塵の集積場に使い古した手動ドリルが捨ててあるのを見つけ、これはまだ使える!!と拾っておいた手動のドリル。
以前、厨房から出されたと思える2升も入りそうな大きな“飯台”を見つけていたので、そのドリルを見て、これを使えば、“あの飯台を植木鉢として使える!、底の穴を開けるのに丁度よい”と閃いたわけです。
私にとっては願ってもない穿孔機です。
早速試作に取りかかりましたが、初めのうちは思うように進まなかったのが、二つ目からは難なく穴を開けられ、思い通りに植木鉢として使えるようになり大満足でした。
深さが30cmほどなので余り根の張らないキンセンカを植えることにしました。
如何でしょうか。今風なおしゃれなテラコッタ鉢でなくても、用は足せそうですよね。
“モッタイナイ””の精神でもう一つ作って、挿し木の養生鉢としても使っています。
植えたのはキンセンカ、トウキンセンカ)Calendula officinalisです。キク科キンセンカ属の一年草です。
キンセンカって仏花じゃぁないの?と言われそうですが、キンセンカもれっきとしたメディカルハーブなのです。 仏前や墓前の花として使われているので、いかにも日本の植物と思われがちですが、原産地は地中海沿岸、ヨーロッパです。日本には、江戸時代に中国から渡来したそうで、中国名の「金盞花」の《盞》には盃の意味があり、花の色と形を「金の盃」に見立てて、そのままに日本語読みしたと思われます。
ハーブ名はカレンヂュラ、英名をポットマリーゴールドというので、名前にマリーゴールドとついているためかコンパニオンプランツとしてのフレンチマリーゴールドなどと間違えられやすいのですが、同じキク科でも当キンセンカはキンセンカ属で、マリーゴールドはコウオウソウ属なので、属が異なるので別種なのです。
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