しい「放射線被曝の開始日」は、誕生した瞬間のはずなのです。

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