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口コミで人気、東近江の新ブランド「近江あかねキムチ」

「あかねさす紫野ゆき標野(しめの)ゆき野守は見ずや君が袖振る」は、遠く万葉の昔、額田王(ぬかたのおおきみ)が蒲生野で詠んだ有名な相聞歌だが、「近江あかね」の新ブランドを冠した東近江市産キムチの人気が口コミで広がっている。

 農事組合法人・滋賀第五営農組合(東近江市市辺町)は1995年からキムチの製造をはじめ、これまで外食産業向けに卸売してきたが、ブランドを伏せた試食アンケートで名だたるメーカーを抑えて「おいしかったキムチ・好きなキムチ」1位に選ばれた。

 これをきっかけに、昨春から市内のイベントで販売したところ、口コミで人気が広がったため、2019年7月に自社ブランド「近江あかね」を商標登録し、工場のほか、JA直売所「きてか~な」(近江八幡市多賀町872)で販売を始めた。
 遠方からの来客もあり、「うま味が先に来て食べやすい」「日本人の味覚にあっている」と好評を博している。

 味の決め手となるヤンニョム(調味料)は、数種類の厳選唐辛子やおろしにんにく、リンゴピューレ、魚醤(ぎょしょう)、しょうが、オキアミなどを独自の配合でつくり上げ、日本人の味覚に合わせて甘味とうま味、辛味のバランスをとった。
 野菜は、東近江市を中心に契約農家から調達。寒気の中でうま味を閉じ込めた白菜と大根、みずみずしい自然栽培のきゅうりを、創業の1972年から培った漬物づくりの技術を生かし、一つ一つ丁寧に手作業で仕上げた。
甘味が強いので、女性や子どもにも食べやすく、漬物としてだけでなく、同組合のホームページで紹介しているキムチ鍋などのレシピも楽しめると述べている。
組合長の中井宗昭さんは「日本人の味覚に合わせた甘味とうま味、辛味のバランスのよいキムチです。近江牛をはじめ、豚、とり肉との相性も抜群です」とPRしている。

 種類は、白菜キムチ、大根キムチ、きゅうりキムチ。各500グラム入りで、工場直売だと540円(税込)。
詳しくは滋賀第五営農組合(ホームページhttps://www.daigo-tsukemono.com、TEL 0748-22-5383)。

販売所
滋賀第五営農組合工場:東近江市市辺町2340、0748-22-5383
JA直売所「きてか~な」:近江八幡市多賀町872、0748-32-0111
<滋賀報知新聞より>
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