沼津東高校はいわゆる大学受験が多い進学高校と呼ばれます。入学する生徒はもちろん大学受験を視野に入れています。
日本の高校のカリキュラムは残念なことに、3年間で終えるべき指導内容を3年間で終えていたら、大学受験には対応できないのが現実です。教科の中の科目(いわゆる理科の中の物理や生物、化学)にもそれぞれしっかりと教科書や資料があります。普通の高校生でも盛りだくさんであるところ、さらに難関大学となると、より難易度が高く、クセのある問題に対応しなければなりません。だから、教科書はどんどん進み、おそらく1年生は目のまわる日々になると思います。
でもそれは、大学受験、しかもある程度目標があれば当たり前のことなんだと気付いていきます。
そして、それは高校生にとっては、日常生活であり、そのスピードは違いがあってもどの高校生も基本的には変わりはありません。
目標としている大学に行けば、より主体性を持って学ぶということが求められます。むしろ、それは当たり前で、主体性にも差が出ると思います。
じゃあ、勉強が大変だから好きなサッカーを諦める?
世界は違います。育成年代ではトップクラブになればなるほど、学力はサッカー以上に大切だと言われます。どんなサッカー選手でもいつか必ず引退し、次のキャリアを歩む時に、学力や学ぶことの大切さを知らないと人生が破綻することがとても多いといわれています。
サッカーと勉強を両立する。いや一流を目指す。
これこそが世界基準だと思います。
学業優秀ということだけでなく、生活の中にサッカーも勉強もその一部に組み込む。
沼津東からサッカーにおいても人や社会に貢献する人材が出て欲しいと願います。
上手い下手ではありません。実績ではありません。
やり続けていれば必ず上達するし、辞めたらそこで上達も可能性も終わります。
本校の生徒で、中学時代にはクラブチームで力のあった選手でも、高校ではサッカーをやらないという生徒も見受けられます。
話を聞くと、サッカーはやり尽くしたとか、勉強が大変だからとか。
やるやらないは自由だし、サッカーが嫌いなら別に構いません。しかし中学でサッカーをやり尽くしたとか、勉強があるからとかでやらない理由を並べているだけなら、おそらく他の面でも同じ理由をつけ、合理化すると思います。
そういう生徒に限って、後からサッカーをやっておけば良かったとか、もしやっていたらどうだったとかを話しています。
今年は沼津東高校サッカー部から、現役で国公立大学医学部に合格しました(普通科)。もちろんレギュラー、リーダー、誰よりも練習し、チームを背負う人材でした。
もちろん、他の生徒も軒並み第一志望にチャレンジし、その多くは合格を勝ちとりました。
サッカーでも、勉強でも
諦めず挑戦する姿勢
時間を有効に活用できる習慣
そして
「自分がやりたいこと、目指すことに対しては合理化せず、直向きに取り組める力」
これこそ、好きなサッカーを追求することで身につくことだと思っています。
今しかできないこと。
高校生だからできること。
他地区に流れ、誰かの後ろにつくよりも、このチームを強くしてやる。という頭に立つという気持ちこそ沼津東高校サッカー部が求める人材です。その「心」から 技、体と繋がっていくと思います。
私たちも魅力あるチームを目指して、頑張ります。
勉強しても、ここでサッカーをやりたいと思えるチームになりたいと思います。
ぜひ沼津東高校サッカー部でサッカーを追求しましょう。
中学時代に実績はなくても、実績は自らの手で作るものです。
まだまだこれからのチームです。
でも人一倍タフです。
みなさん、よろしくお願いします
年度末の予定
3月20日 TM 島田商業
3月21日 TM 清水桜が丘
3月23日 TM アスルクラロ沼津U18
3月24日 TM 小山
3月25日 TM 沼津中央
3月26日 TM 知徳
3月27日 TM 藤枝東
3月28日 TM 沼津西
3月31日 TM 静岡大学 御殿場南