ビデオタイム35:49~から
新潟県柏崎刈羽原発の再稼働申請が
話題にされます。
サイト「みんな楽しくHappy♡がいい♪」において
文字起こしされているので、
分かり難い個所は、
そちらをご覧になればよいと思います。
☆ 記事URL:http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3362.html
ポイントだけまとめ直します。
〔条件的安全審査の承認の真相〕
泉田知事は、
――福島の検証と総括をしなければ対策が取れないですよね。
だから福島の検証と総括を先にして下さい、そうでなければ再稼働の議論はできません、ということをずっと言っています――
と証言されています。
また、論点は、
機器だけの問題じゃないんだ、と言われます。
仰りたいのは、
――意志決定がどうだったのか?――
という点です。
知事は、この点、具体的には
――3月11日、まさに当日の5時の段階で、亡くなられた吉田所長は消防注水の検討指示を出しているんですよね。メルトダウンは、これは東電の中では進展予測をしていて、3月11日の5時から「あと数時間でメルトダウンが始まる」ってわかっていたにもかかわらず、ベントが出来なかった。そしてその情報は5月15日まで明らかにしなかった。
ベント出来なかったのは、多分「避難が確認できないので放射性物質を被ばくさせたくない」という社会的要因で出来なかった可能性もあるわけで――と、
お話されます。
この後、知事に対する
政治的圧力の有無に話題が移ります。
〔政治的圧力の有無〕
知事は、
このようにおっしゃっています。
――直接的な働きかけは無いです、これ正直なところ。ただ感じるのはですね、普通いろんな政策を知事として発表すると論点が取り上げられて、それで議論されるんですけれども、何故かこの原発だけはですね、論点は伝わらずに、「泉田が怒った」とかですね、そういう話しか伝わらないというのはものすごくもどかしく感じていますので、こうやってラジオに直接出させていただいたのは大変感謝してます――と。
注意しないと見落とす、というか、忘れさせるために
あえてマスコミが
触れていないことがあります。
それは、住民の健康を守らなければ、
承認は無効――
という約束事項が
東京電力の基本的合意申請の中に書かれてあることです
(42:30~、平野幸夫・毎日新聞編集長の発言「ただ」で始まるところ)。
この条件の下では
ベント運用は、
不可能です。
その事実を前提にして考えると、
泉田知事の、
――BWR沸騰水型の柏崎型の原発は、「ベントが無ければ運用してはいけない」というのは規制委員会が定めた条件なんですよ。それが運用できない中で、そもそも規制委員会がGOサイン出せるのか?ということに対して懐疑的です――
という見通しに頷けます。
それにしても、
原子力マフィアは、
色んな圧力を試みているようです。
水野アナウンサーが
サンデー毎日の10月6日号の次のような記事を
報告されます。
――地検の上層部からの指示で泉田知事を徹底的に洗っています。立件出来れば御の字だが、出来なくても何らかの圧力を感じさせることで原発再稼働に軌道修正させる助けになりたい考えではないか。――
(さらに)
――正直言って、その特捜は難航していますと言っているんですね。泉田氏の身辺は思いのほかクリーンで、現段階でめぼしいネタが上がっている訳ではない。特捜部内に不満の声はありますが、こうしたスタンス自体が政権与党に対して忠誠心として映る可能性を見越しています――とのことです。
これに限らず、
泉田知事に対する個人攻撃がひどいようです。
この点に関して、古賀茂明さんが
――たとえば経産省なんかがですね、泉田さんは元経産省で働いていたので、同僚とか知り合いが沢山いるんですが、そういう人達を利用してですね、新聞記者たちにですね、「泉田っていうのは本当に変なやつで、昔から出来が悪くて、もう出世をあきらめて経産省を辞めたんだ」とかですね、「いろんな問題があったんだ」とかですね、そういう事をどんどん流すんですよ――と述べておられました。
また、かつての同僚だけでなく、
――規制委員会の田中委員長までですね、記者会見でみんなにわかる様にですね、規制委員会に対して泉田さんがいろいろ言っていることについて、聞かれた訳ですけど、「ほかの自治体の首長さん達は割と物分かりがいいですよね」みたいなことを言って、「でも泉田さんって本当に個性的な発言してますね」なんて言うんですよ――ということです。
ここまで来ると、虐めです。
僕は、
モラルハザードという言葉を
思い起こしました。
――最近はですね、飯島勲さんですね、内閣参与の、あの方もですね、いま泉田知事の攻撃をものすごい勢いで始めていたりしてですね、だからちょっと…――
という状態らしいです。
泉田知事は、
最後に、
田中委員長に面会を申し入れている経緯を説明されてました。
――自治体の長、特に立地自治体の長っていうのは、原子力災害が起きた時に住民を避難させるための法律上の行政機関なんです。何かほかの団体ということではなくて、法律を運用させる立場で、さらに2007年の中越沖地震で地震と原子力災害が同時に起きるとどうなるか?という事を経験している首長でもある訳なんですよ。
そういうところとは話を聞かずに、何故か審査対象の東京電力の社長とは「非公開で会います」と。これは、ちょっと中立性という観点からはいかがなものかなと――という趣旨からのようです。
しかし、理解しない人は、とことん理解しないです。
知事によると、
――いろんな記事が出るというのもそうですし、事実に基づかない、もう誹謗中傷に近い様な話というのも出ますし、車でつけられたこともありますし、なんか最近いろんな事が起きます――とのことです。
開示的に条件が明示されているので、
――もしそれでOKを出すんであれば、つまり住民の安全性は考えない機器の性能しか審査していない委員会ですという事になるわけです――。
そこが
原子力マフィアとしては、住民の健康を守れなければ承認は無効という
合意申請に開示された条件が
弁慶の泣きどころになっているっちゅうわけですな。
番組では、
「『お金と安全どちらが大事ですか』という問いを
『4兆円が出ていく』(注)と平気で言った首相に投げかけたいですね」
という言葉で締めくくられていました。
(注)『4兆円が出ていく』…
というセリフは、
ANNのニュース(2013年10月24日1 16:36)
「安倍総理“焼き肉インタビュー”で脱原発『無責任』」に
報告されているようです。
以下、ニュース記事の内容を、
「みんな楽しくHappy♡がいい♪」から
転載します。
――**――**――
安倍総理大臣が、焼き肉をつつきながら異例のインタビューです。
「政治の師匠」と呼ぶ小泉元総理大臣が主張する「原発ゼロ」への複雑な思いを語りました。
安倍総理大臣:
(脱原発は)小泉元総理の政治的な一つの勘もあるんでしょうが、(代替燃料費は)1年間で4兆円近いですね。
海外に国の富が出ていくわけですから、4兆円。
これがずっと続いていくと、大変なことになる。
しかし、今の段階で(原発)ゼロを約束することは無責任だと思う
総理行きつけの焼肉店で行われたBS朝日のインタビュー番組の収録で、
安倍総理は「原発ゼロ」で毎年4兆円近くの燃料費が火力発電のために余計に費やされていると指摘しました。
そのうえで「日本の経済や社会生活に影響のないエネルギーを確保していく大きな責任がある」と強調しました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます