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草の名

私が栽培している薬草や、道端の草でセルフメディケーションにも使える類の植物を紹介してゆきます。

故きを温ねて・・・・・

2016年01月16日 | 薬草・雑草

 塵の集積場に使い古した手動ドリルが捨ててあるのを見つけ、これはまだ使える!!と拾っておいた手動のドリル。 

以前、厨房から出されたと思える2升も入りそうな大きな“飯台”を見つけていたので、そのドリルを見て、これを使えば、“あの飯台を植木鉢として使える!、底の穴を開けるのに丁度よい”と閃いたわけです。

私にとっては願ってもない穿孔機です。 

早速試作に取りかかりましたが、初めのうちは思うように進まなかったのが、二つ目からは難なく穴を開けられ、思い通りに植木鉢として使えるようになり大満足でした。

  深さが30cmほどなので余り根の張らないキンセンカを植えることにしました。

如何でしょうか。今風なおしゃれなテラコッタ鉢でなくても、用は足せそうですよね。

“モッタイナイ””の精神でもう一つ作って、挿し木の養生鉢としても使っています。

  植えたのはキンセンカ、トウキンセンカ)Calendula officinalisです。キク科キンセンカ属の一年草です。

キンセンカって仏花じゃぁないの?と言われそうですが、キンセンカもれっきとしたメディカルハーブなのです。 仏前や墓前の花として使われているので、いかにも日本の植物と思われがちですが、原産地は地中海沿岸、ヨーロッパです。日本には、江戸時代に中国から渡来したそうで、中国名の「金盞花」の《盞》には盃の意味があり、花の色と形を「金の盃」に見立てて、そのままに日本語読みしたと思われます。

 ハーブ名はカレンヂュラ、英名をポットマリーゴールドというので、名前にマリーゴールドとついているためかコンパニオンプランツとしてのフレンチマリーゴールドなどと間違えられやすいのですが、同じキク科でも当キンセンカはキンセンカ属で、マリーゴールドはコウオウソウ属なので、属が異なるので別種なのです。

キンセンカの詳細はこちらをご覧ください。

 

 


仕事始めとクリスマスローズ

2016年01月08日 | 薬草・雑草

 新年を迎えて早一週間が経ちました。

草取りをしていて、目を凝らせば、昨年植えた一本のクラリーセージからこぼれ種で小さな芽が6本、隣のルッコラの仲間のセルバチコにも5本ばかり発芽しています。              

蹲り我が見つついる寒土に こぼれ種の芽の愛おしきかな・・・寒に入ったばかりなのに春を心待ちしています。

昨年末、新しい一輪車を購入して貰いました。

今度は一輪車ではなくて、四輪車です。一輪の手押し車は、バランスを取るのに苦労したのですが、                                                   今度は押すのではなく、引いて動かします。方向転換も楽々と動かせます。

おまけにダンプ機能が付いていて、荷台を上げて土を下ろせるので、余計な力は要らないし、何より安定しています。                                                

 刈り取った草を摘んで,朽ちるのを待って、その上に腐葉土や土を積み、築山風に造ろうと思っていたので、四輪車を使って、早速取りかかりました。何であれ新品は気持ちが良いですねぇ。構内を巡って石や土留めになるような倒木や朽ち木を拾い集め、配置してみたら、一応それらしい原型を造ることが出来ました。                                       

 未だ未だ築山というにはほど遠く、土を20袋ほど載せなくては植え付けは出来ません。                                                                             小高くして下向きに花をつけるクリスマスローズを植えれば、花を見やすいかなと思案中です。                                                      

 裏庭に大きな切り株があったので、それも円に置きました。今までは腰を下ろす場所もなかったので、これは椅子に・・・と思いついたのです。腰を下ろしてゆっくり園内を見ていただける、ちょっとした椅子になったと 自画自賛しています。                                            構内には、大きな切り株がいくつもあります。それらを使えば園内にベンチにもなるのではないかしらと思っています。                                                       今年は一休みしながら、植物たちを眺めて貰えるようにしたいと思っています。

 

 クリスマスローズと呼ばれるているのは、12月クリスマスの頃から2月頃に咲く花色が白のクリスマスローズHelleborus nigaerと、3月頃から咲き始める花色が多く草丈の高いレンテンローズ(別名を春咲きクリスマスローズ)Helleborus orientalisやコダチクリスマスローズHelleborus foetidus, Helleborus viridisがありますが、一般にはひっくるめてクリスマスローズと呼ばれています。

Helleborusは、ギリシャ語で“殺す”という語のHeleninと“食べ物”を示すBoraとの合成語だそうですが、花のイメージとは全く違いますね。

 有毒ではあっても,成分の強心配糖体やサポニン配糖体は薬用として用いられています。しかしその量は難しく素人は扱うことは出来ません。

観賞用として栽培しているものの中にも、私達は知らずして有毒植物を手にしていますが、有毒であることは頭に入れておいてください。          (取り扱った手で皮膚に触ると皮膚炎を起こすこともあり口にすると死に至ることもありますので、取り扱いにはくれぐれも注意してください。)