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2016 12 07 党首討論(国家基本政策委員会合同審査会) 首相 vs 蓮舫さん

2016年12月08日 16時23分17秒 | 国会論戦





昨日、ちらっと眼に入った

この画像は、

「おまいう(お前が言うな)」と記されてある。

一体、何を揉めているんだ

と思って、

その画像を添付したツイートにリンクさせてあった

産経新聞の

「首相『そんなに激しくヤジをされると時間の無駄ですよ』 蓮舫氏『私は気にしません』」

(下記〔資料-3〕参照)

書き起こしを読んで見た。

「確かに雇用は広がって有効求人倍率は改善されたかもしれませんが、

それは東京に一極集中で出てきているからじゃないですか」

という指摘に対して、

安倍マリオの

「いわば有効求人倍率がですね、各県で回復したのは東京一極集中が進んだせいではありません。例えばそれだったらですね、沖縄の有効求人倍率、上がるはずないじゃないですか。人口が増えているんですから。」

という答弁を読んで頭が痛くなった。

各県で有効求人倍率が上がったことが「東京一極集中(=地方の人口減少)」なのだとしたら、

喜べない。

これは、大変なことだ

という反論の仕方をしている。

しかし、

有効求人倍率が上がるのは地方の人口減少の結果だとしよう。

そうすると、

有効求人倍率が上がる度、

人口減少を心配しなければならなくなる。

なぜなら、人口減少すれば、

消費者が減る→生産者が減る→役所以外はすべてこれは商売ができなくなるわけだから、と。

この論理の展開で

どこがでたらめかと言うと、

安倍政権下、

有効求人倍率が上がったのは、

「東京一極集中」という

社会現象が背景にあったという特殊な事情に

基づく

人口減少である点を無視している点だ。

すなわち、

蓮舫さんが指摘したのは、

東京一極集中の結果、

若者が

東京に移動する、

地元に残った企業との関係では、

若者たちの

働く場が多くできる――

という事実関係だ。

老若男女、

全ての人が地方を後にするような

人口減少は、

土俵に登っていない。

それにツイートに付された画像に書かれた

「お前が言うな」

という非難はとんでもない難癖だ。

下の資料で確認取れる通り、

彼女は、

「強行採決をしたことがない」

という安倍マリオのいい加減な言い草について

「息をするように嘘をつく」

と評したわけだ。

これに蓮舫さんの国籍問題を被らせて

「お前も説明が二転、三転して似たようなことをしている」

と言いたいのだろう。

しかし、蓮舫さんの正確を期そうとする

誠実さの表れだ。

「強行採決をしたことがない」と断言しながら、

国会の審議の度に

強行採決するのとでは持っている意味が異なる。

安倍マリオの場合は、

「もう二度としません」と言いながら

浮気ばっかりしている

DV夫と

何も変わらない。


<追記>

knamekata‏@knamekata さんのツイート。

――8日付「朝日」社説。党首討論の安倍首相の答弁を批判。〝質問にまともに答えず、ずれた発言を長々とやる。議論の深まりようがない。これでは「言論の府」が泣く〟 実際、蓮舫代表、志位委員長の質問への首相の対応は、はぐらかしとごまかしに尽きた。これが日本の首相か、恥ずかしい限り。〔9:51 - 2016年12月8日 〕—―



日刊ゲンダイも

16:14 - 2016年12月10日付〈9日発行〉、

一面記事で党首討論に触れている。

比較すると面白い。


転載元:KK‏@Trapelusさんのツイート〔16:14 - 2016年12月9日



2016年12月10日未明 記



〔資料〕

「首相『IR法案の提案者には蓮舫氏の側近も参加』 蓮舫氏『議連最高顧問は安倍総理だった』」

   産経新聞(2016.12.7 16:58)

