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「韓国行ったら辛子テロ」 ~ マスコミが持て囃す松本人志、炎上商法で自分を見失うの巻

2016年10月11日 13時11分53秒 | 安倍某とそのお友達
〔資料〕

「“わさびテロ”に差別意図がなくても、松本人志「だったら韓国は辛子テロ」発言は差別だ! ネトウヨにこびる発言が急増中」

   リテラ(2016.10.11)

☆ 記事URL:http://lite-ra.com/2016/10/post-2615.html

 ベッキーが出演して話題となった10月9日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ)。だが、スポーツ紙など芸能マスコミがベッキーに注目するなかで、実は松本人志がなんともトホホな発言を行っていたのをご存知だろうか。
 それは、大阪の寿司店が、外国人客に対してわさびを増量していた問題について謝罪を行った、というニュースへのコメントだ。
 まず、最初にコメントを求められたベッキーは、「イギリス人の父に『わさび増量してくれって言うの?』と聞いたら『する』と(答えた)」と話すと、松本も昨日に寿司店に入った際この問題に話題が及んだといい、「その寿司屋の大将も言ってた。本当に外国人てわさびをもっと入れてくれ、もっと入れてくれって言うんですって」と発言。スタジオの意見は“外国人にとってわさびの大盛りはエンタテインメントになっているのではないか”という方向に向かっていった。
 外国人全員がわさび好きと決めつけるようなトーンもなんだかな〜という感じだが、そうしたなかで、松本は眉間にシワを寄せこんなことを言い出したのだ。
「ただ、わさびテロってネーミングは納得いかないね。そんなこと言い出したら、韓国行ったら辛子テロですよね、あんなもん!」
 すると、司会の東野幸治は「そうそうそう」と受け、「キムチテロであったりとか」と相槌。松本のこの発言にスタジオは爆笑に包まれた。
 いったいこの人たちは何をいっているのだろう。松本や東野は韓国で、日本人だからと言って、意図的に大量の唐辛子を塗りたくられた料理を出されたことでもあるのか。そうじゃないだろう。松本は、韓国料理は辛い、ただそれだけを理由にして「辛子テロ」「キムチテロ」だのと言っているのだ。

 いちいち確認するまでもない話だが、今回、問題になっているのは、外国人だけに寿司の常識では考えられない大量のわさびを入れて供していたことであって、そこに「テロ」と揶揄される理由があった。一方、韓国料理にキムチをはじめとして唐辛子を用いたものが多いのは、たんに韓国の伝統的な食文化だからである。
 しかし松本は、この両者の決定的な差をすっ飛ばし、韓国料理を全部ひっくるめて「辛子テロ」「キムチテロ」と攻撃している。これは完全に問題のすり替えだ。
 今回の騒動は、韓国から日本に訪れた観光客より、その寿司店ではわさびが多かったという意見が集まっていたことから発覚したもので、なかには韓国人に対する差別的な言葉を同店で聞いたという声もあった。もちろん、これにかんしては問題の店舗が否定しており、差別的意図がなかった可能性もある。
 しかし、松本と東野の「辛子テロ」「キムチテロ」という発言のほうは、他国の食文化をバカにするもので、立派な差別発言だ。
 実際、松本には、そういう意図があったはずだ。「おまえらがわさび多く盛られたくらいで“差別”だのなんだのぬかすなら、おまえらも“辛子テロ”じゃ」というのがおそらく彼の本音であり、明らかに確信犯で韓国を狙い撃ちし、ヘイトスピーチを放ったのだ。
 だが、案の定と言うべきか、ネット右翼系のまとめサイトなどでは松本の発言を「全くその通り」と賞賛するコメントが書き込まれ、「寿司にワサビが入ってるのは当たり前だ。嫌なら食わなきゃ良いんだよ」「わさびって安価なもんじゃねーんだぞ 増量するってのは心からのサービス精神なんだぞ」などという投稿が行われている。
 まったく連中の文脈無視には毎度のことながらうんざりさせられるが、しかし、ネット上でこういう喝采を浴びるのも、松本は計算済みだったのかもしれない。

 松本といえば近年、急激な右旋回が目立っている。とくにこの『ワイドナショー』ではそれが顕著で、たとえば5月1日の放送で安倍首相が出演した際、松本は「安倍首相に質問は?」とふられると、こんなふうに語り出した。
「僕やっぱりあのー、おじいちゃん子だったんですね。で、小学生ぐらいのときにまあ僕のおじいちゃんは亡くなったんですけど、でもおじいちゃんのことが大好きで、やっぱりおじいちゃんたちが守ってきたなんかこの日本ていうのが僕はやっぱり大好きなんですよ」
「だからなんか僕はこう……なんつーんですかね、どこの国にも指図されたくないし、もうどこの国にも謝ってほしくないなって思うんですよ」
 どこぞのネトウヨと見紛うような“日本はいい国”→“だから謝る必要ない”のコンビネーション。実際、この松本の発言に対してネトウヨたちは大いに湧いたが、こういう体験が、松本をさらに調子づかせているのだろう。いよいよ最近は、根っこのところにあった排外主義まで丸出しにするようになった。その典型が今回の「辛子テロ」発言というわけだ。
 だが、問題はその松本が最近、完全にオピニオンリーダー扱いされ、毎週毎週、その発言が大きく取り上げられていることだ。ネトウヨにこびる芸人の主張がまるで正論のようにもちあげられ、世論の右傾化にさらに拍車をかけていく。ある意味、“安倍様のNHK”などよりもこっちのほうが危険かもしれない。
(エンジョウトオル)

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