のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

1979年にあったクルド人虐殺は、日本にとって今や他人ごとではない

2018年08月02日 00時14分18秒 | 世界の中の日本
シリア北部にはたくさんのクルド人が住む。

しかし、少数民族である彼らは、

コバニの町をめぐってISと争い、多くが殺され、難民化している。

国家を持たない彼らへの迫害は、

各地である.

手始めは、

1979年にあったイラン革命直後だった。

下の画像は、

即決裁判で11名が処刑されたときのものだ。


転載元:「DAYS JAPAN」Vol.13 NO8 2016 aug 

彼らは、

イラン革命を支持して

同胞の血を多く流したにかかわらず、

革命が成るや、

このように、反革命の疑いをかけられ殺された。

自治権の拡大を求めたからだろう。

イラン国内では、

「反革命」を許さないという大義の下、

処刑が正当化された。

しかし、世界中から「民族浄化」事件として非難を浴びた。

上の写真は、

「ピュリッツァ賞」を受賞した。

ただし、カメラマンは匿名のままだ。

名前を出せば

暗殺される可能性が大きいので

出したくとも出せない。

すなわち、

イラン革命の指導者にすれば、

暗殺者を送り込んでも可笑しくないほど、

秘密にしておきたかったに違いないと想像されるからだ。

この点、

オウム真理教の死刑囚たちの処刑は、

同じ日本人であるだけに「民族浄化」ではない。

しかし、五日に7名、二六日に6名、

計、13名の処刑は、

どう考えても多すぎる。

TV局は、

まるでお祭り騒ぎで

処刑し終わった者にはシールを貼り、

選挙の当確発表の如くだ。

これでは、

どう考えても虐殺を娯楽として楽しんでいる風にしか見えない。

凶悪さが丸出しだ。

(日本って、なるほどこんなに人でなしの国か、慰安婦制度、思いつくはずだわ)

という日本人の酷薄さを印象付けるような愚かなイベント、

一体だれが企画したのか。

今や、世界中にこの情報が配信されているぞ。

政府は改めて、

なぜ、こんな国益を損なうような形で死刑を執行したのか、

きちんと説明責任を果たすべきだ。

然るに、

議員からの質問にノーコメントとのことだ

(拙稿「TVはお祭りのごとくに騒ぎ立て、まるで西部劇の「縛り首」の再現だったオウム死刑執行に関して、安倍首相は、事前に説明を受けていたのか、という質問主意書に対して答弁が拒否された」参照)。

☆ 記事URL:https://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/2894c8869e64258f0086be9af8293fca

到底、許されるものではない。

しっかり応えろ、官邸の馬鹿者どもめが。



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1 コメント

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Unknown (通りすがり)
2018-08-02 08:12:14
イラクに戦争仕掛けさせイラン内部でテロを行いイラン革命を潰そうとしたアメリカの大犯罪を世界は伝えない、正義のホメイニ革命は今も続き中東全域に拡大する勢いサウジアラビアイスラエルなど消滅する可能性でアメリカか必死にイランに対して嫌がらせ脅しを繰り返してる極悪トランプアメリカ大統領。
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