☆ 記事URL:http://www.sankei.com/premium/news/161207/prm1612070006-n1.html

 今国会初の党首討論が7日行われ、安倍晋三首相(自民党総裁)と民進党の蓮舫代表が論戦を繰り広げた。

 蓮舫氏「民進党の蓮舫です。安倍総理、どうぞよろしくお願いいたします。まず総理、やめたいのにやめられない、家中の金を持ち出す、闇金で借金を繰り返す、多重債務、一家離散、破産、はては自殺に追い込まれる。これがギャンブル依存症の怖さです。アルコールや薬物依存症と違って、体の中に取り込まないギャンブル依存症、そのメカニズムは未解明です。治療法はまだ確立されていません。やめたいのにやめられない、疑いのあるギャンブル依存症の患者はわが国では536万人いると厚生労働省が推計しています。なぜカジノ解禁なんでしょうか。カジノは、賭博です。刑法で懲役刑で禁止されています。勤労を怠る、副次的犯罪を誘発する、だから禁止をしている。なのになぜ、わずか5時間33分の審議で、強行採決に踏み切ったのでしょうか。国会の声を聞かないで、野党を切り捨て、連立与党の公明党を捨て置いて、それでも暴走する理由をまず教えてください」

 安倍首相「議員立法として提出されているIR法案のことだと思いますが、まさに、このIR法案は、統合リゾート施設(の整備推進法案)でございまして、これは私も、シンガポールの施設を視察させていただきましたが、いわゆるカジノだけではなくて、ホテル、あるいは劇場、ショッピングモールや水族館、また、テーマパークも構成する要員でございました。カジノといわれる施設の床面積は3%のみでありました。さまざまな対策が講じられているというふうに承知しております。これは議員立法でございますから、もっぱら国会において、お決めになることでございますが、このIR法案につきましては、まさに今現在、安倍政権になりまして、外国人観光客が倍となりました。800万人から2千万人を超える状況となり、2020年には4千万人を目指している中において、ただ、ビジネスや会議だけではなくて、家族で、そうした施設を楽しむことができる、というものが、これがいわゆるIRでございます。そして、このIR法案におきましては、他の議員立法と同じように、超党派の議連がつくられまして、他の法案もそうでございますが、超党派の議連をつくって、そこで議論を重ねていく、その中において、賛同する議員や、あるいは党派を増やしていくことがなされたのちに提出されるものなんだろうなあと思います。ま、提案者には御党のまさに、蓮舫議員の側近である柿沢未途役員室長、役員室長も提案者として、参加をいただいております。え~、これは、個人とはいえ、まさに役員室長でございますから、役員室の中もそんなに意見が食い違うのかなと、役員室の中でもバラバラなのかなという風に思ったくらいでございますが、その中で提出…。静かにしていただけないとなかなか私も、よろしい、よろしいでしょうか…。やっと静かになったようなのでお答えをさせていただきたいと思いますが、これは、私は蓮舫代表とはいわば党首討論では初めて議論を行うわけでございます。ま、予算委員会等で質問される側と、そして真摯に答える側と追求する側という立場ではなくて、いわば対等の立場でございますから、時には反論することもありますし、批判することもありますが、ま、私は性格的にそういうことはめったにしませんからご安心をいただきたいと思うが、ただし、今、蓮舫議員が上げられた懸念があるのも事実でございまして、わが党においても、与党においても指摘されているところでございます。いずれにいたしましても、今回は基本法でありますが、その基本法ののちにですね、より具体的な法案が出てくる中において、そうした懸念にも具体的な答えを出していくべきだということの上においてですね、わが党においても党議決定が出されたものと承知しております」

 蓮舫氏「あの、超党派の議連をつくって、同じ志を持って、議員立法を提出するところまでは全く異論がありません。問題はその後なんです。国会は長い歴史の中で、議員立法の審議は全ての政党が同意をする。その上で審議に入って、そして採決する。それを無視したのは、まさに今回、自民党じゃないですか。わずか5時間33分の審議、その審議に入るときには、われわれの理事に対して、『明日審議に入るからよろしく』。こちらの返事も待たずに見切り発車をして、委員長が職権で(委員会を)立てて、採決したじゃないですか。柿沢さんのことを、この欠席裁判で言わないでくださいよ。彼は、この拙速なやり方に対しては問題がある。だから提案者をやめさせてもらいたい、でも提案者をやめさせてくれないのは、自民党のほかの提案者の議員じゃないですか。改めてそこは、よくかみ砕いていただきたいと思います。総理、議員立法と言いました。でも、2011年にこのカジノ、IR議連ができたときに、最高顧問に就任されたのは、まさに安倍総理そのものです。2014年にシンガポールのカジノを視察したときには、最高顧問であり、総理でした。総理としてカジノを視察して、成長戦略の目玉になると発言して、そしてその直後のインタビューの独占取材では、安倍総理は、成長戦略の大きな目玉になると認識、議員立法だけれども、臨時国会で成立させたいと踏み込んでいるじゃないですか。まさに総理肝いりの法案だから、うかがっているんです。さまざまな問題があるとおっしゃいました。だったら、違法性の阻却を一言も説明しないで、ギャンブル依存症にどう対応するかも説明しないで、暴力団のマネーロンダリングの問題もどうやって排除するか説明しないで、中には自民党の議員が、般若心経を質問に使って、なぜ強行採決なんですか。もうちょっと分かるように教えてください」

