私は、ツノゴマ類ではキバナノツノゴマ Ibicella lutea しか見たことがないので、昨日は東京都の薬用植物園へ、開花中の Proboscidea Louisiana を撮影するために行ってきました。多くの花好きの方が撮影に懸命でした。私が果実を下からのぞき込んで撮っていると、何を撮っているのかと訊かれたので、果実のことを話すと、「実がつくなんて知らなかったので、花だけ撮ればいいと思っていたわ」と、戻ってこられた方もありました。
これがキバナツノゴマの近縁種 Proboscidea Louisiana です。キバナツノゴマの花とそっくりさんのようでいて違っています。キバナツノゴマの臭いを、腐敗臭・・・と私が言ったら、来園者の男性は「濡れ雑巾の生乾きの臭さ」と表現されましたが、言い得て妙でした。
この Proboscidea Louisiana の臭さは気になりませんでしたし、粘液のべたつきも少ないようでした。果実の付き方も交互についているのはIbicella lutea ですが、Proboscidea Louisiana の方は、並列して果実が付いています。似てはいても別の種だとよく分かりました。
やはり、百聞は一見に及かずなのですね。
若い果実をピクルスにすれば二種の違いがもう少し分かるかもしれない・・・と思っても、手頃な大きさの果実がついているのに、まさか職員さんに「これ、ください」とは言えないので、後ろ髪を引かれる思いで、帰宅。職場から持ち帰ったキバナツノゴマで試作にとり掛かりました。
■キバナツノゴマの若い果実のピクルス■
粘液を洗い流してから熱湯にくぐらせ、20数えてから引き上げ、すぐ冷水に浸けます。
冷めたらへたを取り除きますが、アクが強いのか、直ぐ茶色く変色し始めました。
ピクルス液は、横着して市販のを使いました。香りづけにクローブ少々を加え、2時間ほどで漬かり具合はOK。食べ頃でした。
試したことのある人の評では、とてつもなく苦い・・・そうでしたが、口にしたときより、食べ終えてからチョッピリ苦味を感じはじめた程度でした。熱湯にくぐらせたから、苦味が少なくなったのかもしれません。私はアケビの蔓先をお浸しでよく食しますから、苦味には相当強いのかもしれません。
美味しくて美味しくてと言うほどではありませんでしたが、ピクルスは日本食では “ラッキョウ" や “ハジカミ" のような物、即ちお漬け物です。洋風お漬け物とはいえ、そんなにバリバリ食べるものではないでしょうから、まぁ “ツノゴマのピクルス" も目先が変わって箸が進むと言えるでしょう。
とはいえ、ツノゴマの若い果実は市販されていないので、お試しになって・・・とはいえないわねぇ。
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