のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

平田オリザさん / フィンランドで大切にされているコミュニケーション能力

2015年12月20日 21時00分15秒 | 世界の中の日本
珍しくNHKのラジオ番組を聴いていたら

タイトルに掲げた点につき、

説明がありました

(NHK第2「人間を考える ~表現するこころ」)。

これ、答、何だと思います。

まとめる能力です。

僕は

ブログを書いていて、

色々あるツイートをまとめあげて記事を書くことが

結構、あります。

実は、このやり方、

自分の個性を表に出さないので、

非個性的な

人間と思われているだろうな、

少し悲観していた部分がありました。

もっと有体に言えば、

ツイートとリツイートの比較で、

後者が劣位にある

という考え方にめげていたんです。

実際、リツイートばっかり

している人間を小ばかにした物言いをする人っておるでしょ。

しかし、何と言われようと、

自分の意見を言う前に

人の意見に感銘を受けてしまうのです。

そうこうしている内に、

ツイートする機会を逸するのです。

その度に

悔しい思いをしてきた分、

新鮮に聞こえました。

要するに、

なぜ、そのような受け身な態度が高評価を受けるかと言うと、

「いろいろあって大変だから」

という認識があるからなようです。

金子みすずさんのような

「みんな違ってみんないい」

で済ませられるんなら、

そのままで、まとめなくていいわけですけど、

済ませるわけに行かないから、

まとめる必要があるということです。

すなわち、

討議のとき、

ややこしいからという理由で

少数意見を無視するわけにか行かないわけです。

だから全部嵌め込んで

何が論点かを述べなければならないのです。

その点、

日本ではまだ誤解されていて、

まとめる能力より

独創性なんではないかと考える人が多いようだと

嘆いておられました

(おお、そうなんや。僕のようなタイプ、もっと必要なんや)。

ところで、

この番組で触れられていた

別の論点についても

ついでに説明しておきます。

それは、

秋葉原連続通り魔事件のことでした。

平田さんは、

犯人とされた

加藤さんが

「(お母さんに)演じさせられていた」

という>証言をされ

ショックを受けたと仰ってました。

これからは、

犯罪予防の観点からも、

また世界のグローバル化という現実を前にして

「演ずる」

ことにタフになるよう

子どもたちを育てなければならないようです。

日本は、

世界に対して

受け入れてもらう立場にいます。

それを

前提で考えると、

我々は、

どうしても二重バインド(縛り)になります。

それをこなせないとなると、

人格の同一性喪失のような状態になると言います。

分かりやすく言うと、

引きこもりの学生のようになるので、

「演じる」

ことにつき免疫性を持て

という話でした。


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