 安倍首相「今、蓮舫委員はですね、審議の仕方、中身とは別に審議の仕方に問題があるから、例えば、中身に問題があるからではなくて、いわば審議の両方に問題がある。しかし、では先ほど私、柿沢未途委員の、議員のですね、今ここにおられますが、柿沢未途議員も提案者だったと。いわば中身、中身を、当然中身を理解した上で、当然提案者なんですから。提案者になっておられるんだろうなと。中身を理解していなくて提案者になるんですか。それはおかしいですよね、みなさん。つまりそこでですね、柿沢未途委員としては、では提案者、中身は賛成であるから、中身は賛成であるから、提案者になっているけども、やり方がおかしいから、では辞めさせてくれ。私は、それは寡聞にして、存じ上げないわけですが、辞めさせてくれとおっしゃっているのであれば、それはやり方でございまして、これはまさに、これはまさに委員会において、判断が、特に議員立法でありますから、なされるものであります。議員立法は全てですね、これは全会派が一致しているということでは、もちろん今までの歴史の中で、そうではない。必ずしもそうではないわけでして、これはさまざまな議員立法があったのは事実でございます。確かに、ただそうは申し上げましても、なるべく多くの会派、全会一致になるのがふさわしいのは当然のことであろうと思いますし、わが党の理事の方々も大変汗を流された、このように私も承知しています。その中におきまして、残念ながら御党は、退席をされたんでしたっけ、退席をされた。退席をされるということは、大変残念ではあるわけでございますが、まさに今、蓮舫委員が言われたような中身について、建設的な議論を期待したいと思います」


 蓮舫氏「中身についてうかがいます。先ほど総理、おっしゃいました。カジノIR施設は、その中でカジノはわずか3%の面積だと。それ以外は商業施設、国際会議場、ホテル等で、確かにそこにおいては、設備投資、雇用を生み出す経済効果は一時あるかもしれません。けれども、総施設の売り上げのその7割、8割、9割は、わずか3%のカジノが生み出しています。カジノだけが盛り上がって、儲かって、それ以外の施設は衰退しているという事例が、世界でも報告されています。カジノは、なぜ問題なのか。それは負けた人の掛け金が収益だからです。依存症に陥って、借金までして、それでも勝てなくて、負けた金が、それが収益であり、利益になる。つまり、サービス業やものづくり産業のような、新たな付加価値は全く生み出しません。これのどこが成長産業なんでしょうか。私は国家の品格に欠くと思う。成長産業であるという理由を端的に教えていただけませんか」

 安倍首相「まさにですね、この法案の中身については、中身については、これ欠席はされずに、まさに委員会においてご議論をいただきたい、こう思うわけであります。議員立法でありますから、私はこれ、閣法ではございませんから、これについて説明をするですね、私は責任を負っていないわけでございますので、提案者にですね、対して、すいません、ちょっとね、(柳田稔委員長「総理、ちょっと待ってください。静粛にお願いします」) 民進党のみなさん、静かにやりましょうよ。委員長、お願いしますよ。こんなにね、ワーワーワーワー騒がれますと、私もしゃべりにくいんですよ。よろしいですね。みなさん、落ち着かれましたか。よろしいですか。よろしいですね。はい。そこでですね、やはりこれはまさに委員会において、建設的な議論をですね、これ専門家である提案者にしっかりと質問していただきたい。こう思う次第でございます」

〔資料ー2〕

「総理のその答えない力、逃げる力、ごまかす力、まさに神っています」

   産経新聞(2016.12.7 17:09)

