のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

堪忍

2008年02月07日 15時39分37秒 | Weblog
どちらを選ぶ?

①失敗

②敗北

選びたいのは①。成功につながるものね。しかし、運命の果てに待っているのは、敗

北だ・・・



「失敗学」はある。しかし、「敗北」を検索しても「敗北神社」という退廃的なサイ

トが待っているだけ。敗北は、全然、生産的でない。

敗北に対処する方法を考えているとき、たまたまNHKの「そのとき歴史は動いた」を

見た。長谷川平蔵の「そのとき」を紹介していた。

彼は、人足寄場を設営し無宿人を自立させようとした。しかし、集めた無宿人は、手

に職をつけさせても、逃げ出すものが続出。

どうするか?

彼が思いついたのは教育を通しての精神修養だった。

彼は、心学を、その教育の手立てとした。目論見は見事に功を奏し、人足の自立率が

激増したという。

同番組によると、心学とは「堪忍」が核になった教えのようだった。それで、「堪

忍」を検索。同語が仏教用語だと知った。そして、「なさぬ堪忍、するが堪忍」とい

う時代劇でしか聞かないような言葉の意味を改めて確認した。

収穫だなと思ったのは、沢庵和尚(宗彭)の次の言葉だ。

曰く、堪忍の二字、常に思うべし。百戦百勝は,忍に如かず云々(「東海夜話」)

今の世の中、勝つことばかりが強く求められ過ぎている気がする。

負けていいやん!

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