学校が再開しました。部活動も再開しました。再開ですが、変わっていく部分をしっかり受け止めて、新たにスタートという気持ちです。まもなく部登録となります。
今年も個性豊かな選手ばかりです。殻を破り、高校で大きく飛躍していく選手がどれくらいになるのか、期待したいと思います。
同時に3年生にとっては、決断の時となります。人数も多いわけではない、そして恵まれた能力の選手ばかりではなかったですが、意識と理解能力のとても高い優秀な選手ばかりです。彼らも県大会で戦える、そしてリーグ戦も昇格できると証明してくれました。
彼らとのミーティングの中で、
「インターハイがなくなっても、インターハイのためだけにやっていたわけではない。常にどの試合も全力で取り組んできたので、残念ではあるが、それが全てではない」という趣旨の発言もありました。気持ちの全てを推し量ることはできませんが、他に転嫁せず、常に前を向く姿に、彼らの潜在的に持つ逞しさを知ることができました。
代替大会まで残る選手もいます。タイミング的にここで切り替える選手もいます。それも全て尊重し、沼津東高校サッカー部は彼らをしっかりサポートしたいと思います。
沼津東高校は部活動を最後までやり抜くことができます。補講などがあっても、部活動をやめなさいということは言いません。
代替大会までだとしても、7月まで残るという事実は変わらない。これが彼らの歴史となり、進路実現も果たしてもらいたいと思います。そして、下級生に継承していく。
指導者という立場ではありますが、今同じ仲間として彼らを誇りに思っています。
サッカーに「引退」はありません。卒業して初めて「高校」サッカーが終わるだけです。いつでもボールを追っかけられる環境は作りたいと思います。