☆ 記事URL:http://www.sankei.com/premium/news/161207/prm1612070007-n1.html

 蓮舫代表「総理自らが成長産業の大きな目玉になるとおっしゃっているんです。なぜ成長産業につながるのか教えて下さい」

 安倍首相「これは先ほど申し上げました、いわば統合リゾート施設であり、床面積の3%は確かにカジノですが、それ以外は劇場であったりテーマパークであったりショッピングモールであったり、あるいはレストランであるわけです。それは当然、そこに対しての投資があるわけで、投資があり、それは雇用にもつながっていくのは事実であります。だからこそ統合リゾートと言われているわけです。町中にカジノができるものでは全くないわけでございまして、限定的な場所で今言ったような形で作られることについてはご理解をいただきたいと思う次第です」

 蓮舫代表「ただのリゾート施設だったら法律は要らないんです。カジノが入っているから、こうやって法律を出しているんじゃないですか。だからカジノがどうしたら成長産業に資するのかと何度も伺っても、総理のその答えない力、逃げる力、ごまかす力、まさに神っています。ちゃんと真っ正面から答えて下さいよ。私はカジノ、こんなに拙速な審議で解禁することには反対です。公明党の山口(那津男)代表は夏、キューバのカジノ施設をご覧になられた後に言っています。『観光振興の切り札とはならない。むしろ副作用が現実的に見えてきた』と率直な感想を言っておられますよ。衆院本会議でも11人の公明党議員が自分の良心に従って、反対の決を出しています。『亡国の法案』と言った方もおられる。国対委員長、幹事長も反対しているじゃないですか。なぜ連立与党も捨て置いてこんなに急ぐのか、私にはやっぱりわかりません。昨日、新しいことが明らかになりました。今年度の税収が1・9兆、約2兆、下ぶれる。つまり支出は決まっているけど入ってくるお金が2兆足りなくなった。じゃあどうするか。足りなくなったら借金です。赤字国債を発行することになるんでしょう。総理、4年待ちました。異次元の金融緩和、大胆な財政出動。いつ景気がよくなるのか。そしたら4年目にして今度は歳入が2兆円も欠損した。改めて立ち止まるときではないでしょうか。

 考えたら、TPPは数兆円の経済効果を生み出し、そして雇用を生み出すといったものが、大統領選の結果がこういうふうになって、そして発効の見通しが難しくなりました。ニュージーランドのキー首相も辞意を表明し、旗を振る人がどんどん減っている。自民党の来年の予算への要望大綱、TPPという文字が削られたという報道もありました。改めて、そのときに残っている成長分野は何か。カジノですか。このカジノでギャンブルで賭博で、この国をどこに連れていこうとしているのか。改めて私は反対です。納得できる、強行採決をする理由を教えてください。今日、参院の本会議で審議入りしたのに、明日採決をしたいと、参院の自民党から言われてきています。これは当たり前の国会運営なんでしょうか」

 安倍首相「いま、私たちの政策が失敗した結果、税収の見通しが違ってしまったというご指摘ですが、これは誤りであります。まったくの誤りです。まず政治の役割は皆さん、何でしょうか。雇用を作って、働きたい人が働くことができるようにすることであります。我々が政権を取る前は10万人の雇用が失われていた。我々は100万人の雇用を作り、そして税収は21兆円、皆さんの時代よりも増えました。皆さんの時代よりも21兆円増えましたが…。皆さん、私のいま言っていることは聞きたくないかもしれませんが、事実でありますから、少し静かに、たまには耳を傾けていただきたいと思います。

 そこで、いわばまさに、有効求人倍率も47のすべての都道府県で1倍を超えました。1人の求職者に対し、1人分以上の仕事がある。『まだ言っている』というヤジが飛びましたが、あなたたちはたった8つの県でしかそれを実現できなかった。その反省から始まらない限り、皆さんに対する支持は戻りませんよ。そしてここが大切なことであります。企業は過去最高の収益を上げている。ではなぜ、税収がそうした結果になったかといえば、まさに円高であります。いわば120円だと思われたところが、100円になってしまった。でも今、110数円。私がいちいち為替について言及することは差し控えさせていただきたいと思いますが、そこに大きな点があったわけでございまして、そしてそれはですね、昨年と比べて予想よりも伸びなかったということですから、これは私たちの政権がスタートした時から比べればはるかに良くなっているのは事実じゃありませんか。この事実を認めなければ、正確なマクロ経済の分析はできないということは申し上げておきたいと思うわけであります。まさに現役世代の皆さんの生活保護も9万世帯も減っているわけですから、こういう現実もしっかり見ていただきたい。つまり私たちの政策が間違っているからこのIR法案をやるということではまったくないわけでして、つまり2千万人時代を迎えて、4千万人、海外からの旅行者をが迎えようとしている。旅行者については3兆円国内で消費しているわけです。かつては旅行者が増えたってそれほど経済に大きな効果がないと批判すらあったわけですが、それは違うということは我々既に証明しています。旅行者を増やしていくことについてもかつては批判があったじゃないですか。国内の消費がそんなに増えないという批判もあったわけです。そこで今回は、このIR法案については、今申し上げましたように、統合リゾートとしてさまざまな投資が起こり、まさに雇用を作っていくことにつながっていくということを先ほど申し上げたところです」

