冬木立

御無沙汰しております。新大裏千家茶道部です。
更新が滞っており、申し訳ありませんでした。

12月も残り半分となりました。初雪も降り、いよいよ本格的な冬が訪れたような気がします。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

ブログの方は更新出来ておりませんでしたが、週2回のお稽古は変わらず続けておりました。本日も活動を行っております。以下の写真は本日の床の写真でございます。



11月からは炉の季節となりましたので、お稽古を開始しております。残念ながら大学の施設では畳がきれていないので炉縁をおいて使用しています。

また、12月から新しく入部し、活動している方もいます。本日も盆略点前の練習を繰り返ししておりました。



来年1月20日の日曜日には、初釜茶会を開きます。そちらも点前などの担当が決まり、練習が始まっております。参加していただけるというOB、OGの方は是非ご連絡なさってください。

天候が安定せず、日がな一日中寒い日が続いております。
皆様、体調を崩されませんようご自愛くださいませ。

新大祭2018

皆様こんにちは、裏千家茶道部です。
更新が滞り申し訳ありません。
本日は10月20日に行われました、新大祭での茶席の様子を報告させていただきます。


当日は、天気予報では雨という予報でしたが、奇跡的に雨も降らず、過ごしやすい一日でした。
会場が教育学部棟の少し奥まったところにあり、分かりにいのではないかと心配しておりました。その中でも多くのお客様にご来場いただきましたこと、誠にありがとうございました。



教室での手前ということで、椅子と机を使用する立礼席を設けさせていただきました。本来は野点の際に用いるものですが、御園棚を使用しました。





短冊には、「喫茶去」と書かれておりまして、「お茶でも一服いかがですか？」という意味がございます。お越しいただいた皆様に、少しでも気軽にお茶をお楽しみいただきたいと思い、こちらの短冊を掛けさせていただきました。
花は大学内に自生していたものを当日の朝に摘んで生けました。ススキ、アキノキリンソウ（黄輪）、野菊（紫）でございます。大きな写真がなく、申し訳ありません。
花入れは歌花筒を使用しています。



お菓子は美豆伎庵さんに作っていただきました。銘は「錦秋」です。紅葉の焼き印の入った饅頭で、中には新潟県産の枝豆を使った餡が入っていました。

また、今回の茶席ではOBの大田様に寄贈していただいたお道具を二点、使用いたしました。





一点目は高台寺蒔絵大棗です。上に載せました通り、こちらは蓋の裏に花押がございまして、尋牛斎のものでございます。



二点目は青井戸茶碗です。こちらは主茶碗として使用いたしました。銘は「紅葉」でございます。

どちらも秋を連想させる素敵なお道具でしたので、新大祭という場を借りて披露させていただきました。
素晴らしいお道具をありがとうございました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。大切に使用させていただきます。


実は今回の新大祭では保健所からの指導が厳しくなりまして、衛生面の観点から使い捨てのプラスチック容器を用いてお茶をお出ししました。容器自体が軽かったのでお茶を入れた時に安定感がなく、皆様も召し上がりずらかったのではないかと思います。気遣いが足りず、申し訳ありませんでした。


お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。拙い亭主手前ではありましたが、お楽しみいただけましたら幸いです。今回の反省を生かし、皆様により満足していただけるおもてなしが出来るよう、ますます稽古に励んでいきます。

もっと茶道を知りたい、茶道に興味が湧いてきた、という新大生の皆様、是非見学にお越しください！
大学会館二階、和室2・3号にて火曜日は17:00頃~19:00頃まで、土曜日は10:00頃~14:00頃まで、活動しております。お気軽にどうぞ！お茶とお菓子を用意してお待ちしております😊

冬に向かい、今後益々寒さも増していきます。どうかお体に気を付けてお過ごしください。

新大祭について お知らせ

大変ご無沙汰しております、新大裏千家茶道部です。
更新が滞っており、誠に申し訳ありません。

早いもので2018年も残り三ヶ月を切り、2018年度も折り返しを迎えました。暑かったり寒かったりと気温の変動が激しい日々が続いておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、10月20日（土）、21日（日）には新大祭が開催されます。私達新大裏千家茶道部も茶席を設けますので、以下の通りお知らせ致します。



