秩父三社参り ep3

（ep2の続き…）

秩父駅から電車に乗って羽生駅方面へ何駅か戻り、20分ほどで長瀞駅へ。長瀞駅から15分ほど緩い坂道を上り、寳登山神社に到着した。街の中にある神社と違って、山の中にある神社は、山全体が神域のような感じだ。アスファルトの道すら、どこか厳かである。長瀞と言えば、ライン下りのイメージが強いが、こんなに歴史的な土地だったとは、ちっとも知らなかった。

天気に恵まれ、冷たいが、気持ちの良い空気だった。神社って、本当に清らかな場所だ。あちこちで祈るのも節操ないが、弱い人間は、何かに縋りたいのだろう。この日、何度目かの参拝。家内安全、家内安全、家内安全…。参拝後、御朱印を頂いたが、御朱印帳への直書きではなく、予め和紙に書かれたものだった。書置きと言うらしい。ちょっと残念だが、混んでいるから仕方ない。

御朱印は、2種類の意匠から絵柄が印刷されている方を選択。書置きなので、派手な方にした。後で御朱印帳に貼ろう。これで、生涯6枚目の御朱印である。更に、扇子型の御神籤を引いくと、小吉なり。謙虚に頑張れ的なことが書いてあった。秩父神社で引いた大吉と似たような文言だ。吉凶を見た後は、御守として使えるとのこと。社務所も色々と考えるよなァ。

参拝後、神社のあちこちを見てまわった。大きい神社は、他の土地の神々が分社（分祀か？）されているので、見所が多い。八百万という日本の神様システムの面白さだ。更に、神仏混合まですると、ややこしくて、よう解らんが…。帰り道、坂道を下って周辺を探ると、カフェや食事処がチラホラあった。味噌豚丼を喰うか迷ったが、腹減り具合が半端だったのでスルーした。

（ep4に続く…）