〔資料-3〕

「首相『そんなに激しくヤジをされると時間の無駄ですよ』 蓮舫氏『私は気にしません』」

   産経新聞(2016.12.7 17:18)

☆ 記事URL:http://www.sankei.com/premium/news/161207/prm1612070008-n1.html

 蓮舫氏「総理よく分かりました。総理は良いときは自分の功績、悪い時は人のせいだということで。4年前に敏感になるのは分かりますが、そろそろ今に、今に、敏感になって下さい。総理は4年前に敏感で今に鈍感すぎます。確かに雇用は広がって有効求人倍率は改善されたかもしれませんが、それは東京に一極集中で出てきているからじゃないですか。地方に仕事がないんじゃないですか。じゃあ改めて、改めてお伺いします。働き方についてお伺い致しましょう。雇用が広がったと言いますけれども、今広がっている雇用は非正規雇用です。低収入者も広がっています。不安定雇用が広がっています。だからそこを、どういう風に改善していくかという対案を、私たちはいつも出し続けています。総理にお伺いを致しますが、オオヤさん黙って頂けませんか。総理にお伺いします。高橋まつりさんという24歳の女性の名前を総理は覚えていますか」

 安倍首相「まずいろいろご指摘されましたから、これは討論ですからそれに対しても反論はさせて頂きます。いわば有効求人倍率がですね、各県で回復したのは東京一極集中が進んだせいではありません。例えばそれだったらですね、沖縄の有効求人倍率、上がるはずないじゃないですか。人口が増えているんですから。人口が減少すればですね、消費者が減るということです。生産者が減るということです。いわば、役所以外はすべてこれは商売ができなくなるということにつながっていくんです。人口が減少すれば、有効求人倍率が良くなる、これ間違ってます。この考え方でですね、経済政策を進めて行けば、これ間違えますよ。各県で有効求人倍率が1倍になったことを喜ばないということにつながっていくわけでありますから、驚くべき私は議論だな、こう思った訳であります。。で、そこでですね、そこで、高橋、高橋まつりさんについて。電通の方でありました。過酷な長時間労働によって、自らの命を絶った。大変悲惨な出来事であり、私も強い憤りを感じました。このようなことを二度と繰り返してはならない、こんな思いで、働き方改革を1日も早く進めていかなければいけないという決意を新たにした所でございます」

 蓮舫氏「中学から母子家庭で、お母さんを楽にさせたい、勉強して東大に行きました。大学を出て、大手広告代理店電通に入社をした。日本のトップの企業に入って、社会に貢献したい。未来ある若者でした。去年のクリスマスに自殺をしました。直前にお母さんにメール。心配になったお母さんが電話をして、死んじゃだめと説得をした。その直後の出来事でした。今年の秋、過労死認定されました。過労死認定の長時間基準は、最低基準は80時間超です。高橋さんは140時間を超えていました。1週間で10時間しか寝てない。死にたいとSNSで発信されていた。愛するものを失う強さ(※ママ)、つらさに、私たち政治家は、向き合うべきだと思います。働き方改革大賛成です。じゃあなぜ法案がいつまでたっても出てこないのですか。私たちは長時間労働規制法案をもうこの国会に出しています。衆議院の厚労委員会で何度も審議をしてくれと委員長にも自民党の筆頭理事にも何度も言っていますが、全部拒否をされています。なぜ向き合って頂けないのか。我々は反対ばかりじゃない。長時間労働是正、インターバル規制入れましょう。仕事が終わってから次の日始まるまで、せめて休み時間を取ろう。EUは11時間が義務です。そうすれば睡眠時間とれるじゃないですか。今の法律では、無条件に何時間でも働かせ続けることができるのであれば、総労働時間の上限を作ろうじゃないですか、企業に罰則を入れようじゃないですか。こういうことをやれば、少なくとも過労死などという悲惨な事件が、私たちは止めることができると思っています。働き方改革と言うのであれば、今議論をして、会議で議論をして法律をこれから作ると言うのであれば、いま私たちが出てる法案を、同じ議員立法です。カジノの時と同じように審議入りしてくれませんか。

