goo

今夜、ロマンス劇場で

2018-04-01 22:32:47 | 活弁見聞録

つれ:「映画から登場人物が現実社会に飛び出してくるって話ならまず思い出すのはシュワちゃんのラスト・アクション・ヒーローだから、この作品もフィクションとノンフィクションとのギャップで笑いを取りにくるコメディ路線かと思いきや存外に正統派の感動ラブロマンスだったねぇ。
 どっちも根底に映画愛が流れてるのは同様ながら、あちらは際限なく元手を掛けた派手なアクションストーリーがベースになってるのに対してこちらは投下資本に頼らないハートウォーミンクストーリーがベースになってるところにそれぞれの映画文化が反映されてるようじゃないかぃ。
 邦画にとってはハリウッドほどの資金が集まらないのはむしろ幸いかもしれず、ド肝を抜く大仕掛けに頼ることなく作品のテーマを深く掘り下げて映画館てぇ空間でこそじんわりと日本人のメンタリティに沁みる佳作を今後も末永く送り出していただきたいもんだょ」

goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )