simatyan2のブログ
(流れのままに)
というサイトの記事を紹介します。
この記事には、
「人を不幸にする日本と言うシステム」
といタイトルがついてます。
記事URL:http://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-11463373855.html
以下、この記事の要点を
まとめます。
テーマは、
マイナンバー法案です。
〔まとめ〕
さて、マイナンバー法案は、
国民一人一人に番号を割りふるもので、
いわゆる「共通番号制度」のことです。
これにより、
税や社会保障の情報を一元的に把握し、
納税や年金の受け取りなどの手続きを簡略化されるとされています。
概略は、
NHKニュース(2013年(平成25年)2月4日)
を見て下さい。
政府・自民党は、
来月にも同法案を国会に提出するようです。
☆ NHKwebニュースURL:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130203/k10015256901000.html
驚くべきは、
若者達の反応です。
問題意識が
まるでなさそうです。
掲示板の書き込みには
次のような
ことが同法案の
賛成理由として掲げられていた
ということです。
(1)一つのIDで、
ヤフオクも通販もメールもできるようなもんでしょ?
反対する理由がよくわからん。
(2)これは真面目にやってる奴は大抵歓迎して喜んで、
悪さしたい奴は徹底的に嫌がる法案だろうな。
(3)データベースで
全国民の戸籍を管理できれば、
ナマポ不正受給とかの犯罪もすぐに分かるのに。
(4)マイナンバーを持っていない=日本人ではない目印になっていいじゃん。
(5)これで便利になればいい。
国保も年金も税金もこの番号でオーケーに。
(6)これで消えた年金問題も解決か。
(7)身分証明書にもなる
(8)日本人なら誰も文句言わんでしょ。
番号と同時に指紋も採って問題ない。
(9)番号覚えられないし、
番号悪用されたら困るからバーコードの入れ墨にしたほうがいい。
(10)課税強化とかいってるのいるけど、
ちゃんと納めてるのが
当たり前なんだから、一般人にはほとんど影響無いでしょ。
――**――
まだまだあるようですけど、
これが
若者たちの本当の気持ちなら、
寂しいですね。
実に9割方、
法案に好意的な意見ばかりで、
懐疑的な意見はほとんどないとのことです。
一言で言って、
管理されることへの
抵抗感が全く感じられないということです。
しかし、3・11以降、
多くの国民は気がついたはずなんです。
政府は、
国民のために改革するなどありえないことを。
なのに、この従順ぶり!!
これは我が国の国民性なのでしょうか?
「人間を幸福にしない日本というシステム」(カレルバン・ウォルフレン著)
という書物によると、
日本人は、
最終的に立場に甘んじて納得してしまうそうです。
怖いのは、
こっからです。
一旦、仕方ないこととして納得するや、
今後一切疑問すら持たなくなる、というのです。
それで、
行きつくところは、
無力感の中での眠りです。
そうなって喜ぶのは、官僚で、それにより
官僚独裁システムに気付かせないようにすると言われています。
確かに
地震や津波、原発事故、いじめや体罰問題を見ればわかります。
直後には大騒ぎして議論は白熱しますが、
暫くすると何故か焦点がぼやけ、
当初とかけ離れた結論になってしまう場合が多いのです。
例えば原発問題では、
本来なら
被曝の危険から命を守るために
住民を避難させなければならないのに、
見せ掛けの除染で誤魔化せば、
住民はひとまず“絆”の中で安心するんです。
驚くべき点は、
管理者側の手は一切出していないということ。
手を出さなくても、
住民どうしで
勝手に争った揚句、
反対派を押し潰すというわけです。
奴隷解放運動のときでも
管理者に密告するのは同じ黒人だったそうです。
黒人が黒人を売るように、
一般市民が同じ市民を売る、
つまり、弱くなった人間は、
自分よりさらに弱い人間に攻撃の矛先を向けるようになります。
ある種、
いじめに共通するでしょう。
だから支配者は、
住民どうし競争させてればいいんです。
考えたら、
弱者と強者を確立させる恐るべき国民掌握術です。
日本原子力文化振興財団がまとめた
「世論対策マニュアル」
というのがあります。
それによると、
「繰り返しによる刷り込みが効果的」として、
(1)無視と(2)繰り返しと(3)刷り込みの効用が
縷々説かれているようです。
冒頭の若者達の反応は、
まさにこのような大衆操作術の成果です。
今後の日本社会のあり方を
このような疑問すら持たず、
自分で考え
道を切り開くより、
管理されることを好む人種が
増加している証です。
最後に、
この記事は、
次のような文章でまとめられています。
――ネット世代と言えども、利権中心に動く官僚と、その官僚の手先となって動く
チーム世耕などの悪質な政治家、電通率いる巨大なメディアの誘導の前には
ひとたまりもないんでしょうか・・・――。
思うに、
「一つのID(背番号)」を与えられるのは、
管理する側の都合です。
確かに、悪さしたい奴が喜ぶ法案です。
すなわち、政府が喜びます。
その視点が
ないのが最大の問題というわけですね。
人には
名前があります。
どうして名前での管理を
放棄しなければならないのでしょうか。
生活保護費の
不正受給をそれで排除?