 安倍首相「まずですね、これ審議入りするかどうかについては、国会がお決めに…。あの、私の一言一言にですね、そんなに激しくヤジをされると、これ討論にならなくて時間の無駄ですよ。(蓮舫氏「私は気にしません」)。いや私が話しにくいんです。よろしいですか。そこでですね、これは国会がお決めになるというのは皆さんのご存知の通りであり、これ常識であろうと思います。その上で皆さんの法案でありますが、私たちもいま、働き方改革について真剣に議論をしています。そこでですね、皆さんの法案について、少し批判になってしまうのですが、例えばですね、時間外労働の上限規制、これが一番大切なところですよね。いったい何時間にするのか。しかし、皆さんの法案では、これは厚生労働省が省令で決める。これ丸投げですか? インターバル時間もそうですよ。インターバル制度も大切です。生活時間、休憩時間、睡眠時間をしっかりと確保する、インターバルの時間もちゃんと取ることは大切です。しかし、どれぐらい取れば良いのかということも、これ省令にですね、丸投げ。しかも先ほどの上限については、上限については罰則があるにもかかわらず、罰則があるにもかかわらず、これ厚生労働省に丸投げ。これある意味では国会をスルーしてしまう訳であります。そして、そして、ここがですね、一番大切な所なんです。ですから私たちは、それについてしっかりといま議論をして、構造的な問題なのかどうかということについてもですね、私たちはしっかりとしたものを出そうとしている訳であります。

 インターバル制度についてもそうです。しかしまだ法案を出す前からですね、インターバル制度について、導入した企業に対しては助成金を出すという仕組みを作った。そしてまたあるいは、それを既に行っている、成功している好事例について、ちゃんとそれを徹底させようということでですね、進めている訳であります。実効性を確保しながら。でももちろんですね、これは法制度の中に入れるべきかどうかも含めてちゃんとですね我々は法改正を躊躇すべきでない、とこう考えておりますし、そしてまた、もう一点大切なことは、同一労働同一賃金をしっかりと、これは実行していくことが大切であります。皆さんもそれに対する法案を出されています。でも私たちが考えていることと一番大きな違いは、何かと言えばですね、ガイドラインを私たちは作っている。ガイドラインを今月中にちゃんとお示しをして、具体的に何が同一労働同一賃金であり、何が違うかということをですね、はっきりとお示しをしていきます。皆さんの同一労働同一賃金については、このガイドラインがないんです。ガイドラインがないというのはですね、ストライクゾーンなしに野球をやれと言っているのと同じなんです。ですから私たちはしっかりとガイドラインを作ればですね、ガイドラインを作れば企業にとっては何が違法になるかということが分かれば、何をやればこれは違法になって裁判になってしまうか、あるいは例えば、裁判になったときにですね、これ今一番大切なところなんですから。言わさせて。よろしいですか、オガワ先生。で、ここで一番大切な所なんですから、これはですね、これはまさに、何をすれば、これは違法になるかどうかという、まあ裁判所が判断をする、まさにガイドラインというか基準にもなっていく訳でありまして、これを作っていくのがなかなか大変な作業なんです。まさにしっかりとこれはやっていきたいと、こう思っています。昨日もですね、非正規で働く女性の皆さんに、お話を、大切な所なんです。聞いて下さいよ。皆さんにわざわざ集まって頂きまして、非正規で働いている。

