草の名

私が栽培している薬草や、道端の草でセルフメディケーションにも使える類の植物を紹介してゆきます。

クコの新芽をナムルにしてみたら・・・(^o^)

2016年11月01日 | 薬草・雑草

 毎朝、田圃の周りを一回りしている散歩で、クコの花に気づきました。この時期はもう実がついているはず・・・と思って、草叢に入り、他の草を除けて探してみても実は一つもありません。四方八方に枝を伸ばし、新芽がたくさんでています。クコは春と秋に新芽を出すのです。

花の時期には遅いので、花は少ししか見つかりませんが、可愛い花は目につきます。

 クコの果実を生薬では枸杞子(クコシ)といいます。肝機能の衰え、肝臓や腎臓を丈夫にし、髪の毛や骨を養う漢方薬として広く用いられています。血圧を下げたり上げたりする効果はありませんが、飲んでいるとルチンやビタミンCが血管を強化し、高すぎる血圧は下がり、低すぎる血圧は上げるそうです。 

 根の皮までも利用し、皮を剥いで乾燥させたものを地骨皮(ジコッピ)といい、血糖降下、解熱、痰切り、咳止めに効き、強壮強精効果があるとされています。  

 枸杞葉(クコヨウ)とは、読んで字の如しです。葉は、毛細血管などの血管壁を丈夫にするといわれます。便秘にも効果があるとか。 夏の入院以来、心臓の薬を服用している私にはもってこいの食材!! とばかりに草叢におそるおそる足を踏み入れて、両ポケット一杯に新芽を摘んできました。おまけに、我が家にも植えておこうと1本手折って持ち帰り、挿し木しておきました。

クコの新芽や若芽は、油炒めか天ぷらにしたり、さっと茹でてお浸しや和え物にしたり、加薬(かやく)ご飯にしたりします。 

  クコの実って、どんなの?という方は、杏仁豆腐に入っている赤い実を思い出して下さい。其れがクコの実なのです。クコについては病院HPの“植物豆知識”に載せていますので詳しくはそちらをご覧下さい。 

 九月、NHHKの「あさイチ」でクコの実を「ゴジベリー」として紹介していました。 クコを応用したレシピも載っていますので、興味のある方はhttp://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/160913/1.html をご覧下さい。 

 2004年、アメリカのスチーブン・ブラット医師が『スーパーフード処方箋? あなたの人生を変える14の食品』を著した中に入っていたことから一般に広まったそうですが、その中では枸杞子をゴジベリーの名前で紹介しています。   枸杞子と表すよりゴジベリーの方が、今風なのかしら?                                            それとも原書でゴジベリーとなっているからなのかしら?                                       

ひょっとしたら、ゴジベリ=枸杞子って知らなかったのは私だけ? 

クコの葉は、今までは普通にお浸しにしていたのですが、我が家ではナムルの方が好評でした。 

  


最新の画像もっと見る

コメントを投稿