つれ:「今度は栗本薫先生のご逝去で、ここんとこ立て続けに惜しまれつつ才人が若くして世を去っちまうねぇ」
ズレ:「惜しまれる才のないお陰で世に長らえてる身としては、ただただご冥福をお祈りするばかりよ」
つれ:「天寿とあればまだしも、いくら資産があろうと晩節を迎えて非業の死を遂げるのも居たたまれないよねぇ」
ズレ:「お気の毒に金目当ての凶刃に斃れたとすりゃ、狙われるものとてない貧乏も有り難く思えてくるぜ」
つれ:「直接手を下されずとも、こう窮屈な世の中じゃ長生きするほどジリ貧で首を絞められちまうんじゃないかぃ」
ズレ:「窮屈な世を生み出してる政治家や官僚には金や力があって窮屈を窮屈と感じてないなら、裁判員制度に倣って市井の感覚を汲むべく年寄りや貧乏人を閣僚や高級官僚に登用する手もあるんじゃねぇか」
つれ:「そんな寿命の縮まることは御免だって裁判員以上に忌避されちまうよ・・」