日刊ゲンダイ：浅川博忠氏 / 「自民２６５議席、民主８５議席」

１１月２２日付け（２１日発行）の

日刊ゲンダイ一面記事、

「『自民敗北』の選挙になればこの国は再生」

にあった浅川博忠氏の選挙予想が

タイトルに掲げた

数値です

（もっとも、一説によれば、

自民の議席獲得数２１０台なんて調査もあるらしいです）。

さて、自民２６５議席というのは、

自民党の敗北の内に

入るでしょうか。

敗北して欲しいという

希望と現実は違うということなのでしょうが、

本当のところ、

誰が自民党のような政党に１票を投じるのでしょうか。

もし、本当に

公正な選挙の下、

この通りの議席数が確保できると考えるなら、

あれこれ、

アベノミクスの失敗を云々する前に

「国民の皆さん、舌噛んで死になさい」

ぐらいのこと言いなさいと

思います。

日刊ゲンダイに抱いている、

このような不信感、憤慨に近い感情って、

僕に特殊なのでしょうか。

落ち着かない気持ちの背景にあるのは、

これから

毎日のように伝えられるであろう

選挙予想の的中率が

非常に高いってことです。

なぜ、そんなに

的確な予想ができるのでしょうか――。

勘繰るようですが、

インチキ選挙屋と裏で繫がっているようにも見えます。

我々は、

客観性を担保するものが何もない状態でありながら、

さながら

そんな予想屋を横目で見つつ

張る手を考える

博打打ちのようです。

あるいは、

無力感に慣れろということでしょうか。

「さあ、さあ、勝ちますよ」

という呼び込みに

誘われて新聞を買います。

しかし、結果として待っているのは、

失望（！）です。

たとえば、

今日の新聞、

内閣支持率にしたって、

「急落」

と同紙にあります。

しかし、その内容たるや

支持率が３９％もあるということですよ

（上掲紙「安倍政権支持率急落３９％不支持４０％」参照）。

「急落」と言われたって、

何の慰めにもならないです。

アベノミクスを

成功と考えている人３０％…？

一体、何の冗談でしょう。

今日正社員でも、

明日は不正規――。

そういう時代だということが

多くの日本人には飲み込めていないのでしょうか。

先の衆院選での自民党支持率は、

２割強ですよ

（新聞の情報によれば）。

しかし、選挙では圧勝しましたよ。

４割ほどの支持率なら

前回以上の得票が期待できます。

本当に、

そのような状況的基盤があるのでしょうか――。

ちなみに、

投開票前日まで、

日刊ゲンダイを購読し続けて、

同紙がどういう選挙結果を予想するか、

ウォッチした上、

報告させて頂きます。