 柳田委員長「総理、時間のことも考えて」

 安倍首相分かりました」

 柳田委員長「簡潔にお願いします」

 安倍首相「じゃああのスギオさんも少し静かにして下さいね。これ私が…よろしいですか、私がしゃべって。よろしいですか。で、ここはですね、ですからここで出た意見はですね、同一労働同一賃金の中において、しっかりと頑張っているのに昇級もない、あるいは交通費も支払われない。頑張っていこうと思っても、ステップアップしていくための、この実習も受けることができない、という、こういう問題、処遇等についてもですね、しっかりとガイドラインでお示しをしていきたい。こう思う次第でございます。いずれに致しましても、先ほど申し上げましたように、この時間外労働の制限、長時間制限についてはしっかりと、この時間を何時間にするかということが、一番大切ではないかと、こう思っている次第でございます」

〔資料ー4〕

「蓮舫氏『聞いてないことを話さないでください』 首相『私は独裁者ではないんですから』」

   産経新聞(2016.12.7 17:26)

☆ 記事URL:http://www.sankei.com/premium/news/161207/prm1612070009-n1.html

 蓮舫氏「長時間労働をなくしましょう。過労死を防止しましょう。大切な話です。でも、総理、我々の法案が、厚労省に丸投げ?

 政府の出している残業代ゼロ法案、年収要件、対象業種、全部厚労省の省令事項じゃないですか。同じようなことをやっている。それをここで批判するのは生産性がない。だから議論をして、今言った問題点を国会で審議しようじゃないですか。聞いてないことをどんどん話さないでくださいよ。カジノは急いで議員立法で、5時間33分で強行採決。なんで長時間労働の問題点もそこまで整理してるんだったら、国会で議論しましょう。なぜしないんですか」

 安倍首相「これ、私は独裁者ではないんですから、行政府の長であります。まさに、この議員立法においては、この委員会においてですね、見識を持って判断をしていただきたいと思うわけであります。で私は例えばということで、皆さんのこの法案についての問題点を指摘をさせていただきました。私がなすべきことは何か、それは皆さんの問題点を指摘した以上ですね、そうした問題点をしっかりと克服した、構造的な問題は何かということをしっかりと考え、その上において、正しい法案を出させていただきたい。このように思う考えて、できるだけ早期に私たちが閣法として政府としての法案を出させていただきたい。こう考えている次第でございます」

 蓮舫氏「閣法以外は審議をしたくないという姿勢もよくわかりました。やっぱり改めて、なんで同じ議員立法でカジノだけを強行採決するのかが、私にはすとんと落ちてきません。もう1つ、これだけは触れさせてください。同じ議員立法です。この法案は超党派で進めて自民党さんさえ、まとめてくだされば、実現する可能性まで持ってきた、女性の政治分野における参加を促す法案です。政治分野の男女共同参画推進法案、超党派でまとめてきました。私たちはすでに法案を出しています。国政選挙、あるいは県議会議員選挙、男女の候補者をなるべく均等にしましょう。公明党も賛成をしていただいています。残るは自民党です。野田聖子さんが本当に頑張ったけれども、けれども最後の、自民党の法案を国会に出すかどうか決める部門会議で反対意見が相次いだ。活躍できる女性は自力ではい上がるから、立法の必要性がない。女性の社会参画が、社会を豊かにしているとは思えない。女は家にいろということでしょうか。こんな声で反対をされて、自民党の中の議論が、こういう状態になったことで、法案の流れは頓挫しました。この国会で成立する見込みもなくなりました。

 輝く女性と言ったのであれば、党内まとめてくださいよ。総理になって、ジェンダーギャップ指数、女性の社会参画の度合いを測る指数は111位で、過去10年で最低を更新しています。言ってることとやっていることがあまりにも違うじゃないですか。強行採決をしたことがない?よく、息をするように嘘をつく。TPP、年金カット法案、カジノ、全部強行採決じゃないですか。ここは参議院です。良識の府の参議院は、みんな忘れない。去年の9月19日の深夜、憲法違反の疑いのある安保法制を強行採決したじゃないですか。改めて、気持ちいいまでのその忘れる力を何とかしてくださいよ。対案を持ってしっかり審議をしたいというのを、ヤジがうるさいだ、誰がどうだ、個別名を出して、批判をする余裕をあるんであれば、私に向き合っていただきたい。ロシアのプーチン大統領、米国のオバマ大統領にお会いになる。是非、来月、また党首討論第2弾をやっていただきたいとお願いをし、私の発言を終わります」=おわり


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