冗談言っちゃあいけません。
不正・不当な受給は、
公務員が怠慢だった結果です。
したがって、
この場合、
可笑しいじゃないかと責められるべきは、
保護費を供給した側です。
芸能人本人である河本氏と
母親だかが
非難されてましたけど、
筋違いです。
その点が
考慮されていないのが
この事件の病的なところです。
総背番号制にしたところで、
必ず、見落としがあるでしょう。
222222が不正受給者。
一瞬で、
2222222が該当者であるかどうか、
見分けがつくと思いますか。
マイナンバーを持っていない人間は、
日本人ではない!!
マイナンバー=国籍ではないでしょ?
そんな風に制度が
運用されるわけがないです。
日本に住む権利がある限りは、
行政は、
適当に番号を振ります。
番号制が
もともと伝統的に採用されてきたのは、
刑務所です。
すなわち、監督される境遇にいる人たちの
間に流布されたのです。
数え上げられることに
名誉なぞあろうはずがありません。
観察のため放たれる野鳥を識別するのが
便利だからにすぎません。
「国保も年金も税金もこの番号でオーケーに」
なんて
本気で思います?
依然として国保番号、年金番号は、
残ります。
なぜって、
残せば、
書き直すコストが
不要だからです。
束ねる番号が欲しいということで、
さほど実用性など、
ないです。
番号で人を呼びつけて
プライドを
打ち砕くような使われ方が
されるに違いないです。
また、
強引に一つにすることで、
国保、年金が
同じもののごとく錯覚させられた挙句、
誤魔化されるでしょう。
唯一、誤魔化されないのは
税金です。
恐らく、
消えた年金は、
忘却されます。
身分証明書になる?
ならん、ならん。
顔写真が必要なような場合は、
もっと別のものの提出を
求められるでしょう。
「日本人なら誰も文句言わんでしょ?」
怖いな、この感覚。
日本人は、囚人扱いで
番号で呼ばれ、
逃走しても同一人であるのを
確認するため、指紋採取しておくと。
別に悪いことしてないし、
構わないとな!
嘘つくな。
あきれるわ。
番号覚えられないしって?
だったら、
覚えるなよ。
「番号悪用されたら、
困るからバーコードの入れ墨にした方がいい・・・」
(あんたの頭は、もうバーコードだよって~)
なんちゅう意見をおっしゃるでござる、
坊っちゃん、お嬢ちゃん。
病的ですよ。
「『課税強化』という批判があるけど、
ちゃんと納めてるのが当たり前、一般人にはほとんど影響無いでしょ」
この批判を
より正確に言うと、
「課税される」
国民の義務だけが残り、
国民年金および国民健康保険の
行政事務取扱が
棚上げにされる傾向を問題にしているのです。
税金と言っても、
消費税しか払わないであろう
貧困層の若者が
影響を受けないのは、
もとより当然の結果でしょう。
それをもって、
一般人の問題にすりかえないでもらいたいです。
僕なんかは、
上の掲示板での書き込みを読んで
若い人たちには、
「従順であること」以外、
セールスポイントはないのかと、
結構、
辛辣なことを、
考えてしまいました。
多分、このタイプは、
与えられた番号が
10564なら
殺人犯になるんじゃないでしょうか。
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