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東京新聞 / 「政府『正しい情報』強調」

2014年06月05日 13時10分51秒 | 生き物

出典:wakisakaH @waksiakaHさんのツイート〔8:33 - 2014年6月4日

政府が

『正しい情報』とする

根拠は、

放医研の被ばく線量の推計だ――

ということが

上の新聞記事での記述で

了解できる。

しかし、安倍某らが固執する

「正しい情報」の、

その正しさの中身は、

放医研の学者が

「道半ば」

として投げ出すような悲惨な

内容だ。

さて、次に示すのは、

上の記事の続きだ。




出典:サイト「瀬戸の風」


出典:上に同じ


どこがどう悲惨か、

新聞の記述に沿ってまとめ直しておこう。

(1)半減期が8日と短い放射性ヨウ素の内部被ばく線量は、被ばく直後に測定しなければ実際の数値は分からない。

(2)サンプル不足。全ての測定値をかき集めても約1080人分しかなかった。

(3)測定器は簡易。事故当時使われたのは誤差の生じやすい簡易式の測定器だった。
誤差は10〜20ミリシーベルトになる見込み。

(4)ホールボディーカウンター測定も、事故から数ヶ月後に始まったため、半減期の短い放射性ヨウ素の検出は難しかった。推計した。

※放医研のチームリーダ、栗原氏は、報告書でこうした事情を公表し、推計の問題点も説明している。それなのに、政府と福島県が利用する際には、なぜか「正しい情報」になる。

ちなみに、政府と福島県の主張する

結論の要点を

新聞に記載あるままに

抜き出すと、

(1)被爆線量はIAEAが安定ヨウ素剤の服用を推奨する50ミリシーベルトに達していない。

(2)100ミリシーベルト以下の被ばくでは発がんリスクの明らかな増加の証明は難しい。

(3)今見つかる甲状腺がんは事故の影響とは考えにくい。

(4)福島県での明確ながんの増加は予想していない。

ということになる。

ここで鬼の首を取ったように

「IAEA推奨」だとか言って、

無批判に判断の枠組みに採用しているIAEAとは

どんな機関か――。

「瀬戸の風」という

サイトによると、

この組織は、

アイゼンハワー大統領が

原発推進のため創設した機関で

核管理をしている。

☆ 記事URL:http://lituum.exblog.jp/22730837/

その役割から分かるように、

“原発推進”が

定款のような団体だ。

核被害防止のための住民側の機関でないことに

注意する必要がある。

なお、

福島県が行なう

「県民健康管理調査」は、

最初、

国による調査が検討されていた。

しかし、秘密会で

福島県が主体になる事が決まった。

こっそり

甲状腺だけを検査し、

尿検査も血液検査もしない。

WBC(ホールボディーカウンター)だけでは、

放射性物質の検出限界が尿検査より50〜60倍高く

「内部被ばく、なし」

という結論が出やすいということがある。

放射能の影響を過小評価するため、

その現象も

利用しているようだ。
   
上掲の新聞記事で

「17日福島県立医大で甲状腺検査の実演を視察する安倍首相」

と題する写真には、

首相を名乗る安倍晋三氏、

福島県立医大副学長山下俊一教授(長崎大学教授)
  
福島県立医大 鈴木真一教授 (検査の責任者を務める)の

3名が写っている。

名前を

しっかり覚えておいてやろう。





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