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パイレーツ・ロック

2009-10-30 11:03:22 | 活弁見聞録

ズレ:「全編に60年代の名曲が流れる若者の群像劇となればアメリカン・グラフィティのロック版=ブリティッシュ・グラフィティのようでもあり、いかにも英国流のエスプリ溢れる猥雑なネタに終始するかと思えばくすぐりを利かせたスペクタクルも用意されてて、正にロックンロールな物語だわな。
もっとも今の若い方には海賊放送と言っても馴染みがないだろうし音楽がそこまで神経質に規制されてた実感も沸かないだろうし長髪がどれほど忌み嫌われたかも伝わらないだろうから、DJにセックスにドラッグにてぇ組み合わせだけみりゃレイブやら●●ピーやらと同じじゃんとでも思われるかもしれないけどよ。
 当時のロックシーンは世界規模で社会全般を巻き込んでルネサンスや文化大革命のように価値観を揺るがす影響を与えたことを考えるとその後それに匹敵するほどのムーブメントは思い当たらず、そういう変革を求めるエネルギーが平和裡に蓄えられてるのか或いは暴力的に拡散してるのか、今後の推移が楽しみなような怖ろしいようなってとこさな」

 

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