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のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

いけばなと白銀比

2011年03月12日 06時32分08秒 | Weblog
「美しい花をいけるための近道は、美的センスを磨くことではなく、

理屈を知ることです」

とおっしゃるのは、未生流笹岡、次期家元の

笹岡隆甫さん

(PHP4月号「いけばなと白銀比」)。

見栄えのする男性です。

花を生けるから、生けメンなんちゃって。

まぁ、それはいいとして、

高い花「天」、

低い花「地」、

中間の花「人」の三要素で構成される

シンプルな型は

直角二等辺三角形の

長辺と短辺の比率により理論付けられると言います。

僕などは、

美しいものだと言えば、

黄金比になってると思っていました。

しかし、そうではないんですね。

確かに黄金比は、美しい。

けれど、美はそれに尽きない、ということですね。

黄金比は、

正五角形の一辺と対角線の比率です。

子供心に

1:1・618という

数値を暗記しようとしたのを覚えています。

これに対して、

直角二等辺三角形の

長辺と短辺の比率とは、

正方形の対角線と一辺のそれです。

白銀比と言うらしいですよ。

コピー用紙の縦横比がこの比率なようです。

1:ルート2


ところで、正方形と聞いて、

はっとしたことが一つ。

それは床の間が

真正面から見て、正方形だと言うこと・・・

正方形の枠内に

この比率で物を配置すれば、

確かに落ち着くかもしれないです。

花同士の間に出来上がる三角形が

床の間の天井近くの鴨居と床柱と対角線によって形成される

三角形と相似形の関係にあるからです。

意外な数学的説明に

一挙に生け花を身近に感じました。

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