【日時】

　10月20日（土）　10:00~14:30

【場所】

　教育学部棟104

【料金】

　1席　250円



部員一同心を込めておもてなしさせていただきます。
どうぞ作法など気になさらず、お気軽にお立ち寄りください。
お待ちしております。

卒業茶会2018

こんにちは、裏千家茶道部です。更新が滞り申し訳ありません。先日行われた、卒業茶会についてご報告させて頂きます。

 

当日の燕喜館には、卒業される先輩方の最後のお茶会ということで、沢山のお客様にお越し頂きました。

 

薄茶席のお床の様子です。

 

軸には、淡々斎の筆で、養雛成大鶴とかかれています。下に描いてある絵も雛と大鶴を表しているそうです。

 

 

薄茶席のお菓子は緑色と黄色のものが「春の野」、紅白のものが「千代結び」です。卒業される先輩方が選んだ、春らしい色合いの素敵なお菓子でした。

 

薄茶席の様子です。今年は卒業生の方々が全員出席され、それぞれ薄茶や濃茶の亭主点前をしてくださいました。先輩方の姿を目に焼き付けてきました。

 

濃茶席は、軸が円能斎筆の研心、香合は竹泉作の扇面でした。写真がなく申し訳ありません。

また、お花は大学構内の桜の枝を、卒業生の方々が持ち帰って温め、つぼみがふくらみかけたものを生けていました。

 

このお茶会で、四年生の先輩方は、就職される方、大学院に進学される方と、それぞれの進路に進まれます。

いつも優しく、かつしっかりと、様々なことを教えてくださり、本当にお世話になった先輩方が卒業されるのは、正直送り出したくないくらいさみしいですが、在校生一同、先輩方の健康と、今後のご活躍をお祈りしております。

改めて、ご卒業おめでとうございます！

そして、本当にありがとうございました！

 

 

 

 

 

初釜茶会2018

こんにちは、裏千家茶道部です。更新が滞っており、申し訳ありません。

新年明けて初めてのブログとなりますが、今年はお茶会や日々の活動の様子を、たくさんお見せしていけたらと思っております。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

それでは、先日行われた初釜茶会の様子についてお伝えさせて頂きます。

当日は荒れた天候となりましたが、そんな中でも、お越し頂いたお客様方に、心より感謝申し上げます。燕喜館の庭にも雪が積もっていました。

 

待合の床には、扇面 寿似山(ことぶきやまににたり)を掛けさせて頂きました。めでたいことが山のようにあるという意味だそうです。

 

初釜茶会ということで、点心をお出ししました。部員がそれぞれ力を合わせたり、分担したりして作ってきた力作です。写真にはありませんが、お吸い物と日本酒も一緒にお出ししました。

席のお床の様子です。軸には、佳気満高堂(かきこうどうにみつと書いてあります。めでたい雰囲気が茶室に満ちている、という意味です。

 

お花はクリーム色のものが蝋梅、ピンク色のものが西王母で、先生が活けてくださいました。

明るい色合いで、新春の息吹が感じられる、素敵なお花でした✨

 

香合は振々(ぶりぶり)でした。昔の貴族の子ども達が、お正月に振り回して遊んだおもちゃをかたどっているそうです。孔雀の絵が綺麗ですね。

 

席の様子です。今回は濃茶と薄茶を、同じ部屋で続けて行いました。

 

濃茶のお菓子は花びら餅、薄茶のお菓子は戌(いぬ)と宝船で、どちらも美豆伎庵さんのものでした。写真がなく申し訳ありません。

 

釜は金森紹栄作の海老環付平丸釜、炉縁は高台寺蒔絵でした。

海老といい全体の形といい、釜がとてもかわいらしく、個人的に好きでした。

今回は、部員のほぼ全員が席に入ることができ、普段はない点心など、良い経験をさせて頂くことができました！

この初釜茶会を出発点として、今年も日々の稽古に励み、精進してまいりたいと思います。

次のお茶会は、卒業茶会になります。お世話になってきた、大好きな先輩方との最後のお茶会です。ご都合がよろしければぜひ、3月10日、燕喜館にいらしてください。お待ちしております。