癌（がん）にならないよう、治るように、体の奥に封じ込める「癌封じの欅（ケヤキ）」を拝みに、欅が鎮座する東近江市五個荘伊野部町の「建部神社」に多くの参拝者が訪れている。
↑写真：癌封じの欅（ケヤキ）滋賀報知新聞より
建部神社には高さ３０ｍ前後の大きな欅の神木が３つあり、本殿向かって左側にある欅は幹周5.1mにも及ぶ。中嶋邦晴宮司によると樹齢６００年と推定され、古くは『近江名木誌』（大正２年滋賀県発行）にも記載されている。
欅（ケヤキ）にはゴツゴツした瘤（こぶ）がいたる箇所にあるにも関わらず、その堂々とした出で立ちと、厄除けや苦難克服などにご利益があるとされる同神社の主祭神・日本武尊（ヤマトタケル）と相まってか、近年は「癌封じの欅」として拝まれ、２０１８年に滋賀県文化財保護協会で取り上げられたのを機に広く知れ渡るようになった。
手水舎で身を清め、本殿に参拝する。その後、自身の癌がある部分や気になる部分を手で触れ、祈りを込めて欅の瘤をなでる。健康に不安を持つ人、闘病中の人など、県内外から参拝者が足を運んでいるという。
建部神社では、ケヤキを剪定した際の枝木のお守りも数量限定で授けている（８００円）。
＜滋賀報知新聞より＞
【東近江・寺社総巡り】第１２５回・建部神社（東近江市五個荘伊野部町）
https://blog.goo.ne.jp/ntt000012/e/cd7f93b28a345fe6d3631570540f14de
建部神社
東近江市五個荘伊野部町４５７
０７４８―４８―４１９７
