森友問題は「与党VS野党」ではなくて、 「与党政府VS国民」の問題

毛ば部とる子@kaori_sakaiさんのツイート。

――勘違いしている人がいるけど、森友問題は「与党VS野党」ではなくて、
「与党政府VS国民」の問題だからね。〔19:24 - 2018年3月28日 〕――

これとても鋭い指摘だ。

僕も

迂闊に議論しているのは与党と野党だから、

対立しているのは、

与党と野党なんだなというつもりでいた。


しかし、

そうではないんだな。

政府の国有地の私物化、公文書の改ざんで

迷惑被っているのは

我々、国民だということ、しかと意識しよう。

政治への信頼を台無しにした

当事者の視点がないため、

昭恵に対して、、

「党に迷惑」だと

まるで他人事のごとく難癖をつける者がいる

（朝日新聞記事「「昭恵さん、政権に迷惑かけたのは事実」 自民・竹下氏 」参照）。

☆　記事URL:https://www.asahi.com/articles/ASL3X4QNYL3XUTFK00Q.html

その態度は、

ために離婚するかもしれない、国民よ、申し訳なく思えよ

みたいなことさえ言いかねない身勝手さだ。

（「週刊現代」（2018年3月31日号）記事「ついに別れのときが来た　安倍総理と昭恵夫人　結婚31年目の『決断』」参照）。


あるいは、

高橋洋一とかいう

万引き犯が

「昭恵は、関係ないやろ」

とほざいている。

また、上掲週刊誌には結びの言葉として

「昭恵の証人喚問か、離婚か。安倍の心は張り裂ける寸前だ」と

書いてある。


しかし、離婚したとて、

首相夫人として行動した昭恵に対して無関係という顔はできないはずだ。

それに

「私や妻が関係していたとなれば、間違いなく総理大臣も国会議員もやめる」

と宣言したのは、

妻の昭恵ではなく、自分自身だ。

離婚して責任逃れするのは、

何より日本人であることを誇る価値観を持つ者としては、

恥ずべきことだよ。

高橋洋一は、

昭恵が官僚でないという形式的な一点のみを捉えて、

証人喚問に呼ばなくていいと言う。

なるほど、官僚ではないんだから公文書の改ざんはできなかったろう。

しかし、首相夫人として

どこまで公人として森友学園を応援したか、

すなわち、仲立ちをしたか、きちんと説明すべきだ。

そもそも、

森友学園の問題は、

政府に対し、国民は、政治を白紙委任する気はない

ということを明らかにした点で、

とても大きな意義があった。

冒頭、紹介した毛ば部とる子@kaori_sakaiさんが

こんなツイート。

――とにかく近頃この「黒塗り」文書が多すぎる。これの行き着く先が改竄だった。何をやってるかわからない政府に権力を付託している怖さに、もっと多くの国民が気づくべき。〔18:45 - 2018年3月28日 〕――


あべともこ（衆議院議員・神奈川１２区）さんなどの、

「安倍首相夫人付きの谷査恵子さんの任命文書を出すよう求めたら、真っ黒塗りでした。なぜこんなに真っ黒なのか。菅義偉官房長官に問いました。」（同氏のツイート〔9:40 - 2018年3月28日 〕参照）

という活動を通して

国民が主権を取り戻す戦いになればいいと思う。

ちなみに、

下図があべさんが言及した

安倍首相夫人付きの谷査恵子さんの任命文書だ。

何ゆえ黒塗りになっているのか

見当がつかない。




＜追記＞

文書改ざん問題を問われ、

小泉進次郎が後世へ残す意志が

「あまりにも欠けている」

と言ったそうだ

（朝日新聞記事「後世へ残す意志「あまりにも欠けている」　小泉進次郎氏」参照）。

☆　記事URL:https://www.asahi.com/articles/ASL3X6SVPL3XUTFK01K.html

これにつき、

真っ黒なのり弁で触れた

毛ば部とる子@kaori_sakaiさんが

――後世どころじゃないよ、数カ月後に情報開示請求をされるのすら困るから黒塗りにするのだろう。国民に言えないような仕事をしている証拠だよ。〔3:37 - 2018年3月29日 〕――

とコメント。

何のために情報を秘そうとしているのか

分からない現状を見ると、

政府は国民を敵にしか見てないように思える。

2018年3月29日早朝　記