滋賀県高島市の歴史や文化を知ることができる「中江藤樹・たかしまミュージアム」が6月1日(日)、オープンした。
これは高島市が2023年度から、約1億4000万円をかけて行った事業で、老朽化が進んでいた高島市内4つの施設を統合し、立地の良い「近江聖人中江藤樹記念館」をリニューアルする形で誕生したもの。
「中江藤樹」は江戸時代初期に現在の高島市安曇川町で活躍した儒学者で、実践を伴った教えは多くの人に影響を与え「近江聖人」と称えられている。
【過去ログ】 【滋賀・近江の先人第31回】近江出身の大儒学者/近江聖人・中江藤樹(高島市)
ミュージアムは、「中江藤樹とその教え」「たかしまの歴史と文化」「多目的エリア」の3つのエリアに分かれていて、中江藤樹の人物像や教えに加え、高島市の歴史や文化を知ることができる。 ミュージアムの山本晃子館長は「今までよりも入りやすく環境も良いところで見て頂けるようになった。実物資料だけでは分からないところを見て頂くために映像資料を3種類作成した。そこも楽しみにして頂き。」とコメントしている。
「中江藤樹・たかしまミュージアム」 高島市安曇川町上小川69番地 入館料: 高校生以上の一般が300円、中学生以下は無料 休館日: 毎週・月曜日
<記事・写真: びわこ放送より>