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高辻俊宏准教授 / 「(放射能)汚染は、極端に偏った状態で進む」(重要)

2012年10月13日 19時44分01秒 | Weblog
高辻俊宏長崎大学准教授の調査によって、

今回、

米の放射能汚染に関して

判明した

事柄を紹介します

(週刊現代10/1号、

「福島県産の「新米」から放射性セシウム」/リンク参照)。
 
一言で言うと、

高濃度汚染米は、

現在の検査システムを素通りしてしまう

可能性がある、

という事実の発見です。

高辻氏は、

獨協医科大学准教授の木村真三氏の依頼を受け、

米などの農作物や土壌、

水などの放射能汚染を測定してきました。

その過程で、

衝撃的なできことがありました。

昨年、

試験的に採取された米から、

1kgあたり357Bq(ベクレル)という

高い放射性セシウムの数値が測定されました。

厚生労働省が定める規制値の、

およそ3.6倍もの高濃度汚染です。

高辻氏は、

より精密に調べるため、

汚染米から2つのサンプルを作り、

別個に

測定しました。

それで判明したのは、

同じ米のはずが、

一方からは

約18gで6.5Bqの高濃度の汚染が測定されたのに対し、

もう一方からは

1.27Bqしか検出されなかったのです!!

なぜ、こんなにも値が違うのか――。

どう考えても納得できません。

疑問を持った高辻氏は、

さらに、高濃度のサンプル米をまた半分に分け、

それぞれの汚染を測定しました。

この作業を

何度も繰り返し、

最後にはサンプル米3粒が残りました。

測定の結果、

そのうちのひと粒は2.9Bq。

残りの2粒は0.0048Bqなんですよ。

約18gのサンプル米が

もっていた汚染量は、

6.5Bqです。

6.5÷2.9≒2.2

およそ半分の汚染が、

米ひと粒(0.02g)

に集中していることが明らかになったのです。

この0.02gで2.9Bqという濃度は、

1kgあたりだと、

1000÷0.02=50、000

ということで、

2.9Bqを50、000倍すれば答が出ます。

計算しますと

145、000。

すなわち、

約14万Bq/kgになるということです。

このことから、

何が言えるでしょうか。

「放射能汚染が均等に広がるのではなく、

ひと粒、

ないしは田んぼの中の

1本の稲穂など、

極端に偏った状態で進む可能性があること」

が明らかになりました。

このことから、

汚染した米だけを検査で弾くことは、

現実的に不可能ということが

明瞭になりました。

なぜって、

汚染米を見つけるのに、

米ひと粒ずつを

チェックしなければならないからです。

現実的に難しいですし、

個人が5kg、

10kgのお米を買ってきて、

その中のひと粒だけ間引くことも

ほとんど

不可能と考えられます。

となると、

「高濃度の汚染米を食べてしまうという、

ある種“貧乏くじ”を引いてしまう可能性があるわけです」(高辻氏)









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