鎌倉時代に著された聖徳太子伝の中に、太子建立46精舎(48精舎とも)の中の1箇寺としてあげられている。 「石塔寺」(東近江市石塔町)。別名を諸願成就寺、本願成就寺とも言う。


↑写真:滋賀報知新聞より
本堂は布引丘陵の中腹にあり、聖観音が秘仏として祀られている。
頂上に建つ「石三重塔」は奈良時代に造られ、石造層塔として日本最古、石造三重塔として日本最大の塔として知られる。
様式は朝鮮半島のものに酷似し、この地域に集住した渡来人との「韓流融和」を物語る遺産である。作家の白洲正子はこの石塔を見て「私は石の美しさを知った」と語っている。
石塔寺
東近江市石塔町860
<滋賀